LG電子、今年TV売上高のうち、OLED TVの比重15%上回ると予想

LG電子は、1月25日、実績カンファレンスコールで、全体TVの売上高のうち、OLED TVの比重は、2015年に5%未満であったが、2016年には2倍以上増加し、10%を達成したと明らかにした。また、2000ドル以上のプレミアム市場で、LG電子のOLED TV市場占有率が急激に増加し、ハイエンド市場での安定的な成長を見せていることからみると、2017年にはOLED TVの売上高がさらに拡大され、15%以上を占めるだろうと予想した。

また、LG電子は、昨年連結基準売上高55兆3670億ウォン、営業利益1兆3378億ウォンを記録したと明らかにした。売上高は、前年(56兆5090億ウォン)比で2%減少したし、営業利益は、前年(1兆1923億ウォン)比で12.2%増加した。

 

特に、HE(Home Entertainment)事業本部の売上高は、TVハイシーズンに伴う需要の増加及びプレミアムTV販売の拡大によって、前年(17兆3976億ウォン)比で0.2%増加した。また、LG電子は、パネル価格高騰にもかかわらず、プレミアム製品の販売拡大及びコスト競争力の改善戦略を通して、史上最大の営業利益である1兆2374億ウォンを記録した。

 

これによって、LG電子は、従来製品にIoTのようなプレミアム機能を付加し、継続的にプレミアムTVを発売する予定であることを明らかにした。また、韓国と米国販売中心からグローバル化を通じた販売地域の拡散に焦点を当てて事業を拡大していく計画だと述べた。

 

一方、LG電子は、2016年度に投資されたE4 phase2 26K Gen8 OLED量産ラインを今年第2半期から本格的に稼働するだろうと予想される。これによって、OLED TVの価格は下落することが見込まれ、OLED TV市場も大きく成長すると期待される。

LGディスプレイ、プラスチック オーレッドなど、オーレッド中心に施設投資5兆ウォン投入

LGディスプレイが本格的にオーレッドを中心に事業のポートフォリオを変更する。 LGディスプレイは1月24日行われた2016年四四半期の実績カンファレンスコールを通して今年5兆ウォン中終盤ぐらいの設備投資を敢行すると表明し、Gen6 プラスチックオーレッドと大型オーレッドなど、オーレッドに対する様々な投資が執行されることを明らかにした。特に、2017年のオーレッド投資について2016年比で20%が増えた70%へ拡大されることを伝え、本格的にオーレッド市場の拡散に集中する計画を明らかにした。

金相敦 LGディスプレイCFOは“事業の効率性のため、既存の五つの事業部をテレビと IT, モバイルなど、総三つの事業部として統合し事業の構造を改変した“と述べ、”大型オーレッドは画質を超え、デザインと価格中心へ、中小型オーレッドはG5のGen6 POLEDでモバイルとオートモーティブ事業に集中する“ことを明らかにした。また、POLEDのためのGen6 E-5の工場は2017年三四半期から本格的に量産へ突入することになると予想した。新規キャパシティーについて“新規で生産されるオーレッドのサイズは55インチと65インチ、77インチで、2017年の65インチ以上のキャパシティー の比重は2016年度の30%比で10%が増えた

40%以上になろう“と述べた。

金相敦専務は“今年のオーレッドテレビの展望と需率の改善によるオーレッドテレビのキャパシティーについては下半期に総6万枚のキャパシティーを確保したし、これは2016年比二倍で150万から180万台ぐらいの生産を意味する“と述べた。また、”大型オーレッドテレビの需率は80%以上を確保し、これは LCDのゴールデン需率が10年掛かったことに比べるとオーレッドは2年でゴールデン需率を確保したことになる“と強調した。

最近イッシュになっている中国業界たちの大型 LCDパネルラインの増設に対しては、現在第8.5世代のオーレッドとLCDは充分量産が可能だが、 Gen10以上は技術と量産、生産性など、検討すべき課題が多いと述べ、今後60インチ超大型4K, 8Kの市場への対応のための増設の可否は慎重に対応することを明らかにした。またLGディスプレイの中長期的な戦略はオーレッドを拡大することで、オーレッドの新しい市場を形成するのが方針であることを加えた。

LCDテレビとの価格比較については“オーレッドの今年のオーレッド追加増設を通して約

6万枚以上のキャパシティーを追加したが、これは150万台から180万台の物量の拡大の水準だ“と述べ、”全体のテレビ市場の規模から見て極めて小さい規模で、LCDとの価格の比較は意味がない“と言及した。。 LGディスプレイはオーレッドテレビのターゲティングが

LCDとの競争ではなく、ただ、ハイエンドプレミアムテレビの市場であることを強調しながら、2017年を起点として、サイニジ、放送用、メディカルなど、産業用へのオーレッドの市場の拡張を準備していることを明らかにした。

一方、今月の初め、アメリカラスベガスで開かれたCES 2017で公開したことのあるクリスタルサウンドの オーナーシップについては、“ LGディスプレイが供給したクリスタルサウンドパネルに戦略的なパートナーであるセット業界がサウンドコントロールとアルゴリズムを通してサウンドを更に改善したこと”を明らかにし、“オーレッドパネルの 四分面サウンド制御の技術は LGディスプレイ独自の技術だ“と言及した。

LGディスプレイは四半期売上7兆9360億ウォン、営業利益9040億ウォンを達成し、19個半期連続の営業利益の黒字行進を継続していき、当期純利益は8247億ウォンで前四半期比で

335%増加した。製品別の売上比重は、テレビが38%で最も大きい比重を占め、モバイルが31%、ノートパソコンとタブレットが17%、モニターが14%を占めた。パネル価格の上昇と需要の増加などで好調勢を維持し、年間の売上は26兆5041億ウォン、営業利益は1兆3114億ウォンを記録しながら四年連続、営業利益1兆ウォンを突破した。

一方、UB産業リサーチによると、 LGディスプレイの50インチ以上の大面積のオーレッドパネルは2017年に150万台が出荷される見込みだそうだ。

サムスン電子、ディスプレイ事業の営業利益、一兆3、400億ウォン記録

サムスン電子は24日進まれた2016年四四半期の実績カンファレンスコールを通してディスプレイ事業にて「売上高7兆4,200億ウォン、営業 利益1兆3,400億ウォンを記録したことを明らかにした。去る第三四半期に続いて二半期連続1兆ウォンを超える大規模の黒字を記録したことになる。

サムスン電子によると、2016年四四半期のオーレッド事業の場合、顧客の多変化による販売量の増加と原価改善の活動が 続けられ、OLEDパネルの販売量は前四半期比で小幅増加したことを発表した。 LCD事業の場合、需給安定の中、販価の強勢が持続され、 需率/原価の強勢が続けられ、 需率/原価の改善及び UHD/大型などの高付加製品の販売増加で実績が改善されたと伝えた。

テレビパネル販売量の場合、数量と面積基準すべて前四半期比で小幅減少した。

サムスン電子は2017年にOLED事業にてサムスン電子の技術リーダーシップ及び適期CAPAの確保を基に フレキシブルなど、ハイエンド製品の外部供給を拡大し、前年比で成長を押し進めることを明らかにした。 スマートフォンの フォームファクターの革新などによる高付加 フレキシブルの需要が大きく拡大される見込みを表明した。

また, LCD事業は中国業界のCAPAの持続的な増加と業界間の競争が深化しているが、 UHD/大型などの高付加 製品の競争力を更に強化し、 フレームレス、 CURVED などデザインの差異化で製品の販売拡大による安定的な 受益性の維持に力を入れることを伝えた。

サムスン電子は2016年の施設投資に25.5兆ウォンを執行したが ディスプレイ事業に9.8兆ウォンが執行され、2017年の施設投資の規模はまだ確定されていないと伝えた。

サムスン電子は一四半期にOLED事業で主要スマートフォンの顧客社のOLED採用が増えるに伴って、取引先製品の需要に前向きに対応して販売量の増加を推進しており、, P-Mixの効率化による実績向上を推し進めることを明らかにした。 LCD 事業は需要が低迷する時期に入ったことによる需要減少が予想されるがタイトな需給が持続されることが予想され、高付加製品の販売拡大と原価競争力の持続の再考による受益性の確保に主力することを伝えた。

これに対し、サムスン電子は 需率及び原価の改善活動を強化し、UHD/大型/curvedなどの高付加製品の販売を拡大して受益性を確保することを明らかにした。

サムスン電子は2016年四四半期に携帯電話9,000万台、タブレット800万台の販売量を記録しており、一四半期に携帯電話の販売量は前四半期比で増加し、タブレットの販売量は減少する見込みだと伝えた。LCD TVの販売量は1,600万台を記録、1四半期には季節性の影響で40%減少し、年間では一桁数の序盤代の成長が予想されることを明らかにした。

一方、サムスン電子によれば、昨年末の L7-1(LCD)ラインの閉鎖はシャープの供給中断の以前にOLED転換のために決定された事案で、シャープとは関係なく、現在保有中のLCDの生産ラインの追加閉鎖は考えられていないことを 明らかにした。OLED capaと関連しては市場と顧客のニーズにより適期に確保する方針を伝えた。

オーレッドに関するすべてが一箇所に、UB産業リサーチ、'第3回 オレッド コリア コンファランス'開催

UB産業リサーチは来る3月8日(水)から9日(木)までの両日間、ノボテルアンバサダーホテルにて‘Lessons from History and How OLED Can Evolve’を主題に第3回 オーレッド

コリア コンファランスを開催する予定である。

アップルとソニーの本格的なオーレッドパネルの採用により、2017年のオーレッド産業は

一層速く成長することが期待される。これと同時にパネルと装備、材料業界間の競争も更にもっと深化されるものと予想され、このような状況にて成功的なビジネスのためには産業動向とトレンドを理解し、戦略的に対応すべきであり、産学研、パネル、材料、装備業界間の緊密な交流と互いの関心事とアイディアを共有できる場が要求されている。

UB産業リサーチではこのような業界のニーズを反映して、第3回オーレッド コリア コンファランスを通して多様な情報と意見を自由に交換できる機会を用意した。

第3回オーレッド コリア コンファランスでは、活用の範囲と使い方がますます広まっていくオーレッドの過去の歩みを分析し、これに基づいて今後の成功的な発展方向とオーレッド産業を成長させる戦略について議論するために準備された行事で、オーレッド産業へ実質的に役に立つことができる価値のある時間になろうと業界から期待されている。

今回の行事ではUB産業リサーチとサムスンディスプレイ、Cynora(サイノラ), CEREBAを含め、オーレッド関連のセットとパネル業界、材料/装備の業界、大学/研究所など、オーレッドディスプレイに関連した国内外の専門家である13名が ▲Exploring new opportunities with OLED and the preparation, ▲Possible directions and the reasoning for OLED, ▲Lessons from the history and how OLED can be evolved, ▲OLED and its collaboration, investigating the possibilities について発表を進める予定である。

また、コンファランスの期間中、午餐、オーレッド レセプションと朝食の行事を行い、業界間の ネットワーキングの場を用意することによって、お互いの意見の共有を基にオーレッド産業の成長に寄与できる機会を準備した。

詳しい事項はwww.oledkoreaconference.comで確認できる。

オ-レッドテレビ、SUHDテレビの価格を猛追撃

オーレッド・テレビの価格が持続的に下落しながらSUHDテレビの価格を猛追撃している。

アマゾン(www.amazon.com)でエルジ-電子の2016年3月のモデルである65インチの4KUHD

オレッド・テレビ(OLED65B6)の価格が16年12月を規準にUSD3、147ドルで16年7月の価格で

あるUSD4,747ドルに比べ、USD1,600ドルが下落したこととして現われている。

55インチ4K UHDオーレッド・テレビ(OLED55B6)の価格はUSD2,097ドルで16年7月の価格であるUSD2,897ドルに比べ、USD800ドルが下落した。

類似したプレミアム製品群であるサムスン電子のSUHDテレビの価格は65インチ(UN65KS8000)がUSD1,648ドルで、同じサイズのエルジ-電子のUHDオーレッドテレビに比べてUSD1,499ドルの差があることになっている。

特に55インチ(UN55KS8000)はUSD1,131ドルで、同じサイズのエルジー電子のUHDテレビに比べてUSD966ドルの差があり、USD1,000ドル未満へその差が狭まったことがわかる。

2016年の65インチモデルを基準にUHDオーレッドテレビとSUHDテレビの価格の差を比べてみると、2016年7月基準にUSD2,500ドルの価格の差が生じたが、2016年12月の基準では約USD1,500ドルの価格差で55インチだけではなく65インチにおいてもオーレッドテレビの価格がSUHDテレビとの価格差を猛スピードで狭めていることが明らかになった。

<エルジ-電子とサムスン電子の65インチ、55インチテレビの価格の比較、出処:UBIリサーチ>

一方、 LGディスプレイは2016年度に投資された E4 phase2 26K Gen8 OLEDの量産ラインを今年の2四半期から本格的に稼動することと展望され、オーレッドテレビの価格は更にもっと下落できることと予想される。

また、CES2017でオーレッドテレビの陣営へ参与した業界の数が6業界から11業界へ著しく増加し、特にSonyの ような大手製造社と多様なヨーロッパの業界が合流して、オーレッドテレビの市場が活性化している趨勢で、オーレッドテレビの価格の下落はプレミアムテレビの市場にて LCDテレビとの競争において有利な高地を占めることと展望される。

画質は十分、もうユーザーの目の健康のためのAMOLEDが大勢

スマートホン(Smart phone)とPC、TVなど、長時間モニターとスマートホン機器のような電子機器に長時間さらされている現代人は、ブルーライト(blue light)によって疲労と眼球乾燥症が誘発され、ひどい場合、網膜や水晶体に損傷をもたらすことがある。特に、メラトニン(melatonin)という睡眠誘導ホルモンの分泌に影響を与え、睡眠の妨げになることもある。

Samsung Displayは、ブログを通して、有害な波長である415〜455㎚部分の発光を減らし、安全な波長を発光させて色感を維持しながらも、有害なブルーライト(blue light)は遮断できる自発光AMOLEDのメリットを紹介した。このような目の健康に対する優秀性で、2016年にドイツの認証機関であるVDE(Verband Deutscher Elektrotrchniker e.v)が行った光生物学的安定性検査で「Safety for Eyes」の認証を業界で一番最初に取得した。

 

また、DCI-P3基準で74%水準を表現するLCDに比べて100%の優れた色再現率とLCDに比べ半分以上の薄さ、低消費電力など、さまざまなメリットを紹介したし、色弱者のために錐体細胞の機能低下の程度を自らチェックし十分に認識できない色を意図的に強く見えるように補正する「Vision Aid」を披露するなど、画質を含む性能だけでなく、ユーザーの目の健康のための人間にやさしいAMOLEDならではの様々なメリットをブログを通して広報した。

 

一方、Samsung Displayはディープブルー・サブピクセル(deep blue sub-pixel)とライトブルー・サブピクセル(light blue sub-pixel)が適用されたピクセル構造を適用したBioblue パネルをSID2016とIMID2016で披露した。ディープブルー(Deep blue)とライトブルー(light blue)を適用しライトブルーだけで代替されるAMOLEDパネルの色表現力の低下を防止したし、AMOLEDのブルーライト(blue light)の比重をLCDの25.1%対比半分水準の12.8%で、大幅に減少させた。

2017年OLED発光材料の市場規模1兆ウォン突破の見通し

2017年OLED発光材料の市場が1兆ウォンを超える見通しである。

 

ユービー産業リサーチの「OLED emitting material Report-2nd data spread sheet」によると、2016年OLED発光材料の市場は、2015年比で15%増加した約US$650 millionで集計されており、2017年には約US$980 million、ウォンに換算すると1兆ウォンを超える規模になるだろうと展望した。

 

ユービー産業リサーチの関係者は、「OLED発光材料の継続的な価格下落にもかかわらず、2016年サムスンディスプレイとLG Displayの稼働率の増加によって、2016年OLED発光材料の市場が15%上昇したことと分析される。また、2017年には2016年投資が行われたLG DisplayのE4 lineとサムスンディスプレイのA3 lineが本格的に稼動することによって、OLEDの発光材料市場も大幅に成長するだろうと期待される。」と明らかにした。

 

また、「2017年には中国メーカーたちのOLED量産ラインの稼働率が高くなることが予想されOLED発光材料メーカーたちでも注視すべきだろう。」と、「現在、中国企業のOLED発光材料の使用量は少ないが、大規模なGen6 flexible AMOLED パネル量産ラインへの投資が進行中であるため、今後のOLED発光材料の市場では、中国AMOLED パネルメーカーの売り上げが急激に成長することと期待される。したがって、OLED発光材料メーカーたちの成長のためには、中国営業に集中すべきだろう。」と述べた。

 

このように、2017年には、OLED発光材料の市場が大幅に上昇しながら関連企業の競争も激しくなるだろうと予想される。

 

一方、報告書によると、2016年の主要メーカー別実績では、Samsung SDI(Novaled含む)1位を占め、日本のIdemisu Kosanが2位、米国のUDCが3位であった。

<2016年AMOLED発光材料の市場実績と2017年の展望>

[CES2017] TVの帝王-王の帰還

10年前まではTV市場の至尊として君臨したが中価TV市場でサムスン電子とLG電子に負け、低価TV市場では製品を出すこともできずTV辺方で追い出されプレミアムTV市場だけを守っていたSonyがCES2017でOLED TVを持って派手に帰還した。

Sonyは TV 市場で一番強い面貌を持っておりTVがSonyの顔の役目をしていたためいつもCESとIFAでは展示場の入口の真ん中を占めた。しかしTV 事業で数年間の赤字を出してTV事業が縮まり、去年のCES2016とIFA2016ではカメラがTVの代わりをした。展示に参加した多くの観覧客がSonyがTV事業で没落していることを実感しこれからはカメラ会社に変身すると考えた。

しかし Sonyは今までの不尽を踏みCES2017でもう一度TV市場で王になるとを宣布した。TVがカメラを退けてまた展示場の入口の真ん中を占めた。しかしこのTVは今までSonyが売ったLCD TVではなくてOLED TVである。

LGディスプレイが生産した77インチと65インチのCrystal Sound OLEDパネルにSonyが直接開発した4K HDRプロセスX1を搭載したBRAVIA OLEDを全世界に公開した。

今まで見たOLED TVとも柄が違うことが分かった。一言で表現すると「WOW」だ。世界で一番美しく格調あるTVであると表現することができる。横に展示されている既存のBRAVIA LCD TVとは比較できない状況であった。この LCD TVはQuantum dot技術を使っていてLCD TVの中では一番画質が優秀なTVである。それにもかかわらずこれらのLCD TVは新たに初公開するOLED TVとは比べることができない下等品(low grad)に転落してしまった。

Sonyの展示関係者によるとSonyがOLED TV事業を決めたきっかけはSonyが求めていた画質がついに完成されたからであると説明し量産はまだ決まっていないが今年2四半期以後になると言及した。

今までのOLED TV市場はLG電子によって主導されていたがSonyの加勢によってOLED TV市場はいっそうもっと盛り上がる見込みである。

今後のプレミアムTV市場はOLED TVを中心にLG電子とSonyがリーディングするだろう。

[CES2017] LGディスプレイ、世界初の話すディスプレイ開発成功

LGディスプレイが平板ディスプレイが叶えたかった夢を技術を完成させてCES2017プライベートブースでこの製品を初公開した。

LCDが平板ディスプレイの代表者として落ち着き始めた頃に多くのディスプレイエンジニアがスピーカーをディスプレイに付ける製品を開発したがった。しかしスピーカーの振動が液晶の動きに影響を与える可能性があり結局スピーカーとディスプレイが一体化することはできなかった。

しかしLCDのこのような限界がOLEDで解決された。ディスプレイとスピーカーが一体化できるコンバージェンスが LGディスプレイによって完成されたのである。

OLED パネルの裏2か所に小型スピーカーを直接附着して音がディスプレイから直接出るようにした。 この方式を使うと俳優が話す時、音が画面から出る感じにすることができる。スピーカーの個数を増やせば画面から立体効果を出すことができる。

パネルがスピーカーの動きによって一緒に震動するため音響効果によってパネルに置かれた小さな玉が波状的に動いた。逆に表現すると音が見られるようになった。

誰も成功することができなかったと言うディスプレイがついに実現したのである。このディスプレイの名前は「Crystal Sound OLED」である。

Crystal Sound OLEDの開発を主導したLGディスプレイのヨ・サンドク社長は初めの開発段階にはOLED パネルの信頼性に影響が生じる可能性があると懸念していたが結局は世界最初の製品開発が成功したと誇りを述べた。ヨ・サンドク社長はOLED TVの開発を主導したLGディスプレイの最高首長として生涯最高の作品を作ったことに対して喜びを隠さなかった。

ヨ・サンドク社長は今年からはOLED事業首長からCMOに就いた。ポジションは違うが相変らずLGディスプレイのOLED 未来を導くだろうと期待される。ヨ・サンドク社長は今後の本人の役目をOLED 生態系がより丈夫で元気になることができるように最善をつくすと今後の抱負を明らかにした。ヨ・サンドク社長は今年から韓国情報ディスプレイ学会(KDIS)の会長を引き受けた。数年間のLCDとOLEDの開発経験を土台として韓国ディスプレイ学会がより発展できるように産学研をよくまとめるリーダーになることと期待される。

[CES2017] LG電子プレスカンファレンスと展示動向

OLED TV市場をほとんど独占しているLG電子がCES2017プレスカンファレンスで言及した2017年の新しいOLED TVは「LG Signature OLED TV W」である。「W」が意味するのは「Wallpaper TV」だ。

LG電子が今年から販売するOLED TV WはTVの厚さがわずか2.57mmに過ぎない。LCD TVと違いバックライトがないからである。最近LCD TVは輝度をあげるために直下型バックライトを使用しておりこのような製品はむしろ厚さが厚くなっている。

LG電子は OLED TV Wが非常に薄く相対的に重さも軽いため壁に付けて使用することができること

を強調するため硝子にOLED TV Wを付けて展示した。スピーカーは別途にTVの下に設置してドルビ

ーシステムを使用している。

 

LG電子の展示場はますますもっとOLED TVでうめられている。全体の展示空間の約30%がOLED T

Vのための空間である。

IFA2016のようなOLED TVドームが展示場の残りの空間を占めておりHDR技術が接木されたOLED TV

の画質の優秀性が紹介された空間があった。

展示空間の真ん中にはプレスカンファレンスで紹介されたOLED TV Wが展示されている。

今回のCES2017でLG電子のOLED TVは去年のIFA2016とほとんど同じだったため技術的な新規性またはデザインの新規性等は発見されなかった。

Automotive display用OLED panel、2018年から適用予想、核心のイッシュは寿命の確保。

OLED panelがモバイル機器とTVに続き、automotive用displayにも本格的に適用されると予想される。

CES2017でも自動車用のディスプレイとしてflexible OLEDが主力製品となっていることがpre-eventのChrysler conferenceも明確に明らかになった。(参照:https://www.olednet.com/ces2017-media-day-automotive-chrysler-potal/ )

UB産業リサーチから発刊した「Automotive Display Report – application&market trend analysis and the market forecast」によると、OLED panelは2018年から自動車のclusterやCIDに本格的に適用できると予想したし、優れた画質とflexibilityに基づいてプレミアム車両に優先適用されると予想している。

完成車企業は、環境へのやさしさ、connected、smart、自律走行などをコンセプトにして、差別化をしようとしており、それに応じて車両の内部のinterfaceも変化している傾向にある。特に、connected、smart car、自律走行車が進化するにつれ、様々な情報を配信して処理する必要があり、従来のanalog方式では限界がある。したがって、自動車のdisplayの役割がますます重要になっており、displayの領域も徐々に広がっている。特にclusterとCIDは、曲面が多く、正方形のdisplayが広い面積に適用されにくい点があり、それに応じてflexible displayの重要性が強調されている。

AMOLED panelは速い応答速度と広い視野角、高い色再現率とコントラスト比を基に、運転者に高い視認性を提供することができ、flexibleが容易で、自動車のどの部分にも適用可能であるという利点で、自動車企業の間で大きな関心を払っているし、主まパネルメーカーとの共同開発を進めている。

しかし、AMOLED panelが車に適用されるためには、寿命がまだ不足しているという問題がある。レポートでは、車両用のdisplayの要件に比べてAMOLED panelの寿命は約50%程度確保したと分析されて、寿命の確保を最大の課題として挙げた。

レポートでは、車両用display市場は、年平均約17%で成長し、2022年まで約US $ 25,000 million規模になると予想し、二重AMOLED panel市場は、約20%を占めると見通した。

< Automotive display市場ディスプレー別シェアの見通し 2017~2022 >

[CES2017] Media Day:自動車名門とディスプレイ名門の出会い

CES2017の事前行事であるPre-CES2017 Media Eventでクライスラーは、次世代コンセプトカー「ポータル(POTAL)」を紹介するイベントを開催した。

クライスラーが見る未来で、人間が生活する空間は、家庭と職場、自動車の3つの領域に分類され、自動車を「第3の領域(Third Space)と称した。自律走行が可能となる未来の自動車では、運転者が運転をしないので、車の内部でも、自宅や職場でのように様々な活動ができるからである。

「ポータル」の内部デザインは、とてもシンプルにまとめられた。まず、ハンドルは、ダッシュボード(dash board)に収納できるようになっている。インパネ用ディスプレイは、「ハイマウント(high-mount)」タイプで、ダッシュボード上部に設置され、視認性が非常に高くなるように設計した。このディスプレイは、走行情報をはじめとして、外部環境へ接続することができる「コネクティッド(connected)」技術が融合されている。ダッシュボード(dash board) の下部にもディスプレイが設置されている。

未来の自動車時代を開くために準備した「ポータル(POTAL)」の室内前面にあるディスプレイはすべてAMOLEDで構成されている。「ハイマウント(high-mount)」AMOLEDは、フレキシブル(flexible)OLEDであり、下部はガラスで作られた12インチAMOLEDである。この二つのディスプレイは、すべてサムスン・ディスプレイが供給した。

これまで、様々な自動車ショーで紹介されたコンセプトカーに曲面のディスプレイが装着された製品が多く使われたが、フレキシブル(flexible)OLEDを直接使用し展示されたのは今回が初めてだと思われる。

「ポータル(POTAL)」に使われたフレキシブル(flexible)OLEDは、外部から入ってくる光から情報損失を最小限に抑えるために、反射処理が非常に優れていたし、スクリーンをブラックで処理し、視認性も最高の状態であった。

自動車名門とOLED名門が会って、新技術が誕生している。

モバイルディスプレイで世界最高の技術力を持つサムスン・ディスプレイが提供したフレキシブル(flexible)OLEDは、当分の間は、車には使われないだろうと予想される。AppleがiPhoneにフレキシブル(flexible)OLEDを本格的に使用して、サムスン電子も、次期GalaxyS8にはすべてフレキシブル(flexible)OLEDだけで構成する事が予想されることから、現在進行中のフレキシブル(flexible)OLEDラインとしては、スマートフォン市場対応にもキャパシティが不足している。サムスン・ディスプレイは、フレキシブル(flexible)OLED供給不足が2019年まで続くと分析されることから、世界最高の名品インパネは、2020年頃から見ることができるだろうと予測される。

LGディスプレイ、CES 2017で次世代市場に先導技術を大挙公開

<出典 : LGディスプレイ、CES 2017から次世代市場に先導技術を大挙公開>

LGディスプレイが1月5日から8日まで米国ラスベガスで開催される‘CES(Consumer Electronics Show)2017’展示会期の間、さらに多様な製品と限界を超えたNext Levelの差別化された技術力を披露する、積極的なマーケティングに挑む。

LGディスプレイは、米国ラスベガスのコンベンションセンターに顧客社専用の特別展示館を設け、4日から8日まで‘Our Technology, Your Innovation’というスローガンのもと、LGディスプレイだけの一歩進んだ差別化された技術で、顧客の革新を共に成し遂げていく意思を伝えている。

特にLGディスプレイは、今回の展示会で極上の高画質は基本、OLEDの次元が違うデザインと無限な可能性を実現させた新製品など、LGディスプレイだけの差別化された技術力で、顧客に新しい未来を提案する多様な製品を披露する予定だ。

■    極上の高画質、デザインの限界をなくした想像以上のOLED新製品初公開

LGディスプレイは次元の違う画質を具現するだけでなく、応用範囲とデザインの側面でも可能性が無窮無尽な、OLEDだけの差別化された価値を実現した製品を大挙公開する。

今回展示される55インチFHD透明ディスプレイは、既存製品に比べ色合いが改善され、さらに自然な透明感のある画面を具現した。紙のように薄い革新的なデザインのWall Paper TV用ラインアップは、UHD 65インチ、77インチが展示される。UHD 77インチ両面ディスプレイとUHD 77インチ6台で構成される、柱形態のコマーシャルディスプレイなど、未来志向的な製品も多様に展示され、画質それ以上の価値を提供する、OLEDの多様な可能性を提示する予定だ。

■    とどまることなく進化し続けるIPS、限界を超えるLCD技術を披露

LGディスプレイの広視野角、高解像度技術のIPSがもう一段階さらに進化する。LGディスプレイは、さらに高まった透過率と、アップグレードされた画質を基盤にWCG(Wide Color Gamut, 広範囲の色再現率を具現する技術)、HDR(High Dynamic Range、明暗比を極大化する技術)、高解像度技術ソルーションを通じて、画質の性能や価格競争力をすべて高めたIPS製品を多様に公開する。

特に今回の展示会で披露するIPS Nano Color技術は、ナノ(Nano)サイズの高色再現粒子を使用して、より正確で豊富な色を表現できる、LGディスプレイのWCG技術だ。これにIPSが持つ広視野角という長所が追加され、どの角度からでもより正確な色を体験できるようになった。今回の展示には、65インチUHD製品に対応して披露される。

■    in–TOUCHを通じたタッチ使用者の経験拡大とDisplay本然の画質を向上させた製品の公開

LGディスプレイは、タッチセンサーをパネルに内在化したin-TOUCH技術を、24インチ級モニターまで拡大適用する一方、デザインの良質を掲げて大型化、高解像度製品の戦略でIT市場でも差別化された価値を提供する。

in-TOUCH技術は、タッチカバーグラス(Touch Cover Glass)が必要ないため、さらに薄く軽い製品を可能にした。それだけでなく13.3インチin-TOUCHパネルに Active Pen Solutionを適用し、既存のAdd-on(パネルの上にタッチセンサーを追加する方式)技術に比べて外郭部分でのタッチの正確度が高く、タッチの認識速度が速いため繊細な筆圧表現が可能だ。

さらに株式取引など事務環境の他、映画鑑賞、没入感のあるゲーミングなどに適合した、世界最大の38インチ級の曲面モニター、実物と変わりない画質を具現した32インチ級の8Kモニターなど、放送の他、映像編集のための専門家用HDR対応モニターパネルも多数披露される。

■    画質の優秀性とデザイン自由度のクラスが違うP-OLED未来バージョン提示

LGディスプレイは真似のできない画質と、デザイン自由度のP-OLED(プラスチックOLED)技術で、次元の違う自動車用未来製品を提案する。

大画面そして完璧なブラック表現が可能なだけでなく、デザインの柔軟性まで高いP-OLED技術は、車の曲面とマッチして、車インテリアの新しいビジョンを提示するのに最適な技術だ。LGディスプレイは、安全と便宜性を向上させる計器盤表示装置(Cluster)、中央画面表示装置(Center Information Display)、助手席ディスプレイと同じく大型透明OLED、鏡形OLEDなどの未来コンセプトの製品を、実際に車で使用するような体験ができる展示スペースを用意した。

合わせてLGディスプレイは、5.5インチQHD P-OLEDで本格的な中小型OLED市場進出を狙う。この他にも円形、四角など多様なデザインのスマートウォッチ用P-OLED製品を披露する。

LGディスプレイのハン・サンポム副会長は、“LGディスプレイは差別化された技術で、市場の期待を上回る新しい価値を提供できる先導的製品を提案してきた”と、“次世代ディスプレイのOLEDだけでなく、既存の限界を超えた新しい技術で、これからも市場に先制して対応し、市場と顧客に差別化された価値を提供、先導企業としての存在感を確固していく”ことを明らかにした。

AUO、内部と外部両方180度折り曲げられるbi-directional foldable AMOLED ディスプレイ披露

台湾AU Optronics(AUO)社は、12月7日から9日、日本福岡で開かれたIDW(International Display Workshops)2016で、内部と外部両方180度折り曲げられるbi-directional foldable AMOLED ディスプレイを発表した。

既存のフレキシブル AMOLED ディスプレイは、プラスチック基板/OLED素子/円形偏光板/タッチフィルム順の積層構造がほとんどで、このような構造は、上下の主な材料物性値が非対称になってしまうことから、内部と外部両方を自由に折り曲げるには限界があった。これに対して、AUO社は、円形偏光板の代わりに10um程度の厚さのカラーフィルターアレイ(color filter array)をパネルの中心に位置するようにして、TFTとTFE レイヤー(layer)をニュートラルアクシス(neutral axis)に位置するようにすることで、引張や圧縮強度に耐えられるようにした構造を通して、4mmの曲率半径で120万回以上のfolding cycleに耐えることができようにした。全体の厚さは100um程度で、カラーフィルターアレイ(color filter array)は、偏光板をなくして反射光を抑える目的として適用された。

Inwardとoutward folding条件でfolding timeによるluminance ratioの変化、IDW2016

また、AUO社は、カラーフィルターアレイ(color filter array)を適用した5″のfoldable AMOLED パネルの性能を公開した。カラーフィルターアレイ(color filter array)の適用時、円形偏光板を適用したパネルより消費電力が1603mWから824Mwに約50%低減されたし、300 nitsの同じ明るさで動作寿命が3倍向上したことを明らかにした。

AUOの5″foldable AMOLED display性能、IDW2016