Tandem OLEDを導入したiPad ProとMatePad Proの発売に伴うIT用OLED市場の本格的な拡大、OLED出荷量の急増とパネルメーカー戦略競争の加速
今年、アップルのiPad ProとファーウェイのMatePad Proの両モデルが、タブレットPCにタンデムOLED技術搭載し発売された。
Tandem OLEDが適用されたAPPLEのiPad ProとHuaweiのMate Pad Proが発売され、IT製品へのOLED採用する動きが本格化している。さらに、低消費電力のOLEDは、電力消耗が多いon-device AIノートパソコンにも適しており、今後もIT用製品にOLEDの適用が増加すると見られる。
2024年第2四半期からIT用OLEDパネル出荷量が増加しており、主要パネルメーカーによるIT製品のための8.6世代ライン投資が具体化されている。 IT OLEDの需要と生産量が増加し、全体出荷量は、2024の2,320万台から2028年には5,080万台に達するものと予想され、IT用OLED市場は今後の更なる拡大に期待が集まっている。
UBIリサーチは今回発刊した「2024IT用OLED技術と産業動向分析報告書」においてIT用OLED産業の動向と展望を紹介すると共に、tandem OLEDの材料構成、hybrid OLEDのglass thinningとpanel separation、フォトリソグラフィ―OLED、cover window そして、UTGなど技術と関連メーカーの動向についても分析した。