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国際ビジネスカンファレンス:2024 OLED Korea & 2024 eXtended Reality Korea 同時開催!

ディスプレイ専門調査会社のUBIリサーチが2024年3月27日から29日までソウルYangjaeに位置するThe-K Hotelで国際ビジネスカンファレンスである「OLED Korea」と「eXtended Reality Korea」を同時開催する。 このイベントは、世界中のディスプレイ産業に関連する企業、学界、そして研究機関の従事者が参加し、最上の情報を交換し、グローバルネットワークを形成できる場になると期待されている。

「eXtended Reality Korea」は、 UBIリサーチが初めて開催するXR産業関連ビジネスカンファレンスで、Micro display、XR Hardware/Software、材料、装備などに関する動向と展望を扱う予定である。

このイベントでは、チュートリアル、キーノートの発表、パネルディスカッションなどの包括的なプログラムを通じて、参加者がディスプレイとXR領域を深く探求できるように機会を提供する。

3月27日、チュートリアルはXRの未来、マイクロLEDディスプレイ技術、次世代OLEDディスプレイを実現するための核心技術に対する発表が準備される。

また、3月28日と29日に行われるカンファレンスでは▲サムスンディスプレイ、▲LGディスプレイ、▲現代モービス、▲Fortell Gamesのキーノート発表が予定されてある。

UBIリサーチのイ・チュンフン代表は「OLED and XR Industry Outlook」について、IT用OLEDを含む全体のOLED産業とMR装置に適用されるマイクロOLED産業についての発表を行う。

サムスンディスプレイは、「AR/VR Development Strategy for Future Display」をタイトルに、し、超高解像度ディスプレイの技術的障壁を克服するためのSDCの計画に基づき、 AR/VR市場の拡大戦略としてのSDCのロードマップを紹介する予定である。一方、LGディスプレイは「Life with OLED」というテーマに、日常で活用されるOLEDディスプレイの領域を探り、OLED技術の持続的な進化と利点を論じる。

現代モービスは「Automotive Display/HUD Trend and Future Display」というテーマで、Pillar To PillarディスプレイからRollableディスプレイまで自動車用ディスプレイトレンドと要求事項を提示し、未来の自動車ディスプレイについて予測や発展戦略について発表する。

最後に、Fortell Gamesは「Next-Gen Mixed Reality: New Horizons for Spatial Computing」というテーマで、混合現実技術の最新発展とゲーム産業の未来に対する影響力について分析する内容を扱う予定である。

この他にもAR/VR開発及び技術、自動車用ディスプレイ、OLED産業、バックプレーン技術、MicroLEDディスプレイの発展など、計34人の国内外の連射者とプログラムで運営される。

同時イベントなので、1ヶ所に登録しても両方とも参加でき、2月29日までアーリーバード期間中に特別割引価格で登録が可能である。

詳しい情報はホームページ(https://oledkoreaconference.com/https://extendedrealitykorea.com/)にてご確認ください。

マイクロLEDディスプレイ技術の新しい方向性

Micro LED Display 製造技術や回路技術の新しい方向性  

解説 :占部哲夫( UBI Research )

聞き手:服部 寿( 分析工房 )

分析工房のホームページ: https://www.bunsekik.com/ubi%E3%83%AA…

SID2022 でのトピックス、コンタクトレンズに組み込むディスプレイ

Mojo Lens の現状と目指す世界

解説 :占部哲夫( UBI Research )

聞き手:服部 寿( 分析工房 )

分析工房のホームページ: https://www.bunsekik.com/ubiリサーチ/

[SID2022] PlayNitride Booth

[SID 2022] AUO 14 6” Rollable Micro LED Display Display Week 2022

Resolution (pixel) : QHD (2560 x RGB x 1440)
Pixel Density : 202PPI
Brightness :1,000 cm/m²
Contrast Ratio : 1,000,000 : 1
Color Gamut : 100% NTSC
Pixel Configuration : Color Conversion
Viewing Angle : 179° / 179° / 179° / 179°
LED Size : 30um

 

CES2019、TVの最大の話題は、LG電子OLED TV R

毎年1月初めに開催されるCESは、その年の家電製品動向をすべて把握できる最も重要なイベントである。今年ももれなく世界中TVメーカーが会場に来た観客の視線を集めるために、様々な製品を展示した。

OLED TVが2,000ドル以上のプレミアムTV市場で50%以上のシェアを占めてLCD TV業界はCESに8K LCD TVをたくさん展示してOLED TVの市場拡大に対応した。しかし、観客の視線と感心はすべてOLED TV Rに集まってしまった。

2020年東京オリンピックを起点に始まる8K放送を備えて8K TV市場は、昨年から少しずつ開かれ始めた。LCD TVメーカーは、8Kをキーワードに、市場を先取りするために、様々なサイズの8K LCD TVを展示した。しかし、LCD TVはSharpがすでに着実に展示をしてきたので、新しいTV製品に来場者には認められていない。

もう一つの理由は、LG電子が展示したOLED TV Rがあるからである。スピーカーを内蔵した本体からOLED TVが湧き上がる再び下がる。太陽が昇った日没のなる感じだ。多くの人々がOLED TV Rを見るため、撮影するために集まった。

 < LG電子, OLED TV R >

昨年はmicro LED TVが大きく浮き彫りになって、今年はサムスン電子以外にもTCLとHisenseやソニーがmicro LED TVを展示した。韓国企業と中国企業のmicro LED TV技術格差は1年程度にしかならないと思われる。特別な製造技術が要求されていない組立技術に基づくmicro LED TV市場はLED産業とインフラが世界最高水準である中国がすぐに掌握することが予測される。

しかし、パネルの構造と製造工程が非常に複雑なOLED TVの製造技術は、LGディスプレイが独歩的に保有しているため、韓国と中国の技術格差は5年以上の差で維持される見込みである。このような状況で、LG電子が今回公開したOLED TV Rは再び韓国のOLED技術が世界最高であることを実感するようにしている。

一方、LG電子、電子を除いたTVメーカーのOLED TVの展示は枯れた。これらの企業は、まだ8K OLEDパネルとローラーブルOLEDパネルをLGディスプレイから供給されていていないからだ。Sonyさえ特別さがなく、今までよく知られているOLED TVだけ展示している。

そのため、今回のCESのTV展示は、LG電子だけが目立つようになった。

今回の展示ではOLED TVとの競争が可能な製品は、TCLが発売したmini LEDを使用したLCD TVで判断される。コントラスト比がOLED TVと同様に1,000,000:1で表示されている。ブラックが非常に優れた製品としてOLED TVと同様の感覚の鮮やかな色とコントラストを示した。ただし、黒いデスクトップに表示される明るい画面の周囲には、 ホロ効果が発見された。周りが明るく広がっ見える現象である。価格競争力があれば、OLED TVと十分競争できる製品と判断される。

< TCL、mini LEDを使用した8K QLED TV>

 

OLEDと競い合う次世代ディスプレイは?

先日の14日に開催されたUBI Research主催の「最新ディスプレイ及び車載用ディスプレイ技術動向」セミナーで、次世代ディスプレイとして注目を集めているマイクロLED、QLED、ホログラムなどについて発表が行われた。

 

韓国順天郷大学のムン・デキュ教授は「マイクロLEDディスプレイ技術と市場現況」をテーマに「マイクロLEDは、高解像度を実現するだけでなく、パネルの形とサイズに制限されないため、曲面(Curved)ディスプレイやフレキシブルディスプレイを実現しやすい。また、マイクロLEDをディスプレイに採用することで、小さい基板でも高解像度を表現できるので、VRなどにも採用できる。 公共ディスプレイに採用する場合、複数のディスプレイパネルをつなぎ合わせる従来のタイリング方式から離れることができる」と見込んだ。

 

しかし、数百個のLEDチップを速やかで正確に移送し、調合する問題とLEDチップ間の色と発光効率の差、ディスプレイに採用する場合のアクティブマトリクス(Active matrix)の実現など、技術的な問題がまだ残っていると説明した。

<順天郷大学のムン・デキュ教授>

引き続き、韓国科学技術研究院のファン・ドキョン博士とペ・ワンキ先任研究員、電子部品研究院のオ・ミンソク博士は、量子ドット(Quantum Dot)の製造原理とこれを用いた自発光QLEDの可能性を紹介した。ファン・ドキョン博士は「量子ドットは大きさによって、自由自在に色を変更し、半値幅が狭いという利点を持つ。自発光QLEDは、OLEDより色純度が高いディスプレイを実現することができる」と説明した。

 

ペ・ワンキ先任研究員は「現在、量子ドットの効率は向上し続けているが、寿命はOLEDより短い。企業などの大規模で研究を進めたら、技術発展も加速していく」と述べた。

 

オ・ミンソク博士は「LCDとOLEDの後を次ぐ次世代ディスプレイ技術が必要となる。現在、QLEDが次世代ディスプレイとして大きな注目を集めているが、発光材料の開発にしか集中しないという問題、溶液工程関連材料、技術不足、非カドミウム系の高校率青色発光材料の開発など、様々な争点がある」と述べた。

<電子部品研究院のオ・ミンソク博士>

ついて説明し、ホログラムを実現するためには、これを表現できるディスプレイが必要となると強調した。また「現在、ホログラフィックプリンターや顕微鏡があるが、TVに採用するにはまだ技術力が足りていない。先にホログラム用フィルムを開発した後、画面を実現する機能設計を必ず行わなければならない」と語った。

 

次世代ディスプレイについて発表が続く中、ほとんどの講師が技術的な問題の解決とディスプレイの実現に向けた学校、研究所、企業の協力と参加の重要性を強調した。代表的な次世代ディスプレイとして浮上しているマイクロOLED、QLED、ホログラムに関する研究開発が本格化することで、ディスプレイ業界では、今後の市場をリードするための競い合いが一層激しくなる見込みだ。