サムソン電子、上半期中にQD-OLEDテレビで韓国市場進出

サムスンディスプレイがCES2023で展示した77インチQD-OLED TV

サムスンディスプレイがCES2023で展示した77インチQD-OLED TV

サムスン電子が2023年上半期に韓国にQD-OLEDテレビを発売する見通し。2013年以来10年ぶりの韓国内OLEDテレビ市場への再参入となる。

業界によると、サムソン電子が最近55インチOLEDテレビ(KQ55C95A)の電波認証を獲得した。 通常、認証取得後3ヵ月以内に製品発売が行われるため、上半期内に韓国市場に初めてお披露目するとみられる。 サムソン電子は、55インチに続き65インチ製品の電波認証も取得した後、55インチ製品と同時に韓国市場に出すものと予想される。

サムソン電子は昨年3月、55インチと65インチのQD-OLEDテレビを北米と欧州地域で発売した。 当時、QD-OLEDパネルの低い歩留まり率と収益性の問題などで韓国では発売されなかったが、昨年サムソンディスプレイのQD-OLEDパネル歩留まり率が90%に迫り、韓国発売議論が本格化した。 サムソン電子の55インチおよび65インチQD-OLEDテレビは、それぞれ2200ドルと3000ドルの価格で発売されたが、QD-OLEDパネルの歩留まり改善によりそれぞれ1450ドルと1800ドルまで価格が下がった。

サムソン電子は55インチと65インチのほか、米国ラスベガスで開催されたCES2023で初めて公開した77インチQD-OLEDテレビの発売も検討している。 サムソンディスプレイセット会社に足並みを合わせ、55インチと65インチのQD-OLEDパネルに引き続き、49インチと77インチのQD-OLEDパネルを生産し、QD-OLEDラインナップを多様化する計画だ。 サムソンディスプレイが使用する8.5世代(2200x2500mm)元帳でMMG(Multi model glass)工程を適用すれば、77インチパネル2枚と49インチパネル2枚、計4枚のパネル生産が可能である。

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