LG電子、第2四半期の営業利益140%増加… 有機ELテレビ販売拡大で収益性改善
Source = LG Elec.
Hyunjoo Kang / jjoo@olednet.com
LG電子が有機ELテレビの販売拡大に力を得て、第2四半期の営業利益が約140%上昇した。
LG電子は、第2四半期の連結売上高14兆29億ウォン、連結営業利益5,846億ウォンを記録したと発表した。売上高は、生活家電販売好調の影響により、前年同期(13兆9,257億ウォン)に比べ0.6%増加し、営業利益は生活家電やテレビ部門の収益性が持続的に改善され、前年同期(2,441億ウォン)に比べ139.5%増加した。
同社は、第2四半期の景気低迷などの影響でテレビ出荷量が減少したにもかかわらず、損益が改善された。これはプレミアムテレビの販売数量および売上高の増加に負うものである。有機ELテレビとUltra HDテレビの販売拡大とコスト構造の改善がなされたというのがLG電子の説明である。
この会社は、第3四半期にもテレビ市場の停滞が続くにもかかわらず、有機ELテレビのようなプレミアム製品に対する需要は拡大すると見て、堅調な収益性を維持することを期待している。
H&A事業本部とHE事業本部は、四半期史上最大の営業利益を達成した。特にHE事業本部は、四半期史上最高の営業利益率も記録した。
H&A事業本部の売上高は、ツインウォッシュ洗濯機、氷浄水器冷蔵庫などプレミアム製品の販売好調やシステムエアコンなどB2Bビジネスの成長に力を得て、前年同期比4.8%増加した。営業利益は、継続的なコスト競争力の向上と「LG SIGNATURE(LGシグネチャ)」などのプレミアム製品の販売比率の拡大により、前年同期比48.6%増加した。特に、前四半期(9.7%)に次いで2四半期連続9%台の営業利益率(9.2%)を達成した。
MC事業本部の売上高は、G5の初期供給支のため肯定的な市場の反応を売り上げ拡大に展開することができず、前年同期比6.2%減少、前四半期比12.2%増加にとどまった。また、マーケティングコストの上昇などにより、営業損が続いた。
HE事業本部の売上高は、前年同期比では5.7%増加したが、中東、アフリカなどの成長市場の景気低迷の持続により前期比4.1%減少した。