サムスンディスプレイとLGディスプレイ、OLEDの売上高は、ベトナムのモジュール工場の稼動に依存する

コロナウイルスによってベトナム出張が詰まったサムスンディスプレイとLGディスプレーはwを飛ばしてOLED生産の遅れを防止するために努力している。

モバイル機器用OLEDを製造しているサムスンディスプレイは、ベトナム Bac Ninh地域にスマートフォン用OLEDモジュールラインを運営しており、サムスン電子もスマートフォンの生産工場を Bac Ninhと Tai Nguyenに保有している。サムスンディスプレイは2019年12月にフォルダブルOLEDモジュールライン30Kを設置した。このモジュール工場でサムスンディスプレイは、サムスン電子が今年から販売を開始したギャラクシーZフリップ用foldable OLEDモジュールを生産している。LGディスプレーはOLEDモジュールの生産のために2016年5月にベトナムのハイフォンに総1兆ウォンを投資して、モジュール工場を作り、その年の9月から稼動に入っていった。

ベトナム政府はコロナウイルスの拡散を防ぐために韓国からの入国を遮断している。これにより、ベトナムに工場を保有している韓国企業はベトナム出張が難しくなった。しかし、サムスンディスプレイとLGディスプレーは、そのOLEDモジュール工場正常稼働のためにチャーター機を用意してベトナム出張に出ている。

サムスンディスプレイがベトナムのモジュール工場の管理が出来なくなったら、サムスン電子は今年最大の力作であるギャラクシーZフリップ生産に支障が発生して、莫大な損失が生じる心配があるし、フォルダブルスマートフォン市場リーディングポジションにも悪影響を受ける。LGディスプレーも緊迫な状況である。昨年第4四半期からLGディスプレーはサムスンディスプレイに続いてアップルにpOLED供給を成功し、今年もアップルの向けpOLED出荷量が増加している状況である。LGディスプレーはアップルにpOLEDを供給することにより、昨年の売上高が大幅に増加した。今年はLGディスプレーのアップル供給量は1500万台水準になると予想される。

だから、この両者はOLED事業を守るためにはベトナムにあるモジュール工場管理に必死である。

Molecular Glasses、OLEDの寿命を向上させたOLEDIQ™材料特許登録

Molecular Glassesは、米国特許庁に「OLED devices with improved lifetime using non-crystallizable molecular glass mixture hosts」の特許を登録した。(特許番号U.S.10,593,886 B2)

<OLEDIQ™材料を適用して改善されたOLEDデバイスの寿命、Source:molecularglasses.com>

Molecular Glassesの今回の特許は非結晶性分子ガラスの混合物ホストを利用してOLEDの寿命を改善させた。OLEDの基本構造であるカソードとアノード、その間に配置された発光層、カソードと発光層の間に配置された電荷輸送層を含まれており、発光層は、ホスト材料とエミッタ(emitter)を含んでいる。

ホスト材料は、正孔輸送能力や電子輸送能力、ambipolar capabilitiesを含む高エントロピーアモルファス分子ガラスの混合物を含み、 ambipolar capabilitiesは正孔輸送能力および電子輸送能力を含んでいる。

Molecular GlassのCEO兼創設者であるMike Molaire氏は「OLEDIQ™材料は、非晶質の溶解性小分子としてドーパントエミッタの凝集を防止し、OLEDデバイスの寿命と信頼性を大幅に向上することができる」とし、「これは青色OLEDの効率と長寿命を実現させることができる理想的なプラットフォームになるだろう」と述べた。続いて、「OLEDIQ™材料は、従来の真空蒸着工程だけでなく、材料の変形なしにインクジェット工程にもすぐに適用することができる」と紹介した。

 

2020年OLED発光材料の市場は19億ドル規模に成長

OLED市場調査専門会社であるUBIリサーチ(UBI Research, www.ubiresearch.com)から2020年OLED用発光材料市場は19億ドルに急成長すると予想した。

UBIリサーチが四半期ごとに発行する発光材料マーケットトラックによると、2019年発光材料の市場は13.04億ドルで、2018年9.37億ドルの市場に比べて39.2%急成長した。

2019年発光市場の成長の理由は、スマートフォン用OLEDパネル市場の成長と比例している。2018年にはスマートフォン用OELD出荷量が4.07億台だったが、2019年は4.74億台に16%成長したからだ。(出典:UBI Research2020 OLED Display Market Track)。

パネル市場に比べて発光材料市場の成長がさらに大きな理由は、中国パネルメーカーの6G flexible OLED工場が稼動を開始したからである。まだ生産量は少ないが、収率が低く、基板投入量が生産量の2倍であるため、発光材料の消費量が非常に多い。また、サムスンディスプレイに比べてまだ購入量が少なく購入単価が高いのも発光材料の市場が大きくなった理由の一つである。

2019年発光材料企業別の売上高を集計した結果UDCが2.33億ドルで、全体の売上高の17.9%を占め、サムスンSDIは2.12億ドル(Novaled売上を含む)として16.2%を占めた。

2020年は、パネルメーカーのキャパと稼働率の両方が増加し、発光材料の消費も増加する見込みである。

2019年発光材料全体の消費量は73tonあったが、2020年は102tonに増加すると予想される。

材料別予想消費としてHITL材料が16.9ton、blue host材料が4.15tonかかる見通しだ。Blue hostとdopant材料は、サムスンディスプレイがQD-OLED量産を開始する2021年からは急激な増加がある予定である。

Wuhan Tianma6G OLEDライン設備のセットアップ遅延

WuhanのTianma T4工場はコロナ発生期間でも生産を継続しており、ph2 6G OLEDラインのメイン装置はすでに搬入が完了しているが、海外の装置メーカーの従業員がWuhanに入ることができない状況で、装置のセットアップが遅れている。

最近では、Wuhanを含む中国のコロナウイルス感染者数が減少することにより、第2四半期からは装置のセットアップが再開されると予想されており、量産は第3四半期以降から始まるものと思われる。

Tianma T4のph2は2018年6月1日契約され、合計145億元が投資された。Ph2セットアップが完了すると、Tianma T4工場は6G総35Kキャパとなる。

2020年OLED製造装置市場の見通し

UBI Researchの2020年の年間装置市場マーケットトラックによると、2020年OLEDの製造用の装置の市場規模は95.1億ドルになる見込みだ。2019年83.1億ドルに比べると12億ドル増加した数値である。

中国のパネルメーカーが積極的に6G Flexible OLEDラインを投資したが、高いパネル単価によって、スマートフォン市場では、中国で生産されflexible OLED採用が増えていない状態が続いて全世界的に30%以上の供給過剰が発生している。これらの理由から、韓国は6G flexible OLED投資を停止し、中国のパネルメーカーも投資時点を少しずつ遅れている。

しかし、2020年には、サムスンディスプレイの8.5G QD-OLED30Kライン投資が開始され、装置の市場は2019年の水準を維持することになった。

キャノン、有機EL材料ビジネスに参入

キャノンはスマートフォンやテレビなどで有機ELパネルの採用が広がっていることから、有機EL材料事業を検討する。有機ELパネルはキャノンのミラーレスカメラの電子ファインダーなどに使用されている。

具体的な生産時期は発表していない。研究開発部門と福井県にあるグループ会社、福井キャノンマテリアルが中心にとなり、生産に乗り出す見通しだ。

有機EL蒸着機で市場占有率トップ企業であるキャノントッキが子会社である。

キャノンは銅錯体化合物を用いたTADF発光材を開発している。(特許JP2011213643A)

OPPOが業界をリードするスクリーンを備えたオールラウンド5GフラッグシップFind X2シリーズを発売

OPPOが2020年3月6日にFind X2シリーズを発表した。これは、業界で最高のスクリーンを持って、強力なカメラエクスペリエンスとバッテリー寿命を実現する5G用スマートフォンである。

5G時代にはネットワークの改善によりユーザーはコンテンツをはるかに高速で使うことができるし、同時にコンテンツの品質に対する要求も高まる。 これらのニーズに応えるFind X2シリーズには120Hz QHD + AMOLEDスクリーン、オールラウンドのウルトラビジョンカメラシステム、業界最速の65W SuperVOOC 2.0フラッシュ充電テクノロジー、Snapdragon 865が搭載されている。 X2 Proは全ピクセル全方向フォーカス(all-pixel omnidirectional focus)と最大12ビットの写真キャプチャをサポートする携帯電話である。

Find X2およびFind X2 Proには、OPPOでカスタマイズされた120Hz 6.7インチQHD + Ultra Visionスクリーンが搭載されており、10億種類以上のカラー表示機能があり、解像度、色、リフレッシュレート、輝度にも優れたものである。3168×1440、513 ppiの解像度、超低画面反射率、最大1200nitの最大画面輝度により、あらゆる環境でクリアで快適なディスプレイを提供する。

Find X2シリーズは、前面と背面になめらかな二重曲線のボディデザインを採用している。 Find X2シリーズの前面はコーニングゴリラの第6世代ガラスパネルで覆われている。 高度なCOPパッケージング技術と67.8°の曲面設計により、視覚的に縁なしの効果が生まれ、携帯電話が丸く滑らかな感触がでる。

APシステム、重慶BOEのB12にELA装置の供給

BOEのB12ラインELA(eximer laser annealing)装置の入札でAPシステムが最終落札業者に選ばれた。

ELAはOLED用LTPS(low temperature polysilicon)TFTを作るためには必要な装置である。eximer laserはa-Siをpolysiliconに結晶化させる。高い熱を加えずpolysiliconを製作するためLTPSと呼ぶ。

BOEは、今回の入札で設備の品質だけでなく、技術競争力、容易な運用方式、メンテナンスなどを供給条件として提示し、APシステムはこれらのニーズをすべて満たして、最終的な装置サプライヤーとなった。正式POはまだ出ていない。

BOE B12は8台のELA装置を設置する計画だ。APシステムはBOEのB7とB11もELA装置を供給した。

コロナウイルスが2020年OLED市場に与える影響

年初から襲ったコロナウイルスによって、中国をはじめて韓国の産業にも暗雲が近づいている。コロナウイルス発祥地である武漢は中国のディスプレイメーカーが大規模に生産基地を建設している要衝なので、中国ディスプレイ産業に悪影響を及ぼしている。

武漢と中国内の複数の場所で進行中のラインの建設に人が不足して工場設定に支障が発生している。 同時に、中国内の部品素材メーカーも工場でエンジニアの復帰が遅れており、サプライチェーン全体の稼働率が低下した。 OLED産業の中心軸であるスマートフォン業界では、iPhoneの生産量が第1四半期に影響を受けている。 中国の漳州と深圳にあるiPhone生産用Foxconnの工場の稼働率は2月末基準50%水準である。 製造人力の工場復帰が遅れているからだ。HuaweiとXiaomi、Oppo、Vivoなどのメーカーにも部品調達が遅れで、スマートフォンの生産に支障が発生している。

それにもかかわらず、OLEDスマートフォンの生産はまだ大きな影響を受けていない。 まずスマートフォン用OLED出荷量の86.3%(2019年基準)を占めるサムスンディスプレイのパネルの生産工場は韓国にあり、モジュール工場はベトナムであって、中国の影響を受けない。また、OLEDパネル(モジュールを含む)を構成する各種材料の生産拠点もほとんど韓国にあるのでサプライチェーンも影響を受けていない。

サムスンディスプレイの2020年1月と2月のスマートフォン用OLED生産量は合計4800万台で、2019年の同期間に出荷された5000万台に比べて、200万台が少ない数値である。 この中で、中国のスマートフォンメーカーに供給された量は、2019年と2020年はそれぞれ1400万台と1700万台で、2020年にはむしろ300万台が多いと調査された。 まだサムスンディスプレイのOLED事業はコロナウイルスに影響を受けていないと判断される。

中国のOLEDパネルメーカー全体が占める2019年の市場シェアは11.7%である。2月までに中国OLEDパネルメーカーの工場稼働率は80%を維持している。 ディスプレイ製造業の特性上、ほとんどが自動化設備で行われるため、エンジニアが足りなくても工場稼働の影響は20%程度である。 中国OLEDメーカーは発光材料を含んだ主要材料はほとんど韓国と日本から輸入しているから、部品素材の調達にコロナウイルスの影響はほとんど受けていない。

中国のスマートフォンメーカーの部品調達は市場に影響を与える。Huaweiと中国企業が中国内からの部品調達が順調でない場合はスマートフォンの生産自体が支障を受けることになる。 しかし、サムスンディスプレイの中国向のOLED生産が順調に進んでいることから、中国のスマートフォンメーカーは高価ブランドであるOLEDスマートフォンの生産だけは維持する戦略を持っていると考えられる。

何よりも重要なのは、世界でコロナウイルスが広がっており、経済活動が極度に萎縮している点である。中国ではアパートの入口が封鎖され、TVの搬入が難しくなり、TV市場が収縮している。 コロナウイルス感染を気にして外出を控える人が増えてきており、店を訪問してスマートフォンを購入する人も減ることになる。消費心理が著しく低下している。

今回のコロナウイルスの事態が韓国と中国で3月に終わるという仮定の下では、2020年のスマートフォン用OLED産業が受ける影響は5%程度と分析されるが、上半期まで続くと10%程度の悪影響を受けることができる。コロナウイルスの影響を無視した2020年のスマートフォン用OELD予想出荷量は5.27億台であるが、今回の事態を考慮すると4.7億〜5億台水準になると予想される。

TV用OLED事業は様相が少し異なっている。TV用OLEDパネルを独占生産しているLGディスプレイの工場は、韓国坡州と中国広州2箇所である。坡州工場は生産に全く支障を受けていない。スマートフォン用OLEDと同様に各種部品素材はほとんど韓国と日本企業から調達されているので中国の影響は受けない。

問題は広州工場である。2019年9月からパネル生産を期待したが、パネルの寿命不良の原因で製品の供給が遅れており、今年から再びパネルの生産を開始してカスタマーから品質テストを受けているところだ。しかし、最近韓国でもコロナウイルスが流行し韓国のエンジニアが広州に行くことが困難になった。中国で第1四半期内にコロナウイルスが消えて工場が正常に稼動しても広州工場でパネルが供給されるまでにはもう少し時間がかかる恐れがある。

UBIリサーチのOLEDマーケットトラックによると、今回のコロナウイルスの事態が考慮されていない状況で、2020年の予測値は495万台であり、この中で第1四半期にLGディスプレイが生産可能なTV用OLEDパネルは75万台と予想している。55インチ以下のサイズ生産量が多ければ最大80万台まで生産が可能である。このデータは、第2四半期からは広州工場で生産されるパネルの供給が可能と見て作成された資料であるため、第2四半期にLGディスプレイのパネル供給可能量は140万台と予想した。

しかし、中国のコロナウイルスの影響ではなく、韓国のコロナウイルスのせいで、広州工場で生産されたパネルがカスタマーからの品質認証を受けることが遅れると、生産は5月以降に遅れる可能性がある。その場合には、年間TV用パネルの生産には20万台程度が減少し、全体の予想量より4%程度の追加の減少が予想される。しかし、コロナウイルスが6月まで長期化すると10%程度の悪影響が発生する。予想よりも50万台が少ない市場を考慮しなければならない。

ギャラクシーS20シリーズ、韓国の初日開通量7万台程度

サムスン電子の新しいスマートフォンギャラクシーS20シリーズの韓国内で最初日の開通量は昨年ギャラクシーS10の半分水準であった。

2月28日、韓国の移動通信業界によると、ギャラクシーS20シリーズの初日開通量は約7万800台と推算した。 この数値は、昨年3月に発売されたギャラクシーS10の初日開通量14万台レベルと比較すると、50%程度少ない値である。

業界では、ギャラクシーS20 Ultraが1億800万画素のカメラを搭載したので、カメラの機能を大幅に強化したS20シリーズは、 需要が高まると多く予想した。

ギャラクシーS20の開通量減少の理由は、新型コロナウイルスの拡散の影響によってオフラインの訪問者が減少し、ギャラクシーS20需要が減ったと推定される。

LGディスプレイ、Huaweiの新型スマートフォンP40 Pro用flexible OLEDのサプライヤーに選定

LGディスプレイはTV用OLEDパネルの生産では、独占市場を持つOLED最高の企業であるが、2019年上半期までスマートフォンflexible OLED市場では実績が低かった。

LGディスプレイはサムスンディスプレイの次にflexible OLEDラインを建設し、パネルの販売に力を傾けたが、HuaweiのP30 ProモデルにはBOEに押されflexible OLEDの供給が出来なかった。 しかし、2019年の後半には、Mate30 Pro用にHuaweiにパネル供給を成功し、AppleにもiPhone用flexible OLEDの供給を開始した。

HuaweiのP40 Proの出荷目標は1200万台であり、LGディスプレイが50%を供給すると知られている。 変数は、新型コロナウイルスである。今回の事態により、Huaweiのスマートフォン発売予定と物量に変化が起きることができる。

Huaweiは中国内需への依存度が高いので、コロナウイルスが原因で10%以上の出荷量の減少が発生すると推測される。

Compalが13インチfoldable PC FlexBook開発

ノートパソコンやモバイル機器ODMメーカーであるCompalがキーボード装着ができるプロトタイプfoldable hybrid tabletを開発した。LenovoのThinkPad X1 Foldと同様のCompalのFlexBookは13.1のtablet形として、下端に2つのスピーカーがあり、2つのUSB-C端子、側面にはボリュームボタンがある。

Tabletはfoldable OLEDと「zero gap lay flat hinge」が装備されており、半分に折り畳むことができる。半分に折らノートパソコンのように使用することができる。キーボードを取り付けると、より快適に使用することができる。この製品はstylusを使用することができる。

この製品の発売予定は未定である。

第1四半期iPhoneの出荷量が大幅に減少

今回の中国のコロナウイルスの影響により、iPhoneの生産量が前年に比べて50%程度が減少する見通しが出ている。

FoxconnのiPhone工場は中国漳州と深圳に位置しており、この二箇所でiPhoneの90%が製造されている。

Foxconnの漳州工場の製造人は16万人程度だが春節連休後の復帰した人は10%程度に過ぎず、深工場はまだ生産を再開していない。

Foxconnは3月には全体の稼働率を80%まで上げる計画を立てている。しばらくはiPhoneの生産量の減少が避けられない見通しだ。

Foxconnは工場稼働率を上げるために3月7日前に復帰する人に対して、1人当たり3000元(約400ドル)を支給する。

2020年予想OLED出荷量は6.62億台

UBIリサーチの「2020 OLED年次報告書」によると、2020年OLEDの売上高は385.3億ドルで、2019年の売上高327.8億ドルに比べ17.5%増加すると予想され、2020年に予想出荷量は2019年5.59億台以上18.4%増の6.62億台である。

2020年の出荷台数においてスマートフォン用OLEDは5.27億台、TV用OLEDは490万台、ウォッチ用OLEDは1.18億台市場を形成する見込みである。フォルダブル用OLEDの2020年予想出荷量は600万台である。

2020年スマートフォン用OLED市場での悪材料は、現在進行中のコロナウイルスCOVID-19による需要減少である。しかし、下半期にはAppleのiPhoneにOLED採用が増えflexible OLEDの需要が増加する見通しである。特に下半期から生産されるiPhone用flexible OLEDはOCTAが適用される予定でflexible OLED販価が15〜20%下落見通しであるため、iPhoneの価格も似たような範囲で下落があると期待される。1000ドル以上の高価なために交換が不備だったiPhoneの代替需要が急増することができ、flexible OLED出荷量が多くなることができる。

OLED TV市場で注目しなければならする製品は今回新たに発表された48インチ製品である。CES2020でゲーム用TVで紹介された48インチOLED TVは日本を中心に需要が多くあると期待される製品である。SonyのOLED TVの売上増大が予想される。

中国のパネルメーカーはウォッチ用OLED生産に非常に積極的である。ウォッチは1〜1.5インチ程度の小型ディスプレイを使用しますが、rigid OLED価格は10〜15ドルの水準に非常に高価な製品である。2019年ウォッチ用OLEDパネル出荷量7千万台のうち、中国企業のシェアは43.3%で最も高い。しかし、高価なflexible OLEDをサムスン電子とアップルに供給する韓国企業が売上高の割合は65.3%で、圧倒的である。

日本JDI、1000億円 規模の投資契約締結、OLEDよりは車載用液晶とセンサーに集中

ジャパンディスプレー(JDI)が31日、 いちごアセットマネジメントから最大1080億円の出資をすることで最終契約をしたと発表した。 これで同社はこれまでの債務を解消し、指紋センサーなど新規分野に投資するものとみられる。 ただ、スマートフォン向けOLEDへの投資有無はまだ明らかになっていない。

いちごは504億円で優先株を買収し、議決権44%を確保し、最大株主に上がる。 残りの504億円は議決権がない優先株を買収するが、1年後には普通株への転換が可能であり、いちごの議決権は過半数を超えることになるだろう。 今回の投資結果、いちごの社長であるスコット·キャロン氏はJDIの会長に就任する予定だ。 JDIは3月25日、臨時株主総会を開き、このような内容を正式承認されて、同月26日に資金を受領する計画だ。

JDIは米アップル社に iPhone用液晶パネルを供給しているが、アップルは中長期的にOLEDパネルの採用を増やす予定で、JDIは新たな収益源が必要だ。 JDIは、いちごから調達される資金を車載向液晶や指紋センサーなどの設備投資に活用する計画を立てている。 JDI CEOである菊岡社長は19年9月のインタビューで2020年にスマートフォン用OLEDパネルの量産するかどうかを決定するとしているが、今回の投資だけでは容易ではないものと予想される。

<JDI菊岡社長(左)といちごのスコットキャロン社長(Nikkei.com)>

スマートフォン用OLED市場の出荷量はリジッドOLEDが支配

UBIリサーチの第4四半期OLEDディスプレイ市場のトラックによると、スマートフォン用OLED市場でリジッドOLEDが2019年全体OLED市場の79.2%で、まだリジッドOLEDが主力製品であることが分かった。2019年第3四半期までの出荷量を集計して分析する結果、総出荷量は3億38百万台のうちリジッドOLEDが2億37百万台を占めた。

<出処:UBIリサーチ4四半期OLEDマーケットトラック>

世界中のディスプレイメーカーはすべてフレキシブルOLEDラインに集中的に投資してきたが、スマートフォンで使用されるOLEDはまだリジッドOLEDがメインである。これは、ディスプレイメーカーが市場の状況を正しく予測できず投資したものであることを反映しているのだ。

スマートフォン用リジッドOLEDは、サムスンディスプレイが大半を供給している。中国VisionoxとEDOもリジッドOLEDが製造しているが、まだブランドメーカーは使用せずにいる。サムスンディスプレイからリジッドOLEDを製造するA1とA2のラインはすべてフル稼働中であるため、成長するリジッドOLED市場で、サムスンディスプレイは、もはや製品を供給余力がない。

フレキシブルOLEDラインは2023年までに持続的に投資が行われ、年間生産面積が年間2千万平方メートルまで増える予定だが、リジッドOLED用ラインキャパは年間700万平方メートルを起点に投資が凍結された。

<出処:UBIリサーチ4四半期OLEDマーケットトラック>

したがって、成長するリジッドOLED市場に対応するためにはフレキシブルラインをリジッドOLEDラインに切り替えるか、リジッドOLEDラインに追加投資が必要である。

サムスンディスプレイが掌握している OLEDディスプレイ産業で差別化された市場を持つためには、後発企業はフレキシブルOLEDラインをリジッドOLEDラインに転換することを検討しなければならない時点である。

OLED TV陣営がブラックフライデー迎えて65インチのTV市場で勝負を投げた。

米国で1年の中で最も大きな幅のセールシーズンが始まる日でブラックフライデー(black Friday)を迎え、LG電子とSonyが65インチOLED TVの価格を前月より下落させ、プレミアムTV市場での価格競争をさらにさらに煽った。一方、55インチと77インチのOLED TVの価格はSonyのXBR77A9Gを除いて同じレベルである。

Bestbuy基準で、LG電子の2019年型65インチOLED TVのOLED65C9の11月の価格はUS$2,100として、10月の価格であるUS$2,400より12.5%下落した。また、SonyのXBR65A8Gの11月の価格はUS$2,000として、10月の価格であるUS$2,300より13%下落した。両方のモデルの出庫価格はすべてUS$3,500で同一である。

一方、サムスン電子の2019年型QLED TVのQN65Q90の11月の価格はUS$2,200であり、これは10月の価格であるUS$2,600より15.4%下落した数値だ。QN65Q90の出庫価格もUS$3,500である。

<LG電子のOLED65C9とSonyのXBR65A8G、サムスン電子のQN65Q90価格動向, Source: UBI Research DB, Bestbuy.com>

現在大型化されているTV市場で65インチTVは55インチTVと一緒に主流となっている。55インチOLED TVは10月から既にプレミアムTV基準であるUS$1,500の価格を形成したため、LG電子とSonyはQLED TVとの競争のために別の主流である65インチOLED TVの価格を持続的に下落させていること解釈される。

去る8月から、LG電子のOLED65C9とSonyのXBR65A8Gは、サムスン電子のQN65Q90より低い価格帯を形成しており、ブラックフライデーにもQN65Q90より低い価格で価格優位性をするために努力している。

OLED TVの普及に力を入れている、LG電子とSonyの割引攻勢がプレミアムTV市場でOLED TVの立場をさらに拡大させることができるか注目される。

 

スマートフォン用OLED主力サイズは5.5インチから6.5インチ製品

UBIリサーチの第3四半期OLEDディスプレイ市場のトラックによると、スマートフォン用OLEDのサイズが5.5〜5.99インチでから徐々に6〜6.49インチの範囲に移していることが明らかになった。

2017年スマートフォン用OLED出荷量4億3千万台のうち5.5〜5.99インチは52.5%を占めたが、2019年第3四半期までの出荷量実績では5.5〜5.99インチが49.6%に減少し、6〜6.49インチが42.3%と大幅に増加したことが分かった。

2017年には5.5インチ以上のOLEDのスマートフォンが78.5%だったが、今では5.5インチ以上91.9%となったものである。これは一般の消費者がより大きなOLEDスマートフォンを要求していることを反映しているものである。

詳細サイズ別に分析したとき5.5インチOLED出荷量が39.5%で最も多く、2番目は6.4インチOLEDが20.1%で、シェアが高かった。5.5インチの大部分はリジッドOLEDであり、ギャラクシーJシリーズとHuawei, Xiaomi, Oppo, Vivoなどの中国企業を中心に使用されたものである。6.4インチはギャラクシーAシリーズ用リジッドOLEDが主な応用製品であった。

<ソース:UBI Research3四半期OLED Market Track>

世界中OLEDスマートフォン市場でフレキシブルOLEDが採用されているギャラクシーSシリーズとAppleのiPhone Xは1000ドル以上の高価製品であるため、市場の成長が非常に遅い。 これに比べてギャラクシーAシリーズとJシリーズは 中価用のスマートフォン市場向けであるため、成長速度が速い。

サムスン電子のギャラクシーが中国市場でのシェアが消えた中で、中国のスマートフォンメーカーであるHuaweiとXiaomi, Oppo, VivoはサムスンディスプレイのリジッドOLEDを採用したスマートフォンで中国市場を拡大している。

これは、サムスン電子が中国市場を失ったが、サムスンディスプレイのOLED事業は中国市場でますます影響力を拡大していることを意味するものである。中国のスマートフォン市場でOLEDスマートフォンのシェアが拡大しているのは、今後もサムスンディスプレイがOLED市場を圧倒的に支配することができていることを示しており、売上高も年々記録を更新することを予見している。

Motorola、clamshellタイプのフォルダブルOLEDスマートフォン公開

Motorolaが現在11月13日、米国ロサンゼルスで開催される発表会でclamshellタイプのフォルダブルOLEDスマートフォンである「Moto RAZR2019」を公開した。Motorola RAZRは本のように縦に折ることがなく、横方向を軸に折ることが特徴であり、昨年10月、サムスン電子がSDC2019で公開した新しいフォルダブルポンの形態と同じである。

<Moto RAZR 2019, Source: gsmarena.com>

Moto RAZR2019には、6.2インチサイズのOLEDが搭載され、ベンダーはBOEある。OLEDはノッチタイプであり、アスペクト比は22:9、解像度は2142 x876である。また、外部には2.7インチの大きさ、600 x800の解像度の補助LCDが搭載されて通知や時間などの簡単な情報を提供する予定である。

Moto RAZR2019には、3つのカメラが搭載される予定であり、仕様は4GB/6GB RAMと128GBのストレージ容量、2730mAh、オペレーティングシステムはAndroidだ。

Moto RAZR2019の価格はUSD1,500$と予想され、12月に正式リリースされると思われる。

サムスンディスプレイ、台湾でOLEDノートPC市場の拡大始動

サムスンディスプレイは11月7日に台北グランドメイプルホテルでは、HP、Dell、Lenovo、AsusなどのグローバルIT企業とCompal、Quanta、Wistronなどの主要なODMメーカーなど計25個の顧客350人が参加した中で「サムスンOLEDフォーラム2019台北(Samsung OLED Forum2019 Taipei)」を開催した。

<サムスンディスプレイのOLEDフォーラム, Source: news.samsungdisplay.com>

この席で、サムスンディスプレイはグローバルIT企業を対象に、停滞したIT市場の新たな成長動力としてOLEDノートパソコンを提示してOLEDだけが提供できる差別化された強みを紹介した。

サムスンディスプレイは「OLEDノートパソコンの新時代(New Era of Laptop with OLED)」をテーマにOLEDだけ薄くて軽いデザイン的柔軟性、無限大のコントラスト比、DCI-P3100%の広色駅色精度、優れた屋外視認性などのプレミアムノートパソコンに不可欠な画質特性を強調した。

加えて指紋一体型ディスプレイ(Fingerprint Display)、音一体型ディスプレイ(Sound Display)などOLEDだけ強力なディスプレイセンサー融合技術ロードマップも披露した。

サムスンディスプレイはすでに今年上半期13.3インチと15.6インチのノートパソコン用OLEDを開発し、HP、Dell、Lenovo、Asusなどと協力して全13種のノートパソコンにパネルを供給したことがあり、来年中に13.3インチFHDモデルを追加で発売してミッドエンドまで製品ラインナップを拡大させ、市場の需要に積極的に対応する方針だ。

<IMID2019で、サムスンディスプレイが展示した15.6インチのマルチスクリーンOLEDノートパソコン>

LGディスプレイ2019年第3四半期の業績を発表、売上高5兆8,217億ウォン、営業損失4,367億ウォン

LGディスプレイが23日、韓国採択国際会計基準(K-IFRS)に基づいて2019年第3四半期の売上高5兆8,217億ウォン、営業損失4,367億ウォンを記録したと発表した。

売上高は、LCD工場(Fab)稼働率調整によって面積出荷が前四半期比で減少したにもかかわらず、面積当たり販売価格が高いプラスチックOLED事業が本格化してモバイル用パネルの販売拡大され、前四半期(5兆3,534億円)に比べ9%増加した。

一方、LCD TVパネルの価格が市場予想を上回る水準に急落し、関連工場(Fab)の稼働率の縮小、プラスチックOLED新工場稼動に伴う減価償却費の増加により、第3四半期の営業赤字幅は前四半期(営業赤字3,687億円)に比べて拡大されて4,367億ウォンの営業損失を記録した。

当期純損失は4,422億ウォン、EBITDAは6,118億ウォン(EBITDA利益率10.5%)を記録した。

2019年第3四半期製品別の売上高の割合は、LCD TV工場(Fab)稼働率調整による出荷減少の影響でTV用パネルが前四半期比9%p縮小された32%を記録した。モバイル用パネルは、プラスチックOLEDパネルの生産が本格化され、前四半期比で9%p増加した28%を記録した。ノートブック&タブレット用パネルは21%、モニター用パネルは、18%を占めた。

LGディスプレイCFOのソドンフイ専務は「LGディスプレイは、根源的な競争力を強化して差別的な競争力を持つために事業構造革新を進めている」と、「LCD TV部門は工場(Fab)ダウンサイジング(Downsizing、縮小)を基本で、より根本的で長期的な観点から、競争力確保案を見つけとともに、従来のLCD領域で差別化が可能なIT/コマーシャル(商業)/オート(自動車用)ビジネス能力をさらに強化する計画である。大型OLEDは、製品本来の価値を活用した市場大勢化を加速して、スマートフォン用プラスチックOLEDの事業の早期安定化基調を持続し維持していくだろう」と明らかにした。

また、「現在進行中のLCD構造の改善活動を早急に仕上げて差別価値を与えることができる技術と製品群を中心に長期ビジョンを策定し、市場とのコミュニケーションする」と述べた。

JOLEDとDensoが共同開発したsolution process OLED、Toyotaコンセプトカー「LQ」に搭載

専門家のためのsolution process OLEDを生産しているJOLEDと自動車部品の専門メーカーであるDensoが共同開発した自動車用solution process OLEDがToyotaのコンセプトカー「LQ」に搭載される。

<JOLEDとDensoが共同開発したsolution process OLED、Source:j-oled.com>

2019年10月24日から11月4日まで東京で開催されるTokyo Motor Show2019でToyotaはAIエージェントと自律走行システムが結合された「LQ」を展示する。

LQのインストルメントパネル(meter)に使われるディスプレイは、JOLEDのsolution process OLEDにより、ガラス基板の代わりにプラスチック基板を使用して形状の自由度を高めた。JOLEDはOLEDだけ高い性能と柔軟な設計が革新的で高品質のインテリアデザインの実現に貢献することができるものとした。

<Toyotaのコンセプトカー「LQ」のコックピット、Source:j-oled.com>

JOLEDは2018年12月5日から7日まで、東京で開かれた28TH FINETECH JAPANで自動車用12.3インチHD OLEDと12.2インチFHD flexible OLEDなど、さまざまな中型サイズのsolution process OLEDを展示したところがある。

サムスンディスプレイ、QD-OLEDに2025年までに13兆1000億ウォンの投資を決定

サムスンディスプレイは、次世代プレミアムTVでQD-OLEDを決定した。White OLED技術とQLED技術が両分しているプレミアムTV市場にも大きな影響を与える見通しだ。

サムスンディスプレイは、10月10日忠南牙山キャンパスで「新規投資と共存協力協約式」を開いて、2025年までにQD-OLED生産設備の構築と研究開発(R&D)に13兆1000億ウォンを投資すると発表した。

QD-OLEDの基本構造は、青色OLED、赤色と緑色quantum dotカラーフィルタ(QD-CF)で構成されている。青色OLEDで青色光を放出し、赤と緑のQD-CFは、これをそれぞれ赤と緑に変換する役割である。QDを使用すると、色純度が向上する効果があり、QLEDにも適用されている。

<QD-OLEDの予想される構造, Source: 2019 OLED Display Annual Report by UBI Research>

サムスンディスプレイは、2025年までに13兆1000億ウォンを投資して牙山1キャンパスに世界初のQDディスプレイ量産ラインである「Q1ライン」を構築することにした。新規ラインは、まず、初期3万枚(8.5世代)の規模で2021年から本格稼動を始め、65インチ以上の超大型QDディスプレイを生産する。このため、従来の8世代LCDラインを段階的にQD OLEDラインに転換し、2025年までに生産能力を徐々に拡大していく計画である。

また、QD新技術の商用化を早めるために、既存LCD分野の人材をQD分野に転換配置する一方、QD材料研究とプロセス開発の専門人材も新規に採用する方針だ。サムスンディスプレイは、「投資が本格化されると、新規採用に加えて、5年間で約8万1000人の雇用が作成されるだろう」と展望した。

イ・ドンフン、サムスンディスプレイ社長は「自然色に近い光を出す半導体粒子であるQDは、大型ディスプレイ産業の将来の成長ビジョン」と、「今回の投資でプレミアムディスプレイ市場を主導していく」と強調した。

フレキシブルOLED今年予想市場は183億ドルに成長

フォルダブルスマートフォンがサムスン電子で販売開始に応じてフレキシブルOLED(フォルダブルOLEDを含む)産業がさらに弾力を受けて成長を続ける見込みである。

UBIリサーチのイチュンフン代表は、フレキシブルOLEDパネル市場は今年183億ドルに成長し、2023年には327億ドルの市場に拡大すると予想した。

<Source: Flexible & Foldable OLED Report, UBI Research>

イ・チュンフン代表によると、現在フレキシブルOLEDが適用された製品はスマートフォンやフォルダブルポン、ウォッチ、自動車の4種類があり、来年にはモニター市場でもフレキシブルOLEDが使用されると述べた。LG電子はローラーブOLED TVの販売を開始しますが、販売台数が少なすぎて、まだ市場を形成するには多くの時間がかかると予想した。サムスン電子が販売を開始したフォルダブルスマートフォンは、今年の年末までに80万台が市場に供給されると予想している。

また、イチュンフン代表は、フレキシブルOLED市場の拡大に合わせて、中国のパネル企業のフレキシブルラインの生産規模が非常に急速に拡大するものと予想した。

2019年現在、韓国のディスプレイメーカーの年間基板面積は7.3万平方メートルであり、中国は4.6百万平方メートルであるが、2023年には、中国の生産設備の規模が11万平方メートルに拡張され、全体の生産設備の57%を占めるだろうと述べた。

中国はLCDに続き、フレキシブルOLED生産にも世界最大規模の施設を持つ見通しだ。

<Source: Flexible & Foldable OLED Report, UBI Research>

 

【SID Vehicle Display2019】サイドミラーの代替ディスプレイはOLEDが最適

過去2018年10月に、サムスンディスプレイは世界の自動車メーカーであるAudiのe-Tronのサイドミラーの代替用OLEDを供給する事を明らかにして多くの注目を集めた。e-Tronは、従来のサイドミラーの位置にカメラが設置されており、カメラで撮影された映像を車両内に設置されているOLEDを介して運転者が周囲を確認することができる。

2019年9月に開催されたSID Vehicle Display2019のパネルディスカッションの席でミラーレス自動車についての議論を行った

この席でDrew Harbachは「既存のサイドミラーは、トンネルのような空間内でグレアの影響が大きいこともある」と指摘し、「カメラとディスプレイは、これを低減することができ、より良い夜景(night view)を提供することができている」と言及した。

彼は、ディスプレイの解像度ももちろん重要だが、コントラスト比とFOVも非常に重要な要素と言及まし良い。また、どのような環境条件でも物事を把握できるようにコントラスト比は非常に高くなければならないと強調した。

高コントラスト比は暗い夜だけでなく、昼間の強い日差しの下でも物事を認知するのに非常に役立つ要素と言及した。

パネリストたちが言及したディスプレイはLCDとOLED、micro LEDなど多様であるが、現在の大量生産が可能な環境でのコントラスト比が高く、視野角が広いディスプレイは、OLEDが独特である。だけでなく、OLEDは応答速度も非常に速く、画質が非常に重要なVR機器や専門家向けのモニターにも多く使われている。

OLEDはサイドミラー用ディスプレイの有力候補で言及されており、クラスタまたはCID(center information display)などの内部ディスプレイにもたくさん使われると予想されている。すでに韓国と中国のパネルメーカーは自動車用OLEDを積極的に開発しており、サムスンディスプレイは、自動車用OLEDパネルが2022年の300万枚レベルに大きく増えると予想したこともある。

第2四半期OLED発光材料の市場、前年同期比41.1%急成長

UBIリサーチ(www.ubiresearch.com)が四半期ごとに発行されるOLED発光材料マーケットトラックによると、第2四半期の実績は3.29億ドルで、前四半期2.82億ドルに比べて16.6%増加した数値であり、前年第2四半期2.33億ドルと比較すると41.1%が高い売上実績である。

<Source: 3Q2019 UBI Research OLED Emitting Material Market Track>

第2四半期の売上高が高い発光材料メーカーとしてUDCが7270万ドルで、市場全体の22.1%を占め、出光が12%、メルクとダウケミカル、Novaledが10%を超えるシェアを示した。韓国発光材料メーカーの中では10%のシェアを超える企業はなかった。

UDCの売上高が最も多い理由は、米中貿易紛争で燐光ドーパント材料を購入するのは難しいと予想したBOEが6ヶ月分ドーパント材料を購入したからだ。燐光レッドホストと燐光グリーンホスト、p +材料がすべて3,000万ドルを超えた。

材料の使用量を分析してみると、2四半期全体材料の使用量は21.3トンで、前四半期より21%が多く、昨年同四半期と比較すると49%の高い数値となった。金額に比べて材料の使用量が高く現れたのは、中国パネルメーカーの使用量が高くなるにつれて価格が小幅低下の結果として解釈される。

第2四半期OLED売上69億ドルに増加

UBI Researchが発行した第3四半期OLEDマーケットトラックによると、第2四半期OLEDの売上高は69億ドルに増加したことが分かった。この数値は、前四半期に比べて9.5%増の数値であり、昨年同四半期より18.5%増加した金額である。

売上高の増加の最大の理由は、OLED産業をリードしているサムスンディスプレイの中国向OLEDの売上高の増加に伴うものである。HuaweiをはじめOppoとVivo、XiomiのOLEDの使用量が昨年に比べて1.5倍以上に増加して、第2四半期のサムスンディスプレイの売上高は55億ドルを記録した。ここで、LGディスプレーのWRGB OLED売上高の増加とBOEのflexible OLED販売好調が加えて69億ドルまでの市場が拡大したものである。

サムスンディスプレイの売上高シェアは79.9%を占めており、BOEは6%までシェアを引き上げた。

<Source: 3Q2019 UBI Research OLED Market Track>

第3四半期は売上高がさらに増大する見通しだ。サムスンディスプレイはAppleの新モデルとHuaweiのMate用にflexible OLED出荷量がさらに増加するものであり、LGディスプレーもアップルのflexible OLEDを供給し始めており、BOEはLG電子のflexible OLEDの供給が確定されたからである。

サムスン電子とLG電子の電子の8K TV画質の戦い

LG電子がIFA2019で比較展示した8K LCD TVの画質紛争に対応して、サムスン電子がOLED TVのバーニング問題を持ち出した。

展示場で、LG電子は自社のNanoCell8K LCD TVと他の会社の8K LCD TVに同じ画面を浮かべ、同じ画面の同一部位を精密カメラで撮影した映像を拡大して、NanoCell TVのCM(contrast modulation)は、90%再現が可能であるが、他社の8K LCD TVは12%に過ぎないと強調した。他の会社はどこのベンダーであることを示されていなかったが、最近LG電子がIFAの後にサムスン電子のQLED TVを分解してQDシートを使用するQD-LCDとしては良い画質が得られないことを強調した点を推測すると、 他社の製品はサムスン電子のQLED TVで推定が可能である。

これに対応して、サムスン電子は8K OLED TVは画像のイメージスティッキングがあり、画面が消えることを公にメディアに公開した。

画質についての専門知識がない一般の消費者には非常に混乱を引き起こす紛争が発生したものである。両社の主張を総合してみると、サムスン電子の8K QLED TVとOLED TVはすべてTVとしての資格が達しない製品だ。

しかし、実際にはIFAで見た2製品はすべて現存するTVの中では、最も画質が優れた製品であった。OLED TVはコントラスト比が非常に優れていて、2次元平面の画面でも3次元TVのように遠近感がよく表示される製品であり、QLED TVはHDRが非常に優れて明るい画面から暗い画面まですべて繊細に表現がされていた。また、両社の製品は、8Kの解像度として最高の精度を持つTVであることは間違いない。

韓国メディアは、サムスンとLG電子のノイズマーケティングについて否定的な見解を多く表出しているが、むしろ両社のTVがより発展することができるきっかけに用意されたものと判断される。

実際、アップルがギャラクシーの解像度が低いと批判したとき、サムスン電子はOLEDの解像度をQHD級まで上げ世界最高の製品に成長した。また、サムスン電子がOLED TVのバーニングを指摘しネガティブ攻勢を繰り広げたが、OLED TVは2,000ドル以上のプレミアムTV市場で50%に近いシェアで市場を拡大した。もちろんバーニング現象はほとんどが解消された。

したがって、今回の戦いをきっかけに、サムスン電子も8K QLED TVの画質を世界最高のLCD TVに成長させることができる機会になるものと予想される。

両社が陰性の戦いを起こすのは、それなりに苦情があるからである。プレミアムTV市場でOLED TVのシェアが上昇し続けた場合、サムスン電子はQLED TV市場がそれだけ少なくなるため、危機感を表出したものである。8K QLED TVが価格を下しプレミアムTV市場を攻略すると、LG電子もOLED TV市場の成長を加速するためには、QLED TV市場の拡大を防ぐためである。

矛と盾が交互に変わる戦略の戦いで、両社のTVの戦いは、むしろ韓国のTVが世界最高の水準を維持することができる良い機会になるだろう。

Fraunhofer FEP shows modular OLED light strips

Almost everyone is familiar with light strips for interior design. LED strips are available by the metre in DIY stores around the corner and are just as often found as under-cabinet luminaires or in decorative articles. But also in the automotive industry the demand for light strips is enormous. Customized strips with additional functionalities play an increasingly important role, especially in the area of innovative car designs.

Scientists at the Fraunhofer FEP have now succeeded in producing light strips from individual organic light-emitting diodes (OLEDs). What is special about this innovation is that the OLED light strips act like a single luminous surface without interruption.

Claudia Keibler-Willner, head of the “Sheet-to-sheet OLED Technologies” department at Fraunhofer FEP, explains this effect in more detail: “We manufacture flexible OLEDs with appropriate control electronics in such a way that any number of OLED modules can be connected without creating visible interruptions to the active surface. This makes it possible to produce infinitely long OLED light strips. An additional highlight is the individual control of the segments. This allows additional lighting effects such as different dimmings or dynamic warnings to be realized.”

But why actually use OLEDs for car interiors or luminous clothing instead of using existing LED technology? The enormous advantage of OLEDs lies in their properties as area light sources. In contrast to LEDs as point light sources, OLEDs illuminate surfaces and are therefore homogeneous. As a result, OLED strips require no reflectors, light guides or additional optics. They also impress with their extremely low installation depth and light weight. This filigree quality of flexible OLEDs, which are manufactured on plastic substrates, for example, can hardly be achieved with conventional LED technology. In addition, the reduction of glare effects contributes to increased road safety, for example in safety clothing with lighting.

The OLED can make particularly good use of these advantages in the developed modular light strips of any length: OLED strips can be flexibly applied to curved surfaces such as car bodies or furniture. They can be transparent when switched off so that the underlying surface remains visible. Thus the OLEDs almost melt into their surroundings. Dynamic control or dimming opens up additional possibilities, such as for welcoming scenarios at the car. Designer dreams for interior design are thus within reach.

The scientists are now looking forward to concrete industry inquiries to develop prototypes or small series of these light strips for innovative designs and applications.

[中国OLEDの動向]米•中貿易紛争、中国の大型OLED市場前倒しうか?

最近、米国と中国の間の貿易紛争により、中国が集中投資育成産業の一つである半導体産業が難航を予告する中、中国政府が計画していた予算のかなりの部分がディスプレイ産業に流入している。ディスプレイ産業でも先端技術OLEDの方に集中しており、モバイル製品の生産ラインの6世代ラインの投資が大半を占めている。今年6世代ラインの基準でVisionoxとTianmaで既に行われBOEとCSOTも今年中に追加投資が行われる予定である。

 

米•中貿易紛争により相対的に牽制が少ないディスプレイ分野への投資が活発に行われながら、モバイルOLED生産ラインだけでなく、大型OLEDラインである8.5世代、10.5世代ラインも投資時期を前倒し検討中であることが分かった。

大型OLEDラインは、現在のLGディスプレーのみ量産が可能な技術として、生産ラインの中核であるOxide TFTとWhite OLED蒸着方式で生産している。サムスンディスプレイはまた、Oxide TFTとBlueベースのOLED蒸着方式にQD構造を追加することで、量産検討中である。

サムスンとLGは有機物に熱を加えて蒸着する方式の技術を採用して量産または量産準備中だが、中国OLEDパネルメーカーは、RGB Inkjet方式(Solution Process OLED)の量産ラインでの方向を持って検討していた。しかし、最近の投資が前倒しになり、量産検証がされていないRGB Inkjet方式の投資に対して専門家は懸念している。

LGディスプレーのWhite OLED蒸着方式は、既に量産実績のある技術であり、サムスンディスプレイはまた、構造が違うだけで同じ方式の蒸着方法で投資する予定だからだ。果たして、中国OLEDパネルメーカーが2位の戦略を超えRGB Inkjet方式を採用するか、再検証された技術である蒸着方法で方向を変えるか見守る必要がありそうだ。

FlexiGoの「Foldy-200」、フォルダブルOLED信頼性確保の主要機器

最近、ディスプレイ業界で最大の話題はフォルダブルOLEDだ。フォルダブルOLEDの最大の課題は折り畳み耐久性であり、関連企業は20万回以上の折り畳み耐久性を備えた製品を開発するために努力している。

折りたたみ試験は通常のフォルダブル素材の一部を固定板に固定し、他の一部は回転板に固定させて機械的に回転運動をする方式が代表的である。しかし、この方法はフォルダブル素材と回転板の軸が異なるため、回転運動時のフォルダブル素材が素材本来の回転パスではなく、回転板の回転経路に沿って行くように誘導されてフォルダブル素材に引張力が作用する可能性がある。これによりフォルダブル素材の正確な折りたたみ耐久性を評価することは難しことがある。

特に、FlexiGoで最近開発された「Foldy-200」は、チャンバー内の温度と湿度を変えてフォルダブル素材の正確な折りたたみ耐久性を試験することができるように設計された。また、チャンバーガラスを丸い形に製作して、内部と外部に熱線を設置して、高湿度で水滴などがチャンバーガラスでフォルダブル材料に落ちる問題を事前にブロックした。

「Foldy-200」は、17インチサイズ以下のフォルダブル素材を希望曲率半径の下での折りたたみとアウト折り畳み試験が可能である。また、micro&macro visionとsurface profiling、colorimeterなどの自動検査設備が搭載され、既存の折り畳み試験にかかっていた時間が大幅に減少することが期待される。

次期フルスクリーン表示のトレンドは、アンダーディスプレイカメラ

サムスン電子のGalaxy S8とAppleのiPhone X発売以来、ホームボタンが削除されたスマートフォンはスマートフォン市場のトレンドとなった。

無限に大きくなることができないスマートフォンの特性上、限られたスマートフォンサイズの中で大きな割合を持つディスプレイのサイズはスマートフォンセットメーカーの競争力と直結されている状況である。

最近発売されたサムスン電子のGalaxy S10はHIAA(hole in active area)技術が適用されたフレキシブルOLEDを搭載して大きな関心を集めた。しかし、ノッチのデザインやHIAAデザインはまだカメラのレンズがディスプレイの一部のスペースを占めるため、動画視聴やゲームをするのに邪魔になる可能性がある。

だから多くのパネルメーカーは完全なフルスクリーン表示の実装のためのアンダーディスプレイカメラ(under display camera)技術を開発中である。

アンダーディスプレイカメラ技術はフロントカメラが画面の背後に配置されて完全なフルスクリーン表示の実装が可能である。過去MWC China2019でOppoがこの技術が適用されたスマートフォンを初公開し、BOEとVisionoxもCIOC2019発表でアンダーディスプレイカメラが次期スマートフォンのトレンドになること予想した。

アンダーディスプレイカメラ技術を実装するための画面とカメラ・モジュール、アルゴリズム技術がすべて特別に設計されると予想される。具体的には、透過率を確保するためにカメラ付近の画素を低解像度にする技術や、従来よりもより大きな画素サイズのCMOSイメージセンサー搭載、写真の品質を向上させるためのアルゴリズムの技術の適用などである。

2017年から始まったフルスクリーンのスマートフォンのトレンドが、2020年以降アンダーディスプレイカメラ技術との完全なフルスクリーンのスマートフォンで花被泣く成り行きが注目されている。

【IFA2019】年々進化するソニーのOLED TV

LG電子とOLED TV市場を牽引しているソニーは、OLED TVを初めて展示した後、CESとIFAで新機能が内在されたOLED TVを展示している。

IFA2019のMedia Dayに、まずオープンされたソニーのブースに展示されたOLED TVはウーファーが見えなかった。画面で音響が出るsurface acoustic技術を使用して、ソニーはCES2019でOLEDパネルの背面にactuatorが4つを使用して、ウーファースピーカーを背面台で使用したモデルを展示した。しかし、IFA2019でーが消えた。

展示関係者によると、秘密は、パネルの背後にactuatorを2個ずつ3列、合計6個を配置して、低音から高音まですべての画面で音響を表すことができるからだと言及した。

[プレスリリース]ソリューションプロセスOLED2023年5.79億ドルに成長

インクジェットを使用しているソリューションプロセスOLED(sol OLED)は、TV用大型OLEDパネルとして主に開発されてきたが、最近のモニタ用ディスプレイ市場で脚光を浴び始めた。

スマートフォン用OLEDを製造するFMM方式の蒸着技術は、FMMのたわみ現象のため、基板を2分割または4分割して使用する。スマートフォンサイズのFMMをマスクフレームに10〜15枚貼って蒸着するため、20インチ以上の中型モニター生産時には面取数が少なく採算性が非常に低い。

これに比べてsol OLEDは、基板サイズとディスプレイサイズに関係なく、元の基板からOLEDを作製することができるので、量産性が非常に高い方式である。

 

最近ゲーム用モニターとして主に使われている27インチと32インチのOLEDパネルをFMM方式で製作すると、それぞれ4枚の生産が可能である。しかし、sol OLEDは、 基板を分割していないので、27インチは8枚、32インチは6 枚を 生産することができる。

したがって、今後のOLEDを製造する技術は、応用製品のサイズに応じて3つの技術が混在して使用することが予想される。スマートフォン用OLEDはFMMと蒸着方式、TV用大型OLEDパネルの製造は、オープンマスクと蒸着技術、そして25インチ以上のモニタはsol OLED技術に分けられる見通しだ。

現在のプレミアムモニター市場はLCDとRGB OLED、sol OLEDの3つの種類があるが、今後のプレミアムOLEDモニター市場はsol OLEDに置き換えになる。6世代級インクジェットラインが大量の投資がされると、ミドルエンドのモニター市場でもsol OLEDが主力製品で定着する予定だ。

 

UBIリサーチ(www.ubiresearch.com)が発行したソリューションプロセスOLED年次報告書によると、2023年に5.79億ドルの市場を形成すると予想している。この金額は、2023年にOLEDモニター市場の85.3%に相当する。

[Press Release] Opening Ceremony of new Novaled Headquarters(Dresden, Germany, June 2019)

Investment of 30 million Euros in Novaled Headquarters with state-of-the-art R & D center for OLED cutting-edge technology in Dresden, Germany

After 2 years of construction Novaled GmbH opened its new headquarters in Dresden on June, 12th together with long-standing business partners and supporters. Besides representatives of Samsung SDI, the Prime Minister of Saxony, Michael Kretschmer, and the First Mayor of the city of Dresden, Dirk Hilbert, participated in the event.

Core of the 10,200 m² premises in the northern part of the city is a 110 m long R & D center with chemistry laboratories as well as cleanrooms of class ISO5 and ISO7 equipped at highest standards. The new location is an improvement all along the line. Additional space in cleanrooms allowed for investments in cluster tools. This increased the OLED processing capacity by around 40%. The generously planned chemistry laboratories with state-of-the-art equipment and proprietary analytics are a true quantum leap in the development of new materials for high-performance OLEDs.

Novaled is currently the only supplier of organic dopants for OLED display mass production in the industry. Know-how and materials from Dresden enhance therefore most high end smartphones, TVs and smart watches, equipped with OLED displays.

“State-of-the-art cleanrooms, three times more lab space and entirely new facilities offer the best conditions for innovation,” said Novaled CEO Gerd Günther. The company started back in 2003 with five key patents concerning organic electronics. Meanwhile there are nearly 1,000 Novaled patents granted or pending. “Our technologies and materials are established as an industry standard in the OLED display field,” said Gerd Günther. “Novaleds revenues clearly show that we are growing even stronger than the market.”

In addition to the construction of a new technical center, the former mill of the army bakery was extensively renovated and Novaled employees get to work there in loft-like, bright offices. A green outdoor area offers an attractive environment for meetings and relaxation. During the opening ceremony, a birch tree was planted by Novaled CEO Gerd Günther, Samsung SDI Executive Vice President Dr. Hyuk Chang , the Prime Minister of Saxony, Michael Kretschmer and the First Mayor of Dresden, Dirk Hilbert and. “The birch is a known symbol for light and a new beginning, representing what we do in our new premises,” explained Gerd Günther.

About Novaled

Novaled GmbH is a leader in the research, development and commercialization of technologies and materials that enhance the performance of OLEDs (organic light-emitting diodes) and other organic electronics. Novaled offers OLED product manufacturers a unique combination of proprietary technology, materials and expertise, and is currently the only company in the OLED industry licensing and selling organic conductivity doping technology and materials for use in the commercial mass production of display products. Novaled has developed strategic partnerships with key OLED innovators and producers throughout the world and, with a broad portfolio of more than 980 patents granted or pending, has a strong IP position in OLED technologies, structures and materials. Novaled is headquartered in Dresden with some 135 staff and offices in Asia. Since end of 2013 Novaled belongs to Samsung. www.novaled.com

 

About OLEDs

OLEDs (organic light-emitting diodes) are solid-state devices composed of multiple thin layers of organic materials often only a few nanometers thick that emit diffuse light when electricity is applied to them. Because they are an area light source, OLEDs are a key part of fulfilling the dream of the rapidly growing flat panel display market: paper-thin, highly-efficient displays with brilliant colors and excellent design flexibility. OLEDs may also lead to innovative decorative lighting applications and personalized environments. www.novaled.com/oleds/

[CES ASIA 2019] CONTINENTAL, 運転席向けのフレキシブルOLEDのコックピットを公開

2019年6月11日から13日まで中国上海で開かれている『CES ASIA 2019』でCONTINENTALはフレキシブルOLEDが使用された運転席用のコックピットを公開し、大衆たちの大きな関心を引き付けた。

<CONTINENTALのフレキシブルOLEDのコックピット>

CONTINENTALのOLEDコクトットはPET素材のプラスチックカバーウィンドウが使われた。 同社の関係者はドライバーの安全を図ることができ、ガラス素材より安価なためプラスチック素材を使ったと明らかにした。

またメーカーの関係者はOLEDを適用することでカーブド形態のコッフェットを製作することができたと話した。 同関係者は”OLEDは薄くてフレキシブルディスプレーが可能なため多様なデザイン具現が可能だ。 こうしたデザインの活用度は自動車メーカー各社の競争力の向上にも影響を及ぼすだろう”と明らかにした。

CES ASIA 2019で展示されたこのコックピットは現在タッチ機能はないが、後に搭載する予定だ。

この他にCONTINENTALは3D lightfieldディスプレーとLCD素材のHUDも公開した。 CONTINENTALは,顧客会社の要請を受け、HUDにもOLEDが使えること明らかにした。

<CONTINENTALの3D lightfieldディスプレイ>

[CES ASIA 2019] フォルダーブルOLED素材で注目されたUTGとシリコンヒンジ(Silicon Hinge)

中国上海から6月11日から13日まで開催されている『CES ASIA 2019』で韓国企業のECONYはフォルダブルOLED用のUTG(ultra thin glass)を公開し、多くの注目を受けた。

現在フォルダーブルOLEDのカバーウインドウで使われている”colorless PI”は、壊れないメリットがあるが折りたたみの跡が生じかねないため、これに 代われるUTGが関心を受けている。

ECONYの関係者は”ECONYは韓国で最も高い水準のスリム式角技術を有している。 ECONYのUTGは破面防止のための表面処理をしても50 um以下の厚さで製作が可能である。 曲率半径は2 mm程度であり、現在のLGディスプレーと中国のパネルメーカーへの供給を目標にしている”と明らかにした。

DOWはフォルダーブルやローラブルOLED向けのシリコン”ヒンジを広報した。 DOWの関係者は”シリコン基盤の熱硬化素材で開発されたヒンジは熱安定性が優秀で、金属素材より衝撃吸収性に優れているという長所がある”と紹介し、”三星ディスプレーとBOEに当該ソリューションを提供している”と明らかにした。

最後にDOW側では市場に発売するにはまだ早いが、早ければ1~2年以内に発売するのを期待していると言及した。

フォルダーブルOLEDの信頼性を向上させるための素材メーカー同士の競争が日増しに激しくなっている。 どの素材がフォルダーブルOLEDに適用され、市場を掌握することになるかその結果が注目されている。

[CES ASIA 2019] ディスプレイの活用が目につけているAudiのe-TronとAI:ME

2019年6月11日から13日までに中国上海で開催された『CES ASIA 2019』でAudiは第7型OLEDバーチャルエクステリアミラー(virtual exterior mirrors)が適用されたSUV車である‘e-Tron’と コンセプカの‘AI:ME’などを公開した。

まず、Audiが披露したe-Tronは一般的なサイドミラーの代わりにカメラと車両内部へ2つのOLEDを使用して大きな注目を受けた。 Audiの関係者は”OLEDは画質面で優秀で明暗碑も優れているため夜間走行にも大きく役立つ”と述べた。

Audiが披露したコンセプトカーであるAI:MEは小型車だが空間の活用を極大化し、レベル4水準の自律走行機能が適用された。 Audi側は”ディスプレーサイズが大きくして運転手が移動中にも通信やエンターテインメントなどを効果的に活用できるし、ドア側にもタッチセンサーを搭載して一部の機能を設定できるように制作した”と明らかにした。

またAudiの関係者は小型車であればあるほど大型ディスプレーを配置すれば直観性や美観が向上し、差異化ポイントになれることを強調した。 かつての数多いボタンよりタッチ機能があるディスプレーを通じて差異化ポイントになりうるという説明だ。

多数のAudi関係者たちはディスプレーが未来の自動車で核心的な役割を果たすと口を揃えた。 特に自動車内部の空間活用度がますます高まるにつれてディスプレーの活用領域が次第に広がり、その中でフレキシブルディスプレーの具現が可能なOLEDの活用度も高まる可能性があると言及した。 将来の自動車でディスプレーの大きな役割が期待される。

[プレスリリース] OLEDの生産能力が、2023年には現在の倍に拡大する。

OLED専門リサーチ会社であるUBIリサーチがOLED装置の市場を展望するレポート(2019 OLED装置レポート)を出版した。レポートによると、2019年のディスプレイメーカーの総基板面積(可動時点の基準)は、3,490万 m²であるが、2023年には6,850万 m²と見込まれ、4年後に2倍に拡大する見通しだ。

OLED基板面積の増加の最大の要因は、サムスンディスプレイとLGディスプレーが推進しているTV用OLEDライン投資である。現在、TV用OLEDの製造ラインは55インチパネルの生産に最適化されている第8世代ラインである。 しかし、プレミアムTV市場の需要は55インチから65インチへシフトしてきており、2021年頃には65インチのOLED TV市場が40%以上を占める見通しだ。このような市場の状況に対応するため、LGディスプレーは65インチパネルの生産に最も効率的な第10.5世代ラインの投資を準備している。2023年には大型OLEDラインの基板面積が全体の基板面積で42%を占めると予想される。

<世代別OLED生産能力>

第6世代ラインの基板面積は、今年13万平方メートルで、2023年には19.3百万平方メートルに拡大する見通しである。ほとんどが中国パネルメーカーの投資によるものである。中国のスマートフォン市場は世界市場の約40%を占めるため、中国のスマートフォンメーカーは膨大な国内市場を背景として世界市場シェアを急速に高めている。最近Huaweiは、旺盛な中国国内需要をもとに世界第2位の出荷量を誇るメーカーとなった。中国のパネルメーカーは、中国政府の莫大な支援の下、中国のスマートフォンメーカーを主ターゲットとして果敢に第6世代フレキシブルOLEDラインを増設している。

<国別OLED生産能力>

2019年韓国のOLED生産能力(基板面積)は、総2,787万m2で、全体の生産能力の80%を占めており、2023年には総5,482万m2に拡大する見通しである。シェアは依然として80%を維持しOLED産業をリードする。

中国のパネルメーカーはまだモバイル機器向けOLED生産ラインだけに投資しているので、生産能力シェアは20%水準にとどまる見通しだ。

韓国と中国パネルメーカーの投資によって2019年から2022年までの4年間におけるOLEDの製造装置市場(物流機器を除く)は、284億ドル規模と推定される。その中で、第6世代の機器市場は172億ドルで、全体の装置の市場の61%を占めると予想される。

<世代別の装置市場の展望(2019〜2022)>

『プレスリリース』第1四半期AMOLED実績横ばい

UBI Research(代表イ・チュンフン)が発刊した2四半期マーケットトラックによると2019年第1四半期AMOLEDの実績は2018年第1四半期に比べて誤差範囲内で小幅な減少となった。

2019年第1四半期の出荷量は1億1,000万台であり、これを2018年第1四半期と比較すると0.4%減少したことになる。

2019年第1四半期のOLED出荷実績が減少した理由は、サムスン・ディスプレイの出荷実績の減少に起因する。 サムスン・ディスプレイは2019年第1四半期に5,600億ウォンの赤字を公表した。 この中にはOLED事業の赤字も含まれている。

サムスン・ディスプレイの2019年第1四半期のAMOLED総出荷量は8,200万台で、売上は50.9億ドルであったとみられる。 2018年第1四半期の売上は56.8億ドルであったので、5.9億ドル減少したことになる。

モバイル機器用OLED市場で既に2位を確保したBOEは、2019年第1四半期には計480万台のOLED(スマートフォン用とウォッチ用)を出荷したものと見積もられる。 昨年の第1四半期には10万台レベルに過ぎなかったが、四半期別の出荷量が500万台に到達し、年間2,000万台水準へと急成長している。

BOEはHuaweiのMate 20にフレキシブルOLEDを供給しており、今年はPro 30モデルにも500万~1,000万台のフレキシブルOLEDを 供給する予定だ。スマートフォン向けフレキシブルOLED量産に成功したBOEはサムスン・ディスプレイが独占供給しているアップル向けのOLED市場に入るためon-cellタッチ装備の導入を急いでいる。 現在の状態でBOEが量産の実力を上げることになれば、2020年下半期にはアップルへのパネル供給が可能と予測される。

[SID 2019] 青色のTADFとhyperfluorescence、OLEDの長寿命を導く。

OLED発光材料の赤と緑は燐光材料を使用しているが、青色は燐光材料の寿命がまだ短くて代わりとして蛍光材料を使われている。 しかし蛍光青色材料は効率が低いな問題点があり、代替材料としてTADFとhyperfluorescence青色材料が多く注目されている。

2019年5月12日から17日まで米国San Joseで開かれた『SIDディスプレーウィーク』でKyuluxとCYNORAがそれぞれ最新青色hyperfluorescenceの性能と青TADFの性能を公開した。

Kyuluxが公開した青色hyperfluorescenceの効率は43cd/Aであり、寿命はLT95@1,000nit基準120時間だ。 これは2019年3月に開かれた『2019 OLED KOREA Conference』で明らかにした性能より向上した数値として、以前の効率と寿命はそれぞれ35cd/AとLT95@750nit基準100時間だ。

続いてCYNORAが明らかにした青色TADFのCIEyは0.15、EQEは18%、寿命はLT95@1,200nit基準10時間だ。 これは『2019 OLED KOREA Conference』で公開した性能よりEQEは10%下落したが、寿命は2倍に増加した数値だ。 KyuluxとCYNORA両方とも寿命の向上に焦点を合わせた結果だ。

<2019 OLED KOREA ConferenceとSID 2019で公開された青色hyperfluorescenceと青色TADF性能>

世界中で唯一に大面積OLEDを量産しているLGディスプレーもTADFの長所と必要性を力説し、緑色のTADFと青色のTADFが使われたOLED素子のシミュレーションデータを発表した。 特に青色TADFが使用された2 stack WRGB OLEDの期待性能を発表しながら、今後青色TADFが適用されたWRGB OLEDの量産可能性を明らかにして発表を終えた。

[SID 2019] 中国OLEDパネルメーカー、多数の新技術OLEDパネルを披露する

2019年5月12日から17日まで米国San Joseで開かれている『SIDディスプレーウィーク』で中国OLEDパネルメーカーがフォルダブルOLEDとsolution process OLED、QD-OLEDなどを披露した。

BOEは55型UHD solution process OLED TVを展示した。 55型solution process OLEDの輝度は100 nitsであり、コントラスト比は100:000:1、color gamutはNTSC 100%だ。 BOEは2017年2月、安徽省合肥市政府と‘プリンティングOLED技術プラットフォーム’を作る条約を結んだことがあり、2018年11月solution process OLED TV開発を成功したと明らかにしている。

Tianmaも4.92型FHD solution process OLEDを公開した。 解像度は1728 x 972であり、ppiは403だ。 Tianmaは世界で初めて400 ppiが超えたsolution process OLEDとして紹介し、大衆の関心を導いた。

CSOTは31型UHD solution process OLEDと6.6型QD-OLEDも披露した。 6.6型QD-OLEDの解像度は384 x 300、輝度は50 nitsであり、3 stack top emission技術が適用された。 CSOTの関係者は”現在の技術の完成度は低いが、全てのapplicationに対応できる技術力を見せられるということに意義がある”と明らかにした。

そのほかにも中国の数々のOLEDメーカーは多数のフォルダーブルOLEDやマイクロOLEDなどを披露した。 たとえ中国OLEDパネルメーカーが出品したOLED applicationが完成品ではなくプロトタイプだが、OLEDの後発走者から先頭走者に成長するという意志が目立った。

[SID2019] Colorless PIとUTG、フォルダブルOLED用カバーウィンドウにより適した素材は?

RoyoleがフォルダブルOLEDフォン」FlexPai」をリリースした後、、サムスン電子とHuaweiもフォルダブルOLEDフォンを公開し、業界と大衆の大きな関心を受けた。

現在商用化がされたり準備中のフォルダブルOLEDフォンの最大の変化は、従来のフレキシブルOLEDで使用されたガラス素材のカバーウィンドウがcolorless PI素材に変更されたものである。

Colorless PIは、従来のカバーウィンドウのガラスよりも薄くなって曲率半径を減らす有利で割れる恐れがないという利点がある。表面タッチ感が良く、スクラッチが強いガラスを薄くしたUTG(超薄型ガラス)も折りたたみOLEDのカバーウィンドウ素材として注目されています。

米国San Joseで開催されたSIDディスプレイウィーク展示会でKOLONは、ハードコーティングが適用されたcolorless PIを展示した。 2018年からcolorless PI量産準備を完了したKOLONは、現在AUOとBOE、LGディスプレイ、RoyoleなどのフォルダブルOLEDカバーウィンドウのcolorless PIを供給している。

ハードコーティング業者であるDNPとTOYOCHEMもハードコーティングがされたcolorless PIを展示した。 DNPの企業の関係者は、そのフィルムは、現在開発中であり、主な事業分野は、ハードコーティングと明らかにし、TOYOCHEMの会社の関係者は、KOLONとSKCのハードコーティングのサンプルを納品したと述べた。

一方、UTG開発企業であるSCHOTTもフォルダブルOLEDカバーウィンドウのUTGを展示し、観客の注目を浴びた。 SCHOTTの関係者は、現在開発中のUTGは-foldingでないout-folding用カバーウィンドウ製品だと明らかにし、厚さは、現在0.7 mmから2.5 mmまでの顧客のニーズに合わせて開発を進めていると述べた。

近日中にスマートフォンセットメーカーのフォルダブルOLEDフォン発売が予想され、関連する素材の競合も激しくなる見通しだ。 Colorless PIが主導権を継続するのか、またはUTGが影響力を行使することができるか注目されている。

19年度の中国OLED Panelメーカーの装置発注現況

韓国OLED Panelメーカーの投資が多くない状況の中で、OLED装置業界のオフシーズンが続いている。中国OLED Panelメーカーも19年度の装置発注状況を確認したとき、新規ライン増設ではなく、新しい技術に必要ないくつかの装置やモジュールのライン装置を中心に発注がされている状況である。

中国PanelメーカーBOEとCSOTがフレキシブルOn-cell Touch技術の開発をするために、今年の3月に装置を発注した。韓国装置メーカーは、ウォンイクIPS(Dry Etch)とエッチ・アンド・イルザ(Sputter)が発注を受けたことが把握された。また、先月に入ってからBOE成都ラインでフレキシブルOLED量産とフォルダブルOLED生産準備のためのモジュール設備が発注されている。韓国の装置メーカーでも、発注を受けて装置を製作する予定である。

今年の投資が本格的に開始されるVisionox河北ラインでは、先月から装置の発注が開始された。このほか、武漢Tianmaの場合、フレキシブルプロセス装置補完投資が一部行われておりEDO、Royole、Trulyも今後の市場の状況に応じて投資をするものと見られる。 2019年5月に発刊予定のAMOLEDのプロセス装置産業レポートでは、中国Panelメーカーの投資状況や装置のサプライチェーンを詳しく扱う予定である。

[BOE成都モジュールライン発注現況]

[プレスリリース] 2023年AMOLED部品素材市場241.5億ドルに成長

サムスン電子とアップルのOLEDスマートフォン市場が停滞している中で、中国のスマートフォンメーカーは、中国内の膨大なスマートフォン市場を背景として、徐々にOLED使用割合を増やしている。これに対応して、BOEなどの中国パネルメーカーは第6世代フレキシブルOLED工場の建設を積極的に進めてOLED産業の発展を牽引している。

UBIリサーチでOLED用の工場増設と需要供給によるパネルメーカーの予想稼働率を分析した結果OLEDを構成している各種部品素材(発光材料を除く)の市場は、2019年139億ドル規模で、2023年には241.5億ドルにまで拡大すると予測している。

最近のhot issueであるフォルダブルOLEDの生産が開始されたことにより、LCDでは適用されなかった各種フィルム類が重要な材料として浮上している。

UBIリサーチが期発刊した[2019年OLED部品素材レポート]で、サムスンディスプレイとLGディスプレイ、BOEのフォルダブルOLED構造を調査して、モジュールを構成するフィルム類の厚さと特性を分析した。

OLED部品素材市場で、TV用OLEDを構成する部品の素材は、2023年に190.9億ドルの市場に急成長してOLED産業を牽引するだろう。

[2019.04.30] OLED Daily News

▶ Unisem、中国BOEと72億ウォン規模のディスプレー装備の供給契約 (NEWSPIM)

(記事全: http://www.newspim.com/news/view/20190429000663)

半導体やディスプレー装備専門企業Unisemは中国のディスプレーメーカーであるBOEと72億ウォン規模のChiller供給契約を締結したと29日明らかにした。

Chillerは工程内の温度を一定に維持する装備でUnisemはグローバル半導体およびディスプレー生産企業にChillerを供給している。

BOEは中国武漢(Wuhan)に10.5世代LCD生産工場であるB17を建設中だ。 今回に供給するChillerはBOEのB17ラインLCD生産工程に使用する予定だ。

BOEは現在重慶にB12ラインも建設中で最近福州にB15ライン投資を決定しただけにUnisemの追加的な装備の供給も期待されている。

Unisemの関係者は”中国メーカーがOLED投資及び供給量を増やすが、攻撃的に乗り出している”、”BOEを含む中国メーカーの投資の拡大による装備の発注が今年2四半期から本格的に出てくると予想され、装備の需要が大きく増えるものと期待する”と話した。

[2019.04.25] OLED Daily News

▶ 業績不振に落ちたLGディスプレー, 今年はHigh-value OLEDで勝負 (ZDNet Korea)

(記事全文: http://www.zdnet.co.kr/view/?no=20190424130827)

LGディスプレーが今年第1四半期の実績不振を記録した。そして主力事業であるOLEDディスプレーの競争力を更に強化する。 中国発LCDの物量攻勢が今年も続くものと予想されているので、収益性が高いHigh-value OLEDを通じて成果を引き出すという腹案だ。

ソ・ドンフィLGディスプレー最高財務責任者(専務)は24日に開かれた2019年第1四半期実績コンファレンスコールで”2019年に大型OLED事業は顧客やハイエンドのポジションの変化を通じてTVのビジネスでその割合が30%を上回るとみられる”、”OLED市場が拡大する中でデザインの差別化(ウォール・ペーパー、ロルロブルなど)、サウンドの融合・複合(クリスタルサウンドOLED)、透明ディスプレイなどOLEDならではの特長と差別化を通じて多様なアプリケーションで(OLEDを)適用できる機会を作っている”と強調した。

さらに、”中国内(広州OLEDライン)生産インフラも計画通りに準備中に下半期に一部固定費が予想されるが、2020年からは利益への貢献度を高めたい”、”下半期に中国(広州)工場のキャパ(生産能力)増設のほかコスト革新で売り上げ成長と収益拡大の構造を作る”と付け加えた。

■第2四半期の業績の持ち直し難しい…下半期はHigh-value OLEDで勝負

LGディスプレーは第2四半期の業績もLCD供給過剰による市況悪化とIT製品不足が続くものと見ている。 エフアンドガイド(FnGuide)が予想する第2四半期の業績・コンセンサスは、売上5兆8千181億ウォン、営業赤字160億ウォン水準だ。

ただし、下半期からは中国広州に位置するOLED生産ラインの稼働と透明・オートモーティブOLEDの発売効果で成果を出すと期待している。

ソ・ドンフィ専務は”広州ラインは上半期中に順調に稼動すると判断する。 また、MMG(マルチモデル・グラス、55型と65型を混用して生産する方式)を広州と坡州ラインに適用する準備をしている”、”これが安定されれば、今年のOLED生産量は400万台水準に登ることができる”と自信した。

さらに”透明OLED製品は今年下半期に一部製品を発売し,追加需要先を拡大する。 コマーシャル・事業で、多様な顧客と協業のうち”とし、”オートはすでにLCDで1兆以上の売上を出している。 今年中にPOLED(プラスチックOLED)が搭載された車両を見ることができるだろう。 数字で正確に言及することは難しいが,POLEDを採用した車両用ディスプレーを韓国が相当部分受注している。 今年成功裏にPOLEDを搭載した車が発売されれば,受注も相当弾みがつくだろう”と強調した。

 

▶ ファインテック(FINETEK)、中国企業”OLEDボンディング装備購買意向書”を受領 (NEWSPIM)

(記事全文: http://www.newspim.com/news/view/20190424000218)

今年の中国OLED投資再開でOLEDパネルの需要が急増している中、ファインテック(FINETEK)が中国ディスプレー専門企業を対象にボンディング装備の供給拡大に乗り出している。

ファインテックは最近、中国のディスプレーメーカーBOEのOLED複合ボンディング装備の受注を受けたことに続き、チャイナスター(CSOT)からOLEDボンディング装備を買う意向書(LOI)を受領したと24日明らかにした。

ファインテックはCSOTにCOP(chip on Platic)専用装備とCOP-COF(chip on film)など多様なパネルを同時に生産できる複合装備を供給する予定だ。 CSOTと具体的な供給時期など協議を経てボンディング装備供給契約を締結する見通しだ。

さらに、最近中国向け供給先多角化を推進しているファインテックは今回の契約を皮切りにCSOTを対象にOLED複合ボンディング装備など営業競争力を強化する計画だ。

同社の関係者は”中国OLEDパネルメーカーが政府支援と中国スマートフォンメーカーの善戦に支えられ,OLED市場シェアが増加傾向にある”とし”ファインテックは中国がOLED市場シェア拡大を推進したことを受け,積極的に中国売上先受注を確保して実績向上に力を注ぐ計画だ”と説明した。

中国市場でファインテック複合ボンディング装備の市場競争力の拡大も期待される。ファインテックは3年前中国向けボンディング装備の受注割合は10%の水準だったが、複合装備の需要拡大によって、昨年BOE、ビジョンオックスなど中国のディスプレー企業の受注の割合が26%まで拡大された。

同社の関係者は”中国はもちろん世界的に特定パネル形態をターゲットにする専用設備から多様なディスプレーパネルも同時生産可能な複合装備に転換する傾向にある”とし”国内唯一の複合ボンディング装備を開発,供給しているファインテックの装備需要がさらに拡大するものと期待される”と述べた。

[2019.04.24] OLED Daily News

▶ ‘6ヵ月ぶりにまた’……BOE、4番目のフレキシブルOLED投資秒読み (Electronic Times Internet)

(記事全文: http://www.etnews.com/20190423000190)

中国BOEが4番目の6世代フレキシブルOLED工場を近くに着工をする。 計465億人民元(約7兆9000億ウォン)を投資して月4万8000枚生産能力を整える計画だ。 ディスプレイ市場が低迷し、スマートフォン向けフレキシブルOLED需要は当初の期待に及ばなかったが攻撃的な投資や生産能力の拡充にさらに拍車をかけている。

23日中国のメディアによると、BOEは福州に投資する4番目のフレキシブルOLED工場『B15』建設を開始する。 近いうちに行事を開いて公式投資に乗り出すという。

BOEがB15投資執行に乗り出し、三星ディスプレーを抜いて世界最大6世代フレキシブルOLED生産能力を備えることが確実となった。

 

▶ LCD:液晶パネル価格急騰 (The Korea Economic Daily)

(記事全文: https://www.hankyung.com/finance/article/2019042322206)

KB証券は23日”4月下半期LCD TVパネルの価格は上半期に比べ+0.7%上昇した”、第2四半期の良好なLCD価格の流れが続き、大型OLEDへの転換が加速する恐れがあると分析した。

キム・ドンウォン研究員は”モウィッツ・ビューが発表した4月下半期LCD TVパネルの価格は上半期に比べ+0.7%上昇した。 32型~55型LCDパネルの価格は4月上半期比+1.3%上昇し、65型・75型パネルの価格はそれぞれ0.5%、1.1%下落を記録して良好な価格の流れを見せた”、”PCパネルの価格は前四半期比小幅下落傾向が続いた”と明らかにした。

第2四半期の良好なLCD価格の流れが続く中、企業の大型OLEDへの転換がさらに速まりかねないと見ている。 キム研究員は”2四半期の三星ディスプレーの8世代LCDラインのQD-OLED転換投資が本格化すれば、32~50型TVパネルの価格は供給の縮小に対する心理的影響によって小幅反発傾向が持続するだろう”とし、”65型、75型の超大型TVパネルの価格の場合、中国パネルメーカーの生産拡大、三星ディスプレー8世代LCDラインの稼動中断、超大型TVパネルの需要増加が重なり、下落幅が鈍化しかねないだ”と評価した。

[2019.04.23] OLED Daily News

▶中国の人海戦術生産……不安なOLED (THE DONG-A ILBO)

(記事全文: http://news.donga.com/3/all/20190421/95157197/1)

中国企業の物量攻勢で液晶表示装置(LCD)に続いて有機発光ダイオード(OLED)産業も供給過剰問題に直面しかねないという懸念が提起された。LCDパネル価格が急落し国内のディスプレイメーカーらの第1四半期(1∼3月)業績が大幅に悪化した中、新しい成長動力と目星をつけたOLEDも遠くない将来に供給過剰の危機に直面しかねないという分析だ。

21日、ハナ金融経営研究所が最近発刊した報告書によると現在BOEとCSOT、TCLなどの中国メーカーが建設しているOLED工場の生産能力が韓国の二倍に達するものと集計された。

 

▶ 一般照明用OLED事業からの撤退……”ニューLG”の選択と集中が加速化 (The Korea Economic Daily)

(기사 전문: https://www.hankyung.com/economy/article/2019042211521)

LGグループが未来成長に向けた事業ポートフォリオの再編作業に拍車をかけている。 LGディスプレーが一般照明用OLED事業から撤退することにしたのも,その一環だ。 “選択と集中”戦略は昨年グループ代表を務めたク·グァンモLGグループ会長の”ニューLG”を貫くキーワードになった。

22日LGグループなどによると、LGディスプレーは新成長動力として推進してきた一般照明用OLED事業を放棄した。 新規OLED生産ラインで製品の量産を始めてから1年6ヵ月ぶりだ。

LGディスプレーは慶尚北道亀尾(キョンサンプクト・クミ)の5世代OLED専用ライン(P5)で生産する照明用OLED量産を段階的に縮小して市場から撤退するという結論を下したという。 その代わり成長性が大きく、グループの自動車電装(電気·電子装置)事業とシナジーを出せる車両用OLED市場に集中することにした。 グローバル車向けヘッドランプメーカーであるZKWの買収を通じ,LGが車両向け照明に力を入れていることも影響した。

LGディスプレーは2017年末’ルプルレクス’という新しいブランドを発売し、一般照明市場に進出した。 しかし従来のLED(発光ダイオード)照明メーカーとの価格競争などで遅れを取ると,事業放棄を決めたという。

[2019.04.22] OLED Daily News

▶ OLEDも供給過剰の懸念…”中国工場の規模、韓国の2倍” (Yonhapnews)

(記事全文: https://www.yna.co.kr/view/AKR20190419148900003?input=1195m)

LCDパネルに続きOLEDパネルでも供給過剰が現実のものになりかねないという見込みが出た。

韓国企業は中国が主導権を握ったLCDの代わりにOLEDを新しい『キャッシュカウ(cash cow)』に成長させるという計画で懸念が高まっている。

21日ハナ金融経営研究所が最近発刊した報告書によると、中国が現在建設中のOLEDパネル工場は月41万9千枚規模で、韓国の増設規模である月22万5千枚の約2倍に達する。

報告書はその中LCDパネル市場で1位を占めている中国BOE(京東方)が増設する規模が14万4千枚に達するものと見られる。 このほかCSOT、Visionox、TCLなど中国パネルメーカーも先を争って大規模な増設に乗り出している。

国内メーカーの中ではLGディスプレーが中国広州月万枚規模工場の稼動を控えていて、坡州(パジュ)にも総月4万5千枚規模の増設があるものと予想される。

三星ディスプレーが忠清南道湯井に建設することになるOLED工場も月9万枚規模に上るものと業界は見込んでいる。

これに対しイ·ジュワン研究委員は”韓国と中国のOLED増設速度が需要増加速度よりはるかに速く、供給過剰が深刻化する懸念が高い”と予想した。

 

▶ ギャラクシー·フォールドの不良問題:”画面保護膜”なぜ必要なのか (Yonhapnews)

(記事全文: https://www.yna.co.kr/view/AKR20190421010700017?input=1195m)

三星電子の初のフォルダーブルフォンが発売開始前に画面の欠陥議論に巻き込まれた。 三星電子は初期ユーザーが画面の保護フィルムと誤解しかねない”画面の保護膜”を除去したためだと説明する。

<三星電子ギャラクシーフォールド[三星電子提供]>

21日業界によると、既存のスマートフォンはOLEDディスプレーパネルの上に強化ガラス素材のカバーウインドウを付着してディスプレイを保護する。

OLEDパネル自体はビニールのように非常に薄く,外部の衝撃に弱い。 フォルダーブルフォンに入るPOLED(プラスチックOLED)はスクラッチにさらに脆弱だ。 しかし折れない素材のガラスを覆うことができずプラスチック素材のフィルムを貼って締め切る。

三星ディスプレー副社長出身のキム・ハクソンUNIST教授は”既存に私たちが知っている画面保護フィルムはスクラッチを防ぐ付加製品だが、フレキシブルディスプレーに使われる保護フィルムは非常に重要なディスプレー必須部品”とし”柔軟に衝撃に強いフィルムを開発するために長時間がかかった”と説明した。 ソガン大電子工学科のチョン・オクヒョン教授も”POLEDから保護フィルムを取り外したというのはディスプレー部品そのものを修理したも同然だ”と語った。

OLEDは有機物として光を放つが、特性上酸素や水分成分に大変脆弱だ。 画面の保護膜を剥がす過程で強い圧力を受ければ,薄いパネル自体が壊れ、空いた空間に水分が入いて画面そのものが混乱する現象が発生する恐れがある。

プラスチックはガラスより硬度が弱くて表面に傷がつきやすい。

Bloomberg、The Vergeなどレビュー用ギャラクシーフォードを受領したメディアは画面の欠陥のほかにもこの保護膜が凹んだり傷やすいことを指摘する。 あるレビューアは”爪で画面をたっぷり叩いたが,恒久的な跡が残っている”と明らかにしたりもした。

保護膜とディスプレーの間に隙間があるため埃などが入りやすく、このため保護膜を剥がしたくなるという指摘も出ている。 あるレビューアは画面の保護膜とベゼルの間隔を示す写真を提示しこれが切り離しても良いという誤解を招きかねないことを示唆したりもした。

このため三星電子は画面保護膜が”交代用”だと説明する。 既存のガラスよりスクラッチなど破損の可能性が高いのでその都度入れ替えられるようにしたというのだ。 ただ、ユーザーが直接交代してはならずサービスセンターを経なければならない。

専門家らはこのような注意事項が発売前に消費者に十分に告知されなければならず、初期使用者たちも1世代製品を使用には基本注意事項を守る必要があると指摘する。

チョン教授は”サムスン電子は画面の保護膜に対するお知らせが足りなかったようだ。 正式発売では事前告知を強化しなければならない”、”重さが一般スマートフォン比100gほど増えただけに、同じ位置で落としたときさらに破損する恐れがある。 この部分はユーザーも注意しなければならない”と指摘した。

キム教授は”フィルム自体がプラスチック素材なので保護フィルムが付着していてもガラスと違って尖った針のようなものに露出すれば破れたし裂ける恐れがある”とし”実際販売するときにはこうした注意事項がきちんと案内されなければならない”と述べた。

このほかにも専門家らは”内側に折り曲げる方式のフォルダーブルフォンは内側に、外側に折る方式のフォルダーブッフォンは外側にだけ畳むべきだ”とアドバイスする。 OLEDディスプレーは圧縮には強いが,増やせば切れてしまうからだ。

 

▶ SK、OLED事業への投資をするのか…素材部分を育てる (etoday)

(記事全文: http://www.etoday.co.kr/news/section/newsview.php?idxno=1747027)

SK(株)がOLED素材事業への投資を検討している。 OLED市場が急成長したことによってOLED素材産業も一緒に拡大したことによるものと見られる。

18日SK(株)が証券会社のアナリストを対象に企業説明会(IR)を進行した中長期経営計画資料によると、SK(株)は素材事業の拡張のためにOLED素材投資も検討しているという。

SK(株)は素材事業に対し,従来の素材プラットフォームを活用して高成長領域を拡大するという中長期戦略を立てた。

OLED素材の場合従来のSKトリケムの電球体(Precursor)など保有技術を連携させ自社技術を開発すると同時に投資も検討する方針だ。

業界ではSK(株)が投資型持株会社であるだけに,投資を通じて事業拡大に乗り出すこともできると見込んでいる。

パートナー社の協力および技術保有会社への投資を通じて故進入障壁素材市場を進入するという計画を立てたバッテリーの素材の場合2700億ウォンを投入し、関連会社の株式を買収する方式で市場に早いテンポで進入した。

先立ってSK(株)は昨年11月2次電池必須の部品である銅箔(Copper Foil)を製造する中国1位のWason社に持分を買収している。

SK(株)がOLED市場に関心を示しているのは,OLED市場が成長の勢いが激しいからだ。

市場調査会社のUBI Researchによると、昨年OLEDディスプレー市場規模は283億1300万ドル(約31兆9568億ウォン)で前年比7.1%増加したものと集計されており、今年323億ドル(約36兆4570億ウォン)へと成長するものと見られる。

来る2023年には595億ドル(約67兆1636億ウォン)まで規模を育てていくものと予想される。

これを受けSK(株)のほかにも多くのメーカーがOLED素材部門に力を入れている。 LG化学は今月初めアメリカのデュポンから次世代ディスプレーの中核プラットフォームであるSoluble OLEDの材料技術を買収して関連事業を強化した。

DoosanもOLEDなど素材事業を強化するため事業部門分割を通じて会社を新設した。

一方、SK(株)関係者は”中長期的な計画であり,まだOLED素材に投資する具体的な計画はない”と説明した。

[2019.04.19] OLED Daily News

▶ Kolonグループの厄介なKolonauto……OLED悪夢を振り落としたが実績改善は茨の道(Newdaily)

(記事全文: http://biz.newdaily.co.kr/site/data/html/2019/04/18/2019041800099.html)

18日業界によると、 Kolonは2001年OLED関連製品を生産・販売するNeoviewを買収しNeoviewkolonを発足した。

Kolonは2003年400億ウォンを皮切りに計3000億ウォンをNeoviewに投資した。 しかしNeoviewは Kolonグループの全面的な支援にもかかわらず買収後一度も黒字を達成できなかった。

累積損失が膨らむになったKolonは2015年8月Charmzoneモーターズからアウディとフォルクスワーゲンの版権を買い取って輸入車事業に集中する。 この過程でNeoviewkolonを現在のKolonンアウトに社名を変えた。 また〝醜いアヒルの””に転落した電子事業を売却しようとした。

Kolonの関係者は”2000年会社設立後OLED関連製品などを生産・販売するのが主な営業目的だった”、”しかし事業部の鎮へ2015年9月OLED事業を全面中止し、売却手続きを踏み、輸入車販売に注力し始めた”と伝えた。

しかし数年間買収希望者が現れずKolonは困難を経験した。Kolonの持株会社(株)Kolonautoの筆頭株主に持分99.33%を持っていて、電子事業の不振は、(株)Kolon業績に反映された。 2015年売却決定以降、(株)Kolonに反映された営業損失は▲2016年27億ウォン▲2017年9億5800万ウォン▲6億5500万ウォンなどだ。

アウトはこの問題を解決するため、今年初めの緊急理事会を開き、OLED関連工場の建物と土地の一切を125億ウォンに処分することにした。 買収企業はOLED生産企業人Romicalで先月29日、みんなが渡された。

 

▶ FINETEK、中国BOEから’6世代AMOLEDボンディング装備’落札(The financial news)

(記事全文: http://www.fnnews.com/news/201904180929097821)

三星が世界初発売したフォルダブルフォンが予約販売を開始した1日に初度物量完販を記録した中で、FINETEKが中国最大のディスプレー企業のBOEにフレキシブルボンディング装置の供給の推進を本格化する。

FINETEKはBOEからプルレクソブルヨンOLEDボンディング装備の入札を落札されたと18日明らかにした。 FINETEKは中国国際入札情報網のチャイナビーディングを通じて落札結果を確認し近くに本契約を締結する予定だ。FINETEKがBOEに供給する予定のフレキシブル用ボンディング装備はCOF(ChiponFilm)ボンディングとCOP(ChiponPlatic)ボンディングを一装備で処理できる複合ボンディング装備だ。 中小規模のスマートフォンからノート型パソコンなど多様なサイズパネルのボンディングが可能なマルチサイズボンディング装備で,製品の形態転換に対応力が高く需要が拡大するものと期待される。

FINETEKの関係者は”前方産業の設備投資が拡大し, OLEDボンディング装備の需要が増えるなど本格的な実績ターンアラウンドが期待される状況”とし”今年からは持続的な受注および体質改善による実績向上および財務構造健全性確保の基盤を作る計画”と述べた。

JOLED、Solution Process OLED後工程の量産ライン構築開始

JOLEDが中型サイズのSolution Process OLED量産のため後工程ラインを千葉事業所に構築すると発表した。 JOLEDのSolution Process OLEDは路尾事業所からTFT工程から印刷工程までである”全工程”が進んだ後、千葉事業所でモジュール工程と最終検査まで行われる”後工程”が実施される。

JOLEDは月22万台の生産量を目標にしており、2020年に千葉事業所と能美事業所を同時に稼動する計画だ。

JOLEDのSolution Process OLEDは、自動車とハイエンドのモニター市場をターゲットとしており、大きさは10~32型範囲である。

一方、JOLEDは2018年12月5日から7日まで日本の東京で開かれた28th FINETECH JAPANでe-sports用と医療分野用専門21.6型FHD OLEDモニター、自動車用12.3型HD OLEDと12.2型FHD flexible OLEDなど多様な中型の大きさのSolution Process OLEDを披露した。

[2019.04.18] OLED Daily News

▶ ギャラクシーフォールド – Eye Comfort認証を受け(ChosunBiz)

(記事全文: http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2019/04/17/2019041702790.html)

<ギャラクシーフォードに搭載される三星ディスプレーフォルダーブルOLEDがグローバル技術評価機関であるドイツTÜVラインランドの”アイコンポート”認証を受けた。 /三星ディスプレイ提供>

三星ディスプレーはギャラクシーフォールドに使用する7.3型のフォルダブルOLED(有機発光ディスプレイ)有害ブルーライトを減らして、ドイツTÜVラインランド(TÜV Rheinland)からEye Comfort認証を受けたと17日明らかにした。

ギャラクシーフォールドフォルダブルOLEDは全体可視光線の中で遺骨と言われた415~455nm(ナノメートル)の波長帯青色光線の割合を7%まで下げた。 従来のOLEDの有害ブルーライトの割合は12%水準で、一般的なスマートフォン用LCDは18%台だ。 三星ディスプレーの関係者は”ブルーライトを減らせば色、精度が落ちる短所があるが、有機材料性能改善にDCI-P3色標準を100%守りながら、有害・青色光の割合を減らした”と説明した。

 

▶ LGディスプレーアップル向けOLED供給,死活(Hankook Media Network)

(記事全文: http://daily.hankooki.com/lpage/ittech/201904/dh20190417165019138240.htm)

LGディスプレーがアップルからアイフォーン向けOLEDパネル供給の最終承認を得ることに死活をかけている。 アップルは来年から,新型アイフォンディスプレーをOLEDに全て転換する。 LGディスプレーが今年下半期に発売開始されるアイフォーンに意味のある物量を確保できない場合、BOEの後順位に追い込まれかねないという懸念が持ち上がっている。

17日業界によると、LGディスプレイは今年発売されるアイポンヒャンOLEDパネル供給に向けてクオリティテスト(クォル・品質認証)を受けている。 遅くとも6月までは最終承認を受け、下半期の供給ができるものとみられる。

業界関係者は”2020年からは三つのアイフォンのモデルすべてがOLEDディスプレーを採択し、一モデルにLGディスプレーとBOE量が一緒に入る可能性が高まった”、”アイフォン、二つのモデルについたパネルは、三星ディスプレーが供給して、LGディスプレーとBOEは相対的に低い価格で発売されアイホン向けパネル供給を巡って競争することになるだろう”と話した。

『2019年4月17日』] OLEDデーリーニュース

▶ 中国がOLEDに目を向けた – 三星とLGの胸が痛む(MONEYTODAY)

(記事全文: http://news.mt.co.kr/mtview.php?no=2019041616250429188)

半導体事業でアメリカの牽制に阻まれた中国がOLEDに目を向けた。 中国に市場主導権を奪われたLCDの代わりにOLEDを育てている三星ディスプレーとLGディスプレーが時間に追われ始めた。

16日、関連業界によると、日本最大のディスプレーメーカージャパンディスプレー(JDI)は最近中国投資会社のハーベストグループ、台湾パネル製造会社TPKホールディングスなどで構成されたコンソーシアムから800億円(約8100億ウォン)を受けて、持ち株49.8%と経営権を移譲することにした。

業界ではハーベストコンソーシアムの今後の歩みに注目する。 JDIとハーベストコンソーシアムは持分売買代金を含め、計2兆ウォン以上の投資金を活用し、中国にOLED工場を建てるなど、OLED事業を強化すると発表した。

 

▶ 三星、牙山(アサン)A5工場工事本格化…2021年のクオンタム・ドットOLED量産見通し (Informaxkorea)

(記事全文: http://news.einfomax.co.kr/news/articleView.html?idxno=4025709)

三星の忠清南道牙山(アサン)ディスプレーシティ2私の新規工場(以下A5工場)建設に向けたインフラ工事が本格化された。 工事期間を考慮すれば、早ければ今年の2021年にA5工場が完工される見通しだ。 業界ではA5工場でのクオンタム・ドット-有機発光ダイオード(QD-OLED)の量産に入るものと見ている。

 

▶ “OLEDテレビ市場,フルHD流れてUHD流行する”大型高精細対応(Etnews)

(記事全文: http://www.etnews.com/20190416000153)

16日、業界によると、LGディスプレーは2016年UHD OLED TVパネルの生産ゴールデン収率を達成してから3年ぶりに大型OLEDパネルの生産量の中ではフルHDの比重を大きく下げた。

LGディスプレイは昨年第4四半期55型のフルHD OLEDパネルを1000台の生産に止まった。 これまで55型UHDパネルを最大5万台以上を生産したのと対照される。

昨年第1四半期には55型のフルHD OLEDを4万台ほど生産していたが、第2四半期から1万台の水準に大幅に下げた。第4四半期には1000台で生産量を急激に減らした。これに比べて55型UHDパネルは生産量を持続増やした。昨年第1四半期の生産量が3万台だったが以後4万台規模に増やし、第4四半期には5万台を超えた。

65型と77型はフルHDモデルなしでUHDだけを生産している。 大型TVの人気モデルが55型から65型に移動すると、65型UHD OLEDも四半期別の2万枚から3万枚で生産量を増やした。

LGディスプレーの関係者は〝テレビ市場大勢がUHDに変わっただけに需要に対応するためUHD比重を増やし、フルHD比重を大きく下げた“とし〝具体的な時点を明らかにするのは難しいがフルHD-OLEDテレビパネルの生産量を引き続き減らす傾向になる”と説明した。

 

Dell, OLEDゲーミングノートパソコン『Alienware M15』発売

2019年1月に開かれた『CES 2019』でDellはOLEDパネルを『XPS 15』と『Dell G7 15』、『Alienware M15』にオプションで追加する計画を発表した。

その中で『Alienware M15』が初めてOLEDパネルを搭載し、今年4月から販売を開始した。 Alienware M15に適用されたOLEDの大きさは15.6型に解像度は4K、走査速度は60Hzだ。

<DellのOLEDゲーミングノートパソコン『Alienware M15』, Source: Dell.com>

このノートパソコンに適用されたOLEDは三星ディスプレーから提供されたという。 三星ディスプレイは昨年コエックスで開かれた『IMID 2019』でノートパソコン用15.6型4K OLEDを公開している。 当時、公開されたOLEDの性能は輝度が400nitsであり、色再現率がDCI-P3基準100%だった。

また、三星ディスプレイは昨年1月ノートパソコン用OLEDを開発してプレミアムIT市場攻略に乗り出すと明らかにしており、2月から15.6型4K OLEDをノートパソコンの製造各社に供給する予定と発表した。

Dellが言及した2種のもう一つのノートパソコンにOLEDが搭載され、ノートパソコン市場にもOLEDが影響力を発揮できるかその帰趨が注目される。

LG電子、2019年型77型OLED TVの初期価格2018年型比2,000ドルの引き下げ

LG電子が2019年型OLEDテレビラインアップと価格、出身日程を公開し、77型モデルの『OLED77c9』と『OLED77w9』の初期価格をそれぞれ6,999ドルと12,999ドルで確定した。

これは 2018年型の77型OLEDテレビモデル対比2千ドル引き下げした価格として、LG電子が最近テレビ市場で呼号している大形テレビの購入トレンドを積極的に活用するという戦略と見える。

LG電子が公開した2019年型OLEDテレビラインアップは次の通りである。

LG電子は近いうちに88型OLEDテレビを出資すると予想される。LG電子のOLEDパネル供給メーカであるLGディスプレイはUBI Researchが開催された『2019 OLED Korea Conference』でプレミアムテレビ市場を主導するための戦略の一つとして88型大きさの大型OLEDテレビを言い及ぶした。

プレミアムテレビ市場でOLEDテレビがもっと低くなった初期価格と今後発売される88型モデルでより大きな影響力を発揮されるかどうか注目される。

 

2019年OLED発光材料の市場は11.7億ドルに成長

サムスンディスプレイとLGディスプレーが導いているOLEDパネル市場に中国企業が参入してOLED発光材料市場も徐々に増加している。

UBIリサーチが発行した2019年OLED発光材料レポートによると、2019年発光材料の市場は11.7億ドルと予想され、2021年と2023年はそれぞれ18.7億ドルと20億ドル規模に成長する見込みである。

韓国企業が消費する発光材料の規模は、2019年に8.2億ドルで、70.2%を占めるものであり、2023年には75.6%にシェアが増加する見込みである。

韓国の発光材料の市場が増加する理由は、TV用OLED発光材料の消費量が急増するためである。 2019年には、TV用発光材料が21.1%に過ぎないが、2023年には49.7%まで増加すると予想される。

ASUS-最初のsolution process OLED商用化モニターの『PQ22UC』販売開始

ASUSがJOLEDのsolution process OLEDが適用されたモニターである『PQ22UC』をオーストラリアと英国で販売を開始する。

<Asusの『PQ22UC』, Source: asus.com>

2018年に開かれた〝CES 2018”で公開された『PQ22UC』は、最初に商用化されたsolution process OLEDモニターという点で多くの注目を受けた。

『PQ22UC』の大きさは21.6型で、解像度は4K(204ppi)、輝度は140 nit/330 nit(一般/最大)、応答時間は0.1 ms、コントラスト比は1,000,000:1だ。

また、折り畳み式スタンドと折りたたみ式保護ケースが提供され、1kg未満の重さによって簡単に携帯が可能であるという長所がある。 このようなメリットにより外部で写真作業や映像撮影など専門的な作業を主に手がけるユーザーにも役立つものと見られる。

現在英国とオーストラリアのセレクトショップ(select shop)での価格は税込みそれぞれ£4,699と€5,160水準だ。 モバイル機器やテレビでシェアを拡大しているOLEDがモニター市場でもシェアを拡大していけるかどうかが注目される。

LGディスプレー、中国上海で『2019 OLED Partner’s Day』開催

LGディスプレーがグローバル最大テレビ市場である中国で有機ELテレビの大勢化に向け積極的な動きに乗り出した。

LGディスプレー(代表理事・副会長ハン・サンボム)は15日中国上海に位置するダブルツリーヒルトンホテルでLG電子·Skyworth·Konka·Changhong·Hisense・ソニー・Philipsなどのテレビメーカーと Suning・JD.comなどの流通会社、そして授賞協会・電子商会及び業界関係の専門家などの140名を招待しで『2019 OLED Partner’s Day』を開催したと明かした。

同日の行事でLGディスプレー·テレビ事業部長の オ·チャンホ副社長とテレビ営業/マーケティンググループ長のイ·サンフン専務は参加者たちとこれまで有機ELが成し遂げた成果について共有し、有機ELの価値と未来ビジョンに対する共感をもとに、今後中国有機EL市場の速い拡大とグローバル市場の先導の基盤を固めるために相互協力していく決意を固めた。

 

オ副社長 はこの日有機ELの中国市場戦略発表を通じて“LGディスプレーは全世界の消費者により良いディスプレー経験を提供するためLCDから有機ELへの体質改善を進めている”とし、“2019年は全世界的に有機ELが大きく成長し真の有機EL時代が到来するしその中心に中国がある”と明らかにした。

市場調査機関AVCのトンミン黒色家電副総裁はこの日の招請発表で“中国プレミアムテレビ市場の潜在力がかなり大きい”とし“中国テレビメーカーが有機ELを主力製品として打ち出したことを受け有機ELテレビはプレミアム市場でさらに多くの占有率を占めるようになり、これは全体テレビ市場に新しい活力をもたらすものと期待される”と述べた。

 

中国のテレビ市場は単一国家としては世界で最も規模が大きいだけでな先端技術の受け入れ度も高い地域として有機ELテレビ市場の拡大に重要な役割を果たすと見込まれている。

 

LGディスプレーの有機ELテレビパネルの生産量も現在広州に建設している8.5世代有機EL工場が今年下半期に稼動すれば、月7万枚(ガラス基板投入基準)から月13万枚に増えることになる。 ゆえに今後HisenseやSkyworthなどの中国の主要テレビメーカーはより安定的なパネル供給と密着支援を受けられるものと見られる。

 

LGディスプレーのオ副社長は“中国は有機ELパネルを生産する第2の核心基地になるはずで,ここでLGディスプレーは顧客と共に最高の有機EL製品を出すことで有機EL大勢化を早める”と述べた。

 

同日の行事には有機ELテレビの画質やデザイン、目の健康に優秀性の有無についての発表が続いた。 中国浙江大学教授のXu Hai Song博士が有機EL画質の優秀性と圧倒的な表現力を、有名な建築家でインテリア専門家の秀平青山(Shuhei Aoyama)は有機ELテレビがインテリアデザインに与える無限の可能性について発表した。 中国の第4研究所1)のZhao Xiaoying博士は同人病院のディスプレー光学性能テストの結果を見せ、有機ELテレビはLCDより目の健康により良いことが証明されたと明らかにした。

 

一方、LGディスプレーは3月14日から17日まで中国上海で開かれた『AWE(Appliance

& electronics World Expo) 2019』に参加し、最新有機EL製品10種を披露し独自的な有機EL技術力を披露した。 中国家電製品協会が開催するAWEは,約800社が参加し約30万人が訪れる中国最大の家電展示会だ。 この展示会でLGディスプレーの88型8Kクリスタルサウンド(Crystal Sound)有機ELは中国家電製品協会が選定した今年の最高革新賞(Best Component Award)を受賞した。

 

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注1)第4研究所:韓国の産業技術評価管理院および韓国電子通信研究院(ETRI)のような中国のディスプレー産業標準を制定し管理する機関である。

[Lighting Fair 2019]日本電気硝子、多数の照明メーカーと協力したOLED照明を披露する

2019年3月5日から8日まで東京ビッグサイトで開かれた『LightingFair2019』で、日本電気硝子がカネカとOLEDWorks、Lumlightと協力して製作した多数のOLED照明を披露し観覧客の視線を集めた。

OLED照明用超薄膜ガラスを生産する日本電気硝子は外部発光効率を向上させる”Internal Extraction Layer”(以下IEL)と高屈節率のガラス”HX-1″を発売し、この二つの製品を先駆けて言及した3社に供給すると明かした。

続いて日本電気硝子はがカネカとの協業で製作されたOLED照明パネル2種と充電式OLED照明の”LUCE T1″と回転可能な壁照明”LUCE W1″を披露した。OLED照明パネルは3000Kと4000Kの色照明の正方形パネルと長方形のパネルで構成されており,正方形パネルは量産型であるが長方形のパネルは現在開発中だ”と言及した。

また日本電気硝子はOLEDWorksの”Brite 3″シリーズを披露した。”Brite 3″は2018年の3四半期から量産が始まり、効率は80lm/W以上、軟色性は90以上、色温は3000Kと4000Kである。

最後に日本電気硝子は”OLED EYECARE LAMP”スタンドを展示した。メーカー関係者は、OLED照明はまぶしくが少ないし発熱が非常に弱いため幼児や青少年たちに有用な照明になると話した。

[2019 OLED KOREA] LGディスプレー “8Kがすべてではない。OLEDはOLEDだけの新しい価値を提供する”

“8Kを中心とした解像度だけがディスプレーのすべてではない。 OLEDは高解像度のみならず,ローラブルや透明ディスプレーなどの新しい価値を提供する”。

2019年3月6日から7日までソウル江南ノボテルで開かれている2019 OLED KOREAで、LGディスプレーのテレビ事業部グローバルプロモーション担当の コ·ギュヨン常務は上のように強調した。

コ常務は”現在の8Kテレビは不足であるコンテンツと購買者にとって魅力的でない価格だ。 しかしOLEDはローラブルや透明ディスプレーなど新しい価値を提供ができる”と言って,OLEDが未来のディスプレー時代のゲームチェンジャーになることを言及した。

続いて”2014年から萎縮していたプレミアム TV市場がOLED TVの進入によって2017年から再び成長することになった。 またこの3年間, コンシューマーレポートのテレビランキングでOLEDテレビが1位から8位まで占めていることや、グローバル占有率の上昇、OLEDテレビ陣営の増加などOLEDテレビが市場を主導している”と強調した。

またコ常務は,OLEDの拡張性に触れながら、”第4次産業市場でどこでも存在し、人々同士のコミュニケーションに役立つ最高のコミュニケーションの道具になりうる”と言及した。 またゲーミングモニターや大画面になっていく自動車用ディスプレーなどにも適用できるとし”BMWやAudiなどグローバル自動車企業が未来の自動車にOLEDを適用するためディスプレイ企業と協議中だ”と言及した。

続いてコ常務はプレミアムテレビ市場を主導するための戦略として、2021年に大面積OLEDの千万台の生産と4K,8KOLEDテレビラインナップの拡大,ローラブルと透明ディスプレーなどの新しいプラットフォームの創出を挙げた。 特にコ常務は,”8K-OLEDテレビは88型と77型、65型で計画しており、4Kは77型と65型、55型、48型まで拡大する計画だ”と明らかにした。

最後にコ常務は,”Oxide TFTと新しい物質の開発によるOLEDの解像度や輝度寿命の改善などと透明ディスプレーやソラブル技術なども着実に研究し,未来のディスプレー時代を準備する”と明らかにし、発表を終えた。

[2019 OLED KOREA]次世代青色発光材料であるTADFとHyperfluorescenceの最新性能を公開

2019年3月6日から7日までソウル江南ノボテルで開かれている2019 OLED KOREAで、CYNORAとKyuluxがそれぞれ最新青色のTADF性能と青色のhyperfluorescenceの性能を公開した。

CYNORAの 最高マーケティング責任者のAndreas Haldiは、現在CYNORAが開発した青色TADF 材料の色座標は0.13,EQEは20%、寿命(LT95@1)は5時間だと明らかにした。

Andreas Haldiは”CYNORAは2018年から本格的に濃い青色のTADFを開発しており、青色のTADF開発後に緑と赤色のTADFを開発する”と言及した。

一方、Kyuluxの代表、安達 淳治は”青色のhyperfluorescenceの最大EQEは26%であり,1,000nitでのEQEは22%,寿命(LT95@750nit)は100時間である”と明らかにした。

また 安達代表は青色のhyperfluorescenceを利用したアプリケーションを紹介し,次世代の発光材料としてhyperfluorescenceが無尽な可能性を持っていると力説した。

『MWC 2019』スマートフォンメーカ、新しいフォームファクタスマートフォンの競争が激しい

2019年2月25日から29日までスペイン·バルセロナで 開催されている『MWC2019』で三星電子とHUAWEI、TCL、LG電子など、それぞれのスマートフォンメーカーが新しいフォームファクタであるホォルダブルスマートフォンを大々的に広報している。

まず三星電子は先に開催した「Galaxy Unpacked 2019」で公開したホォルダブルスマートフォンの『ギャラッシホォルド』を公開し大きな関心を集めた。

インホォルディング方式の『Galaxy Fold』は7.3型QXGA+解像度のOLEDが適用されており, 折ったときは4.6型HD+解像度のOLEDを備えたコンパクトなサイズのスマートフォンとして使えるのが特徴だ。

続いてHuaweiはアウットホォルディング方式の『Mate X 』を公開した。 Mate Xは前面の6.6型のメインOLEDと後面の6.38型のOLEDで囲まれており, OLEDを広げたときは8.7型として三星電子のギャラッシホォルドより1.4型の方が大きい。

 

Mate Xの全面OLEDは19.5対9のアスペクト比に2480×1148解像度であり, 後面OLEDは25対9のアスペクト比に2480×892解像度として, 広げると8対7.1のアスペクト比に2480×2200解像度となる。

続いて折りたたみ式アプリケーションに適用可能な”DragonHinge”技術を公開したTCLもプロトタイプのホォルダブルスマートフォンを公開した。 インフォールディング方式の7.2型OLEDが適用されており,メーカーの関係者は”21年内に商用化し,市場に発売するのが目標だ”と明らかにした。

最後にLG電子は”ダブル·ポールディング”方式のV50を公開した。 スマートフォンに画面がついたカバーを付ける方式でフォルダーブルフォンに似ている実用性を具現したV50はマルチタスクやゲームなどを簡単にできるように設計されている。

ギャラクシーFのフォルダブルOLED材料費はいくらなのか?

今年から市販される予定のフォルダブルフォンギャラクシーFの出庫価格がいくらになるかは、世界中の人々のきになる事である。ギャラクシーFが使用するのin-folding方式のフォルダブルOLEDを量産することができる会社は、今では、サムスンディスプレイしかいない。

ギャラクシーFはOLEDサイズが7.29インチであるため、スマートフォンやタブレットPCの市場を同時に攻略することができるデジタルコンバージェンス製品である。初期市販価格は2,000ドル前後となり、今年の予想販売台数は100万台程度である。

OLED業界の関心は、ギャラクシーFのフォルダブルOLEDパネル(モジュールを含む)の価格がどのようかである。

UBIリサーチが発行した材料費の分析報告書によると、サムスンディスプレイのフォルダブルOLED材料費はギャラクシーS10 5.8インチに比べて2.04倍高いことが 明らかになった。 ディスプレイ面積が増えただけ減った収率が反映されたためである。

ギャラクシーFとギャラクシーS10、iPhone XSのフレキシブルOLED材料費の分析結果、iPhone XSのモジュールのコストが95.2%で、最も高くギャラクシーS10が92.2%、ギャラクシーFが89.3%となった。

OLED最大ビジネスコンファレンスOLED KOREA 2019開催

OLED市場調査専門機関である劉備リサーチが開催するOLED KOREA2019が江南ノボテルアンバーマスターで3月6日と7日の両日、開催される。 今年で5回目を迎えるOLED KOREAはOLED産業の主役企業の役員で演士が構成されている。

この会議では、OLEDパネル産業をリーディングしているサムスンディスプレイとLGディスプレイを中心に、インクジェット技術でOLEDパネル市場を開拓しているJOLEDとTCLの開発中核者がOLEDパネルの未来がどうなるかを見せてくれる予定だ。

OLED産業が成長するためにパネルメーカーだけでなく、各種部品の素材と装備も技術が上がって行かなければならない。 OLED KOREA 2019でOLED産業の中核サプライチェーンの部品素材と機器企業の役員が技術開発の現状について発表が行われる予定だ。

本コンファレンスは、特にQD専門業者であるナノシースの発表があり、サムスンディスプレイが次世代の事業に発掘しているQD-OLED事業の成長性を予見することができる重要な場になるだろう。 OLED KOREA2018で演士を含めて200人が参加した。

[プログラム]

Can the OLED market continue to grow?

   OLED Industry and Market Forecast in 2019

Dr. Choong Hoon YI, UBI Research

How will Korean panel companies attract the OLED industry?

   Future Key Technology of OLED

Hyein Jeong, Samsung Display

   How to create new value in display industry, LCD or OLED?

KY(Stephen) Ko, LG Display

Soluble OLED technology for making large-sized TV market

   The Latest Breakthrough of Printing Technology for Next Generation Premium TV Application

Dr. Jueng-Gil (James) Lee, TCL

   Strategic Market Creation of Printed OLED Display

Dr. Toshiaki Arai, JOLED

   OLEDs state-of-the-art materials: Merck development and latest status

Dr. Remi Anemian, Merck

   Latest Development of Soluble OLED Materials and Application to Mid-to-Large Panel Fabrication

Takeshi Yamada, Sumitomo Chemical

   Inkjet Printing for Flexible and Large-size OLEDs Manufacturing

Kyung-Bin Bae, Kateeva

Next generation OLED application

   OLED Micro-displays for VR/AR Applications

Dr. Amal Ghosh, eMagin

   Airborne System & Cabin Integration enhance flight experiences and operations

Dr. Julian Chang, Boeing

Development status of fluorescence and phosphorescent materials

   Future Directions for Phosphorescent OLED Displays

Dr. Mike Hack, UDC

   Development history and recent development progress of Blue OLEDs in Idemitsu Kosan

Jisung So, Idemitus Kosan

What level of next generation emitting materials has been developed?

   TADF – Recent progress in developing highly efficient blue emitter materials

Dr. Andreas Haldi, Cynora

   Hyperfluorescence™, a Game Changing Technology of OLED Display

Junji Adachi, Kyulux

Film materials essential for OLED module manufacturing

   Colorless Polyimides (CPI®) for Flexible Electronics

Dr. Chung-Seock Kang, Kolon

   Optically Clear Adhesives for Future OLED Displays

Sun-Yong Park, 3M

New technology to prepare OLED future

   Quantum Dots: Technology Platform for Future Displays

Dr. Nahyoung Kim, Nanosys

   OLED Technologies for AR/VR

 Dr. Hyunkoo Lee, ETRI

   TBD

Dr. Robert Jan Visser, AMAT

   Material Advances for Transparent OLEDs

Dr. Michael Helander, OTI

サムスンディスプレイ、プレミアムノートPC市場出馬表

UBIリサーチ(代表取締役イチュンフン)で2019年OLED年次報告書を発刊した。

本報告書によると、2019年OLED市場は322億ドルの売上高と13.8%の市場成長を見込んでいる。市場の成長の理由は、2019年には、多彩な応用製品が発売されるからである。 フォルダブルOLEDは、スマートフォンやタブレットPCを融合するコンバージェンス製品としてフレキシブルOLED市場の成長を加速させるものであり、2019年後半から発売される8K OLEDとローラブルOLEDは、プレミアムOLED TV市場をさらに強固に支持するものである。 また、中国のパネル企業の歩留まり向上によるフレキシブルOLED出荷量の増加が、中国OLED市場の成長を裏付けるしてくれるだろう。

2018年第4四半期AMOLEDの売上高は79億ドルで、第3四半期82億ドルに比べると3.7%減少し、2017年第4四半期88億ドルと比較すると10.4%減った。サムスンディスプレイの売上高の変動に応じて四半期OLED市場の流動幅が非常に大きい一年であった。

2018年の売上高の金額は、283億ドルであり、2017年に264億ドルに比べ7.1%増加した。2017年58.7%の成長に比べると、成長速度が急に減速した。成長鈍化の主な要因は、これまでOLED市場を牽引していたOLEDスマートフォン市場の低迷によるものである。2017年に242億ドル規模だったスマートフォン用OLED市場が2018年には245億ドルの形成にとどまった。

スマートフォン用flexible OLEDパネルの製造コストが高くミドルエンドスマートフォンにフレキシブルOLEDが採用されていない。 その結果、第6世代flexible OLED投資速度に比べて需要が不足して供給過剰が続く見通しだ。2018年第4四半期には31%の供給過剰が発生し、2019年第1四半期には、季節的な需要の減少が重なり、供給過剰が39%まで上昇する見込みである。

サムスンディスプレイ、プレミアムノートPC市場出馬表

サムスンディスプレイが世界初UHDの解像度のノートPC用OLEDディスプレイを開発、プレミアムIT市場攻略に積極的に乗り出す。

サムスンディスプレイは23日、15.6型サイズのUHD(3840 x2160)OLEDを開発し、2月から量産に入り、グローバルノートPCメーカーに供給する予定だと明らかにした。この製品は、超高解像度技術を基にゲーム、グラフィックデザイン、動画鑑賞などに特化しプレミアム画質を実現します。

サムスンディスプレイが開発したOLEDパネルはコントラスト比、色精度、HDR、広色域、屋外視認性などのプレミアムノートパソコンに不可欠な機能を備えている。

この製品の明るさは最低0.0005ニット(nit)と最高600ニット(nit)で120万台1のコントラスト比を備えた。LCDと比べてブラックは200倍暗く、白は2倍以上明るく表現することができる。これは、高精細の動画や画像鑑賞に不可欠なHDRを極大化する。

また、OLEDが保有した3400万個の色(LCDに比べ2倍以上多い)に基づいて、動画再生の最適色基準である「DCI-P3」を100%満たしてして、実際のに最も近い色を実現している。特に眼球に有害と知られているブルーライトをLCDに比べ格段に減らして利用時間が長いノートPCユーザーの目の保護にも貢献する。

ノートPCは、PCとは異なり、利用環境が頻繁に変わって周囲の明るさの変化が頻繁である。サムスンディスプレイの15.6型OLEDパネルは、LCDに比べ1.7倍の高カラーボリュームで屋外でも画質の劣化を低減視認性を大幅に高めた。また、LCDに比べ薄くて軽い構造的特性と低消費電力の強みは、ノートパソコン、携帯の利便性を最大限にした。

ユンジェナムサムスンディスプレイマーケティングチーム長は「サムスンディスプレイの15.6型OLEDは、圧倒的なHDRと優れた色再現力、高い屋外視認性などのポータブルIT機器に最適化されたディスプレイ・ソリューションを提供する」とし「既存のノートPC市場が本体機能に焦点を当てた場合、今後消費者はOLEDノートパソコンを介した次元の高い視覚体験まで享受することができるだろう」と強調した。

一方、サムスンディスプレイの15.6型OLEDは、米国のビデオエレクトロニクス協会(VESA)が認めTrue Blackを実現した。VESAは、最近の新規標準である「DisplayHDR TrueBlack」を発表し、これは、既存のHDR標準比100倍深い黒レベルを表現することで、サムスンがこの標準を通過したと発表した。「DisplayHDR TrueBlack」は、実際の人が目で見ること近い暗所はさらに暗く、明るいところでは、より明るく実装一段階高いHDRを提供するという意味だ。

55 inchと65 inchプレミアムOLED TVの価格プレミアムLCD TVに近接

最近Sonyの65 inch OLED TVのXBR65A1EがBest Buy基準でSamsungのQN65Q7よりわずかUS$300高価なことが分かっているなど、プレミアムTV市場でのOLED TVとLCD TVの価格競争が激しくなっている。

1月16日現在Best BuyでLGのOLED TVの基本的なモデルであるC8シリーズとSonyのA1Eシリーズ、SamsungのQ7Fシリーズのサイズ別価格を比較した。

<55 inchプレミアムTVの価格比較>

LGのOLED55C8の価格は2018年3月に比べ47%下落したUS$1,700であり、これは、SamsungのQN55Q7よりわずかUS$200が高価な価格である。

<65 inchプレミアムTVの価格比較>

65 inch TV市場で、LGのOLED65C8の価格は2018年3月に比べ30%下落した2700ドルであり、Sonyは40%下落した2500ドルとして、SamsungのQN65Q7よりそれぞれ500ドルと300ドル高い価格で価格差が大幅に減少した。

プレミアムTV市場でOLED TVがLCD TVの価格をすぐに追いついている理由は、LG Displayの大面積OLED生産歩留まりの安定化が最大の要因と分析される。

LG Displayは、現在広州に8世代、大面積OLED生産ラインを建設中であり、坡州10.5世代OLED投資に確定した。これにより、大面積OLED生産量がますます増加してプレミアムTV市場内でOLED TV市場の拡大がより顕著になる見通しだ。

CES2019、TVの最大の話題は、LG電子OLED TV R

毎年1月初めに開催されるCESは、その年の家電製品動向をすべて把握できる最も重要なイベントである。今年ももれなく世界中TVメーカーが会場に来た観客の視線を集めるために、様々な製品を展示した。

OLED TVが2,000ドル以上のプレミアムTV市場で50%以上のシェアを占めてLCD TV業界はCESに8K LCD TVをたくさん展示してOLED TVの市場拡大に対応した。しかし、観客の視線と感心はすべてOLED TV Rに集まってしまった。

2020年東京オリンピックを起点に始まる8K放送を備えて8K TV市場は、昨年から少しずつ開かれ始めた。LCD TVメーカーは、8Kをキーワードに、市場を先取りするために、様々なサイズの8K LCD TVを展示した。しかし、LCD TVはSharpがすでに着実に展示をしてきたので、新しいTV製品に来場者には認められていない。

もう一つの理由は、LG電子が展示したOLED TV Rがあるからである。スピーカーを内蔵した本体からOLED TVが湧き上がる再び下がる。太陽が昇った日没のなる感じだ。多くの人々がOLED TV Rを見るため、撮影するために集まった。

 < LG電子, OLED TV R >

昨年はmicro LED TVが大きく浮き彫りになって、今年はサムスン電子以外にもTCLとHisenseやソニーがmicro LED TVを展示した。韓国企業と中国企業のmicro LED TV技術格差は1年程度にしかならないと思われる。特別な製造技術が要求されていない組立技術に基づくmicro LED TV市場はLED産業とインフラが世界最高水準である中国がすぐに掌握することが予測される。

しかし、パネルの構造と製造工程が非常に複雑なOLED TVの製造技術は、LGディスプレイが独歩的に保有しているため、韓国と中国の技術格差は5年以上の差で維持される見込みである。このような状況で、LG電子が今回公開したOLED TV Rは再び韓国のOLED技術が世界最高であることを実感するようにしている。

一方、LG電子、電子を除いたTVメーカーのOLED TVの展示は枯れた。これらの企業は、まだ8K OLEDパネルとローラーブルOLEDパネルをLGディスプレイから供給されていていないからだ。Sonyさえ特別さがなく、今までよく知られているOLED TVだけ展示している。

そのため、今回のCESのTV展示は、LG電子だけが目立つようになった。

今回の展示ではOLED TVとの競争が可能な製品は、TCLが発売したmini LEDを使用したLCD TVで判断される。コントラスト比がOLED TVと同様に1,000,000:1で表示されている。ブラックが非常に優れた製品としてOLED TVと同様の感覚の鮮やかな色とコントラストを示した。ただし、黒いデスクトップに表示される明るい画面の周囲には、 ホロ効果が発見された。周りが明るく広がっ見える現象である。価格競争力があれば、OLED TVと十分競争できる製品と判断される。

< TCL、mini LEDを使用した8K QLED TV>

 

LGディスプレーハンサンボム副会長、「2020年OLEDは育成事業の売上高の割合50%になる」

■大型OLED、 差異化製品と供給拡大を通じてOLED大勢化主役として育成

■中小型POLED、根本的事業能力を強化し、フォルダブルなど、将来の製品の準備

■商業と自動車用製品、新技術/新市場を発掘して、現事業として育成

LGディスプレーが2019年に「OLED大勢化」を宣言しOLED事業の育成の方向を提示した。

LGディスプレーは、世界最大の電子製品展示会である米国「CES(Consumer Electronics Show)2018」の開幕を翌日に控えた7日(現地時間)、ラスベガスコンベンションセンター(LVCC)でCEOハンサンボム副会長とCTO(最高技術責任者)カンインビョン副社長、戦略/マーケティンググループ長ソンヨウングォン専務などの主要な役員が参加した中記者懇談会を開き、2019年の事業戦略を発表した。

この日の懇談会でハンサンボム副会長は「昨年、グローバル競争の激化に伴う供給過剰と莫大な投資などに多くの困難があったが、大型OLED事業が黒字転換され、高付加価値製品を中心に安定的な収益を出して、下半期には多く回復することができた。」とし、「今年もLGディスプレーはOLEDを中心に投資してOLED大勢化を早める一方商業と自動車用事業も集中的に育成して、2020年までにOLEDと育成事業の売上高の割合を全体の50%以上占めることができるようになる」と抱負を語った。

LGディスプレーはこのため、 大型OLED市場を拡大して、中小型P-OLED(Plastic OLED)事業の根本的事業能力を強化する一方で、差異化された商業用および自動車用製品に新たな市場を発掘して、現事業に育成させる方針だ。

■大型OLED、 差異化製品の供給拡大

LGディスプレーは2013年からOLED TV用パネルを最初に供給して以来、継続して技術を発展させ、昨年は300万台に近い製品を販売し、プレミアムTV市場の強者に発展させた。

今年は、TV用製品ラインナップを、既存4K解像度を8Kまで拡大し、輝度と応答速度などの性能をさらに強化して競争力を一層高める計画だ。さらに、壁紙(Wall paper)とCSO(Crystal Sound OLED)、ローラーブル(Rollable)と透明ディスプレイなどの差異化製品も拡大して市場を拡大する。

LGディスプレーは広州8.5世代OLEDパネル工場を今年上半期中に完成し、第3四半期から量産を始め、大型OLED生産量を大幅に増やす。これにより、’18年290万台だった販売量を今年400万台まで拡大し、’21年には1,000万台以上を達成するという方針だ。

また、新規顧客の発掘に加え、既存の顧客の販売地域を拡大させ、戦略的顧客とのコラボレーションを強化して超大型などプレミアム製品の販売を高める予定だ。

■中小型P-OLED、根本的事業を強化し、将来の製品の準備

LGディスプレーはP-OLEDを介して中小型OLED市場を攻略している。今年は戦略顧客のための重要な技術と製品をタイムリーに開発し供給し、中小型市場シェアを引き上げることが最大の課題だ。

また、ガラス投入ベース月15,000枚規模の亀尾6世代工場の生産性を向上させ、坡州の新規6世代工場も早期安定化を図ってP-OLED生産量を拡大する方針だ。さらに、フォルダブル(Foldable)のような将来の製品をタイムリーに投入することができるよう、関連技術とインフラを着実に準備していく予定である。

■商業と自動車用ディスプレイ、現事業として育成

LGディスプレーは、急成長している商業用の自動車用事業も一等に育成する。

商業市場は98、86インチなどの超大型製品とLGディスプレイ固有のタッチ技術インター(in-TOUCH)が適用された製品、 ベゼルが0.44mmに過ぎない製品、透明(Transparent)、ゲーム用などの差異化製品で攻略していく計画である。

自動車用はLTPSベースの高解像度LCDとP-OLEDで8インチ以上の大画面と高解像度の製品を中心に事業を推進する。併せて、事業拡大に必要な生産インフラを適時に準備してコスト競争力もさらに強化して急成長している自動車用市場で一等を達成するという方針だ。

LGディスプレーハンサンボム副会長は、「今年で去る2017年から始めた未来の準備のための投資がある程度仕上げされる予定である。」とし、「必ずOLED大勢化を成功させLGディスプレーはもちろん、韓国がOLEDに再びグローバルディスプレイ市場をリードしていけるようにするつもりです。」と述べた。

2019年のディスプレイ業界の最大の課題は何だろう?

2019年には8K OLED TVとfoldable smartphoneの販売開始されてOLED産業に新たな活力が加味される。中国のパネルメーカーのGen10.5ラインから降り注ぐ低コストのLCD物量で崩れるディスプレイ産業を維持するためにOLEDメーカーは高付加価値製品で市場をリードしている。

完璧なブラックをベースとしたコントラスト比と派手な色、視野角などは超大型8K TV市場でもOLED TVの成長を担保しており、foldable OLEDは、これまで存在していなくても、新しいfoldable smartphone誕生を促進させている。
サムスンディスプレイは、急成長する大型OLED TV市場に対応するQD-OLEDパネルを開発中であり、LGディスプレーは、高度なスマートフォン市場を対応するためにfoldable OLEDの開発に拍車をかけている。三星とLGに比べて相対的に開発が遅れTCLとJOLEDは大型OLED TV市場に対応するため戦略的にsoluble OLED市場を開拓している。

日々進化しているOLED産業と技術の発展を把握できる2019 OLED KOREAが3月6〜7日、ソウルノボテルホテルで開催される。サムスンとLGをはじめOLED業界が総出動する2019 OLED KOREAは2019年OLED産業がどのように、どこに行くのかをよく知らせるものである。

JOLED、インクジェットOLED技術を多く紹介

FINETECH JAPANでJOLEDが初めてブースを出展した。PanasonicのインクジェットOLED技術を伝授され、OLEDパネル事業を展開しているJOLEDは、今年の初めから医療用モニターを販売している。来年にはAsusでJOLEDが製造したインクジェットOLED TVも販売する予定である。

展示品は医療用OLEDモニターとゲーム用OLEDモニターを含め、車載用OLEDとOLED TVの3種類となった。

JOLEDのインクジェットOLEDの最高輝度は共通して350 nitで、Full whiteは140 nitであるが、モニター用としては十分な輝度を確保していると考えられる。JOLEDは来年に量産ラインを構築し、20型台モニター用とTV用OLEDの生産を本格的に開始する予定で、2020年以降には車載用OLED事業を計画している。

JOLEDはインクジェット技術で製造したOLEDパネルを生産している唯一の企業である。この技術を日本と中国、台湾のパネルメーカーに提供し、ライセンス事業も同時に推進している。

【第28回 FINETECH JAPAN】Sharp、IGZOとOLEDを結合した未来戦略を発表

2018年12月5日から幕張メッセで開催された第28回FINETECH JAPANで、SharpのAtsushi Ban副社長は、キーノートセッションでIGZOとOLEDを結合した未来戦略を発表した。

Ban副社長は「全体ディスプレイ市場で、OLEDが占める割合はこれからさらに高くなる見込みで、OLEDならではの新しい価値はフレキシブル他ならない」と強調した。

 

続いて「SharpもOLEDならではの軽くて薄くてフレキシブルという特性を活かした様々な応用製品を計画している」と明かし、「2018年第3四半期から多気工場では第4.5世代のバックプレーンを生産開始し、堺工場では15Kの第4.5世代OLED用ガラス基板の投入とモジュール工程を進めている」と発表した。

また、Ban副社長はフレキシブルOLEDによる産業拡大の可能性を挙げ、SharpはIGZOを結合したFoldable OLEDの開発を次の目標にしていると明かした。特にIGZOは低消費電力と中大型での高画質提供が可能という利点があり、このようなIGZOが中大型Foldable OLEDやRollable OLEDと結合すると、新しい価値が創出できるようになると期待した。

最後に、SharpのIGZO開発ロードマップを紹介し、駆動能力をさらに向上したIGZOを開発すると表明し、発表を終えた。

OLEDWorks、フレキシブルOLED照明「LumiCurve Wave」を発売

OLEDWorksは最近、フレキシブルOLED照明を用いたLumiCurve製品群のプラットフォーム「Wave」の発売を発表した。

<OLEDWorksのWave照明、参考:oledworks.com>

Waveの基板にはCorning社の「Willow glass」が採用された。OLEDWorksの説明によると、Willow glassは厚さ0.1 mmの薄板ガラスで、固有の密閉・遮断特性があり、耐久性と寿命を低下させずに優れた光品質と色再現率を提供することができる。

Wave FL300C製品は、Warm whiteとNeutral whiteの2種類で発売された。Warm white製品の最大光速は300 lm、100 lmを基準とした効率は62 lm/W、色温度は3000 K、CRIは90となり、Neutral white製品の場合、最大照度は250 lm、100 lmを基準とした効率は47 lm/W、色温度は4000 K、CRIは90となる。寿命は両製品ともに50,000時間で、最小曲率半径は10 cmである。

現在、ディスプレイとしてモバイル機器とTVに積極的に採用されているOLEDは、面発光という固有の特徴から、照明市場で室内照明のみならず、車載用照明や展示用照明など、様々な分野に採用範囲を広げている。

新製品を発売しているOLEDWorksの他にも、照明用OLEDパネルの大規模な量産ができるLG DisplayもCES 2019で、多彩なOLED照明を披露することが予想されるなど、OLED照明市場が本格的に拡大していくかに注目が集まる。

OLEDON、超高解像度と超大面積OLED製造用ベルト型面蒸発源蒸着技術を公開

中小型と大面積OLED蒸着装置を開発しているベンチャー企業OLEDONのファン・チャンフン代表は、11月30日にUBI Researchの主催でCOEX(韓国ソウル三成洞)で開催される2018年OLED産業セミナーで、超格差AMOLEDの製造技術である「ベルト型面蒸発源FMM蒸着技術」と「超大面積QD-OLED TV製造用垂直ベルト型面蒸発源蒸着技術」を発表する予定だ。

OLEDONが世界で初めて開発に成功した面蒸発源技術は、金属面に1次有機物を蒸着した後、上方向に再蒸発させることで、2250ppiの超高解像度の微細パターンを形成する原理である。このような面蒸発源の工程には、1次蒸着・面蒸発源のインバージョン・2次蒸発など、3つの工程が必須となり、量産に導入する場合、それによる高真空チャンバーの数も増加する。今回、OLEDONが紹介するベルト型面蒸発源FMM蒸着技術は、上記で説明した全ての工程を一つの蒸着装置内で行うという概念で、金属面をベルト型にした連続面蒸発源供給型蒸着技術である。

<ベルト型面蒸発源FMM蒸着装置、参考:OLEDON>

ファン代表は「ベルト型面蒸発源を用いると、蒸着チャンバーを新たに製作しなくても、従来第6世代のリニア蒸発源FMM蒸着装置に早速導入できる」と明かし、「これを活用すれば、近いうちにスマートフォンに搭載するAMOLED素子とVRディスプレイの解像度が画期的に向上するとみられる」と述べた。

続いて「垂直ベルト型面蒸発源を用いれば、QD-OLED TV用第12世代級の超大面積基板にたわみが生じることなく、蒸着工程をスムーズに行うことができる」と言い、「垂直ベルト型面蒸発源蒸着装置は、基板を垂直に立てて蒸着する概念で、Framed glass chuckとオープンマスクの荷重負担が軽減され、基板搬送が容易になり、停止状態で均一な超大面積薄膜の蒸着工程を進めることができる」と明かした。この技術によって第8世代はもちろん、今後、第10世代以上の基板サイズとなるクラスター型量産用蒸着装置にも活用できると予想される。

<QD-OLED製造用垂直ベルト型面蒸発源蒸着装置、参考:OLEDON>

最後に、ファン代表は最近青色物質の物質変性試験と青色ドーパントの蒸着試験を成功的に終えたことを明かし、未来の中小型および大型OLEDの製造には、すべて面蒸発源蒸着技術が用いられるようになると見込んだ。

OLEDONは面蒸発源とベルト型面蒸発源蒸着装置の特許を含め約30件の特許を保有しており、最近には量産用垂直ベルト型面蒸発源蒸着装置に関する特許を出願した。

 

 

OLEDの第3四半期売上、前四半期比大幅増加

UBI Researchの『第3四半期AMOLED Market Track』によると、第2四半期のOLED市場はSamsung Displayの稼働率低下が市場全体に影響を与え、売上が低迷したが、第3四半期には83億米ドル規模へと大幅に成長した。

前四半期の57億7,000万米ドルに比べると43.9%の成長で、前年同四半期比は16.6%の増加となる。

市場の売上増加を牽引したSamsung Displayは70億米ドルを記録し、応用製品ではスマートフォンが72億米ドルとなった。国別では、韓国が79億米ドルの売上を達成し、全体市場の95.5%を占めた。中国は3億6,000万米ドルで、全体の4.3%を占めた。

UBI Researchのイ・チュンフン代表は、Samsung DisplayのGalaxy NoteとAppleのiPhone XS向けフレキシブルOLEDの生産開始により、第3四半期の売上増加が実現したと説明した。

【プレスリリース】2023年のFoldable OLED市場規模、246億米ドルまで高速成長

来年から導入される5G通信技術は、ライブストリーミングサービス以外にもVRなど、さらなる高画質と大容量コンテンツを高速に処理できる。通信速度が速くなる分、精密なグラフィックの高解像度と大画面を要求するコンテンツが発売される予定である。

現在のスマートフォンは6型まで大きくなっているが、5G通信時代の4K解像度を表現するには足りない。7型以上のディスプレイだと、4K解像度の表現が可能なため、5G通信時代に最適な製品になると考えられる。Foldableスマートフォンには、7型以上のディスプレイが採用されているが、携帯性を向上した次世代モバイル機器として、スマートフォンとタブレッドPCの機能を合わせたデジタル融合製品である。

このようなFoldableスマートフォンが誕生したのは、Foldable OLEDがあったためである。Samsung Displayを含めて世界のOLEDディスプレイメーカーは、次世代製品市場を先取りするために、莫大な開発費を投じてきており、今、Foldable OLEDが出始めている。

OLEDスマートフォン市場をリードしているSamsung Electronicsは、来年から世界初のIn-Folding(内側に折りたたむ)方式によるFoldableフォンを発売する。これに合わせ、Samsung Displayは1.5Rまで折りたためるFoldable OLEDを用意している。Galaxy Sシリーズの販売が低迷しているSamsung Electronicsにとっては、Foldableフォンは必ず成功させなければならないスーパープレミアム製品となる。

<Samsung ElectronicsのIn-Folding Foldable OLEDスマートフォンの構造(予想)>
参考:UBI Researchが発行した『Foldable OLEDレポート』

OLED専門調査機関UBI Research(代表:イ・スンチャン)がFoldable OLEDレポートを発行した。このレポートによると、2019年のFoldable OLED市場は4億8,000万米ドルにしか達しないが、2023年には246億米ドルまで成長する見込みである。

イ代表は「Foldable OLED市場が高速成長を果たすためには、5G通信と4K解像度を実現できる7型以上のスマートフォンが必須だ」と考えを示し、OLEDパネルメーカーの企業価値は、Foldable OLEDの生産に成功するかしないかによって決まる」と語った。

<Foldable OLED市場展望>
参考: UBI Researchが発行した『Foldable OLEDレポート』

しかし、Foldable OLEDは誰でも生産できる製品ではない。従来のフレキシブルOLEDより複雑なモジュール構造を有しているため、折りたたんだ際に生じる様々なパネル特性の変化に対処できる技術が必要である。特に、In-Folding Foldable OLEDはTFTの抵抗変化に対処できる補償回路技術と、画面を折りたたんだ後また広げた際に要求される復元力などが、代表的な技術的難題になる。20万回以上折りたたみ、広げることを繰り返しても、ディスプレイの画質と表面に問題のない信頼性も要求される。

UBI Researchが発行した『Foldable OLEDレポート』では、Foldable OLEDの信頼性を決定する主要フィルムの開発問題と、パネルメーカーの開発動向を分析した情報を紹介している。

世界初のFoldableフォン「FlexPai」が持つ意味

中国深圳に第5.5世代7.5Kラインを保有したRoyoleは、ディスプレイメーカーというよりHMD(Head Mount Display)メーカーとして知られている。今年の第2四半期に製造装置の設置を完了し、試験生産を開始したRoyoleは、7.8型タブレットPC向けのパネルを開発してきた。

OLED分野でRoyoleの特徴は2つある。世界初のFoldable OLED量産とモバイルディスプレイとしては初となるOxide TFTの採用だ。

参考:Royoleのウェブサイト

ほとんどのモバイル機器は高解像度を目指しているが、Royoleの7.8型フレキシブルOLEDパネルは、1440×1920のFHDより少し高い300ppiの解像度を持つ。折りたたみ(Folding)方向はOut-Folding、アスペクト比は4:3である。128GBは1,588米ドル、256GBは1,759米ドルで、本格的な販売と生産は12月から開始される予定だ。

中国パネルメーカーはまだパネルを内側に折りたたむIn-Folding技術を確保できていない。Huawei向けのFoldableパネルを用意しているBOEとGVO、Tianmaも主にOut-Foldingパネルを開発している。Foldableフォンはカバーウィンドウにプラスチックフィルムを用いているため、Out-Folding Foldableフォンはディスプレイが外部環境によって、損傷する可能性がある。

実際、Samsung Displayはすでに数年前に、曲率半径5mmのQHD解像度を持つOut-Folding Foldable OLEDを開発したが、12月からは画面の損傷を最小限に押さえられるIn-Folding Foldable OLEDの量産に入る計画だ。

RoyoleはOxide TFTを用いて製品を生産したことがないため、まだ完璧なTFTの信頼度は確保していない状況である。さらに、歩留まりが非常に低く、販売が開始されたとしても年間供給可能量は限定的になると予想される。

 

OLEDON、「超格差」OLED製造用面蒸発源蒸着技術を公開

2018年10月24日から韓国ソウルにあるコンベンションセンターコエックスで開催中のIMID2018で、OLED蒸着装置を開発しているベンチャー企業OLEDONが、競合国との超格差を維持するためのOLED製造技術である面蒸発源の蒸着技術を公開し、注目を集めている。

OLEDONのファン・チャンフン代表は「韓国が今後も現在のOLED生産国1位の座を維持するためには、独創的な技術開発への挑戦に積極的に投資すべきだ」とし、「未来の中小型および大型OLEDの製造には、すべて面蒸発源蒸着技術が用いられるようになる」と予想した。

OLEDONが開発している世界初の曲面蒸発源FMM蒸着技術は、2250ppiのAMOLEDを製造できる超高解像度OLED蒸着技術で、微細パターンのシャドー距離(Shadow Distance)が0.18umまで実現可能であり、11Kレベルの超高解像度AMOLEDのパターンを形成することができる。

<従来のFMM蒸着パターン(左)と面蒸発源FMM蒸着パターン(右)、参考:OLEDON>

ファン代表は、このような工程を800ppiのシャドーマスクで確認した結果、面蒸発源を用いて蒸着したパターンの発光面積が、従来の蒸着方法より1.7倍向上したと発表した。

OLEDONは面蒸発源FMM蒸着技術の特許を保有しており、最近は大型OLED TV製造用垂直型面蒸発源蒸着技術に関する特許を出願した。

<OLED TV製造用垂直型面蒸発源蒸着技術、参考:OLEDON>

LG Display 大型OLEDの黒字転化、中小型は?

2018年10月24日に行われた2018年7~9月(第3四半期)の決算カンファレンスコールで、LG Displayは大型OLEDが黒字転換したと発表した。最近、OLED TVの販売により、唯一のTVパネル供給メーカーであるLG Displayは売上の増加を達成してきたが、減価償却などで赤字を記録し、今年の第3四半期に黒字転換した。これは、LG Displayを始めとするディスプレイ産業にポジティブな影響を与え、今後追加投資を続けるLG Displayにも有利な状況になると期待される。

第3四半期にはLCDも全般的にパネルの販売価格が上昇するなど、有利な状況が続き、売上高は前四半期比9%増加した6兆1,000億ウォン、営業利益は1,401億ウォンを記録した。しかし、相変わらずディスプレイ産業の流れが変化していると言い、LG Displayは引き続き保守的な観点から今後の戦略を続けていくことを強調し、高付加価値製品とOLEDの収益性改善に集中すると語った。

第3四半期の出荷面積は前四半期比5%増加したが、小型パネルの出荷が遅れたことで、面積あたりの販売価格にはポジティブな影響を与えていないことが確認されており、中長期投資の実行とLCDファブ(Fab)のOLEDへの転換計画などにより、純有利子負債は小幅増加し、キャッシュフローは減少した。

今後、パネルの販売価格が今の上昇を維持することは難しいと考えられ、さらにサイズよって異なると予想される。また最近、産業における重要事項の一つであるiPhone向けパネルの供給については、「モバイル製品の需給問題が解決され、出荷が正常化する」と述べ、2018年末にはiPhone向けにパネル供給が行われることが予想できる。

LCDファブのOLEDへの転換については、まだ規模と時期を明かしていないが、最近の展示やカンファレンスなどで確認された供給計画の規模から推察すると、年内に順次確定し、計画を策定すると期待される。また、E6-1とE6-2ファブの減価償却について言及し、2019年にE6-2の量産を目指していると説明した。

日本初のフレキシブルOLED登場

過去のディプレイ産業で最強国であった日本は、ブラウン管とPDP、LCDの時代を経て徐々に下向きになり、OLED産業では中国に次いで3位の生産国となった。現在、AMOLEDを生産している日本メーカーには、SonyとJOLEDがある。両社とも特殊モニター用OLEDを約月500~1,000個生産している。JDIはフレキシブルOLEDを開発しているが、まだ商品化には至っていない。

製品の生産に消極的だった日本の製造環境で、Sharpがスマートフォン用OLED市場に果敢に挑戦状を叩きつけた。堺工場の第4.5世代試験生産装置でフレキシブルOLEDの生産を開始し、Softbank向けAQUOS zeroモデルに採用する予定である。

この製品はCEATEC2018のSharpブースで展示された。6.2型QHD+のデュアルエッジタイプである。関係者によると、まだ販売開始はしていない。

他にも、Sharpは開発中のフレキシブルOLEDを2種展示した。

スマートカーのルームミラーとサイドミラーはOLEDに変わる

CEATEC JAPAN 2018が先週幕張メッセで開催された。IoTと先端センシング技術を中心に多くの日本企業が製品を展示した。日本の電子産業が大型ハードウェアから次第に小型先端部品産業とソフトウェア産業へ変化していることが見て取れた。

今回の展示会では、自律走行可能なスマートカーの核心技術も紹介された。Kyoceraは自動車の安全を強化するために、先端センシング技術を画像処理技術を用いて、死角による様々な事故を事前に予測・防止できるコックピット(cockpit)技術を紹介した。

また、車載用ディスプレイ事業では、クラスターとCID、ルームミラーディスプレイ、サイドビューディスプレイ搭載の次世代コンセプトカーを展示した。

高速走行時に瞬時に変わる外部の状況を映してくれる、ルームミラーディスプレイとサイドビューディスプレイにLCDが採用されると、応答速度が遅くなり、周りの車の位置が実際の位置より遠くに表示され、運転者が車線を変更する時に事故が発生する可能性がある。特に、夜間のコントラスト比が低いLCDでは、物体の形を確実に識別することができない。

それに対し、OLEDは高速な応答速度と高いコントラスト比を持っていることから、将来の自動車のルームミラーとサイドビューミラー市場を完全に掌握すると予想される。

【ICEL 2018】次世代発光材料で注目を集めているTADF

モニターと仮想現実機器に次いで、自動車のサイドミラーにOLEDを採用するなど、OLEDがスマートとTVにとどまらず、その領域をさらに拡大している。様々な環境の新しいOLEDアプリケーションの数が多くなるほど、利用者を満足させるための技術開発も必須になってくる。

 

済州国際コンベンションセンターで10月15日から行われているICEL 2018で、多くの講演者はOLED市場のさらなる成長に伴い、OLEDの性能向上に向けた材料開発が必須であると説明し、その代案となる材料にTADF(Thermally Activated Delayed Fluorescence)挙げた。

 

まず、Samsung Displayのファン・ソクファン首席研究員は、OLEDパネルと材料市場の継続的成長について言及し、新しい蒸着工程用発光材料の一つとしてTADFが良い代案になれることを明かした。

 

 

ファン首席研究員によると、青色蛍光材料の効率は現在ほぼ飽和状態にあり、TADFを採用することで、理論上は100%の発光効率を実現できる。その上、高価な希土類金属を使用しなくてもいいという利点がある。実際にOLEDに採用するためには、材料の安定性向上とボロン(ホウ素)材料などを利用した色純度の改善、高い三重項エネルギーを有するホストの開発などが先行課題となる。

次に、TADFを開発している代表的企業CYNORAは、現在開発が進んでいる深青色TADFの性能を公開した。

CYNORAは深青色TADFの発光効率と色純度が、顧客企業に求められる水準に達していると言い、現在は寿命向上に向けた技術開発を最終目標に取り組んでいると伝えた。また、このようなノウハウを基に、緑色と赤色TADFの開発を急ぐ考えを示す一方、緑色TADFは一部の顧客企業にサンプル提供を行ったことを明かした。

 

他に、MerckもTADFに関するポスター発表を行い、TADFが青色蛍光材料を代替できる、最強の発光材料であることを見せつけた。青色TADFがOLED市場にいち早く参入し、OLEDの性能を一層アップさせられるのかに、OLED関連企業と研究機関の注目が集まっている。

【ICEL 2018】OLED TV性能向上に向けたLG Displayの挑戦課題は?

10月15日から韓国済州国際コンベンションセンターで開催されているICEL 2018で、LG Displayのユン・スヨン研究所長は、OLED TVの性能向上と値下げに向けた挑戦課題を発表した。

ユン研究所長は「2016年のOLED TV市場の将来展望と比較すると、2018年のOLED TV市場の将来展望は、さらにポジティブに変化している」と言い、「2013年にLG Electronicsが唯一だったOLED TVセットメーカーは、2016年に10社、2018年に15社へと次第に増えるなど、多くのTVセットメーカーがOLEDを選択している」と明かした。

 

続いて、OLED TVは既に発展を遂げているが、今後さらなる発展を目指さなければならないと促し、挑戦課題として輝度と色再現率の改善、8K解像度の開発、寿命向上などの性能向上と値下げを強調した。

CYNORA、TADFの実用化に向けLG Displayとの共同開発契約延長を発表

TADFを開発する企業CYNORAはLG Displayと共同開発契約を延長したことを発表した。この二社は、2年間深青色(Deep blue)TADFを共同開発しており、今回の契約延長でTADFの実用化に向けて協力を続ける予定である。

現在、CYNORAが開発している最新の深青色TADFの性能は、8月に開催されたIMID 2018で公開されたことがある。当時の説明によると、CIEyは0.13、EQEは20%(1000 nits基準)、LT97は15時間(700 nits基準)となる。

さらに、CYNORAは照明アプリケーション用淡青色(Sky blue)TADFとディスプレイ用緑色TADFも開発するという。CYNORAのGildas Sorin最高経営責任者(CEO)は「現在、CYNORAはOLED TV用深青色TADFの開発に集中している」と述べ、「今まで深青色TADFを開発しながら積み重ねてきたノウハウを活用し、照明アプリケーション用淡青色TADFとOLEDディスプレイ用緑色TADFを開発していく」と明かした。

車載用OLEDディスプレイの黄金時代が訪れる

コネクテッドカーのディスプレイは、様々な情報を提供し利便性を図るため、段々大きくなっている。一般自動車に採用されるディスプレイには、クラスターとCID(Center Information Display)、RSE(Rear Seat Entertainment)、RMD(Room Mirror Display)がある。コネクテッドカーは、センターフェイシア(Center Fascia)に多くあるボダンがディスプレイになり、サイドミラーの代わりとしてカメラを用いたディスプレイがドアに取り付けられる。来年から発売開始されるAudiの電気自動車e-tronには、サイドビューディスプレイが搭載される。

 

UBI Researchイ・チュンフン代表によると、自動車メーカーがOLEDメーカーに積極的にアピールし、ディスプレイにOLEDを採用しようとする理由は、デザインと視認性、厚さなど、OLEDにしか持っていない多くの特長があるからである。

 

サイドビューカメラはドアに取り付けられるため、運転者の視線には広い視野角が必要となる。特に、夜間走行時に物体の形を確実に識別するには、正確な黒色をディスプレイに表示しなければならない。また、高速走行している自動車のミラーに映る画面は、速度によって瞬時に変わるため、応答速度が速いOLEDの採用が必須となる。気温が低い冬に、応答速度が遅いLCDを採用することはできない。それだけではなく、運転者の利便性を最大化するコックピット(cockpit)ディスプレイをダッシュボードに取り付けるためには、フレキシブルOLEDを採用しなければならない。

<BenzのF015 cockpit displayとAudiのe-tron side view display>

Audiは今年初めてAMOLEDを、後席用のリモートコントロールユニットディスプレイに採用し、新たなOLED応用市場を開拓した。Audiは全てSamsung Display製リジッドOLEDを採用する。

 

一方、TV用OLED市場のトップとなるLG Displayは、RGB OLEDを2段に積層したフレキシブルOLEDで、クラスター用ディスプレイとCID市場での成功を目指している。車載用ディスプレイの供給メーカーであり、市場シェア2位を占めるVisteonは、LG DisplayのpOLEDで、クラスター市場を迎える準備を行っている。12.3型pOLEDはLTPS基板から製造され、スマートフォン用OLEDよりOLED工程が複雑なため、モジュールを含むパネル価格は55型WRGB OLEDと同水準になり、少量でも超高価なプレミアム市場を創出できる。

<Visteonの12.3型pOLED>

UBI Researchが発行した『車載用OLEDディスプレイレポート』によると、Samsung DisplayとLG Displayがリードする車載用OLEDディスプレイ市場は、2023年に5億4,000万規模に成長すると予想される。

Samsung Display、Audiへバーチャルエクステリアミラー用7型OLEDを供給

Samsung Displayは3日、最近世界の自動車メーカーAudiが披露した電気SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)e-Tronに7型OLEDディスプレイを供給することを明らかにした。

e-TronはAudiが初めて量産して販売する純粋な電気自動車で、「バーチャル・エクステリア・ミラー(Virtual exterior mirrors)」のオプションを提供し、発売前から大きな注目を集めた。

Audiのバーチャルエクステリアミラーには、従来のサイドミラーの代わりに小さなサイドビューカメラが取り付けられた。運転者はカメラで撮影した映像を車の中にあるAピラー(フロントドアの前側柱)とドアの間に設置されたOLEDディスプレイからリアルタイムで確認することができる。

<Audiのe-Tronに搭載されたバーチャルエクステリアミラー、参考:news.samsungdisplay.com>

Samsung Displayが供給するOLEDディスプレイは、車のダッシュボードの左右に1個ずつ搭載され、カメラとともに従来のサイドミラーの機能を代わりに果たし、タッチセンサーが内蔵されているため、スマートフォンを操作するように画面をタッチして拡大または縮小できる。

Audiによると「バーチャルエクステリアミラー」は一般的なサイドミラーと比べ、死角のない広い視野角を提供する。曇りの日や暗い場所でもより確実に視野を確保できるだけでなく、高速道路走行時・回転時・駐車時など、それぞれの運転状況に合わせた「ビューモード」を提供し、便利で安全に運転できる。さらに、車の外側に飛び出ているサイドミラーを無くすことで、空気抵抗や風切り音を低減させる他にも、車体の幅を5.9インチほど縮めてデザインをスリムながら美しくすることができる。

特に、バーチャルエクステリアミラーに採用されたSamsung DisplayのOLEDは、低消費電力と薄くて軽いデザイン特性から、運転者に最適の視覚的なソリューションを提供する。それだけでなく、優れた色再現力と完璧な黒のカラー表現力、速い応答速度で低温の環境下でも、画面からモーションブラーを取り除き、自然な映像を表示する。

Samsung Displayのペク・ジホ専務は「Samsung DisplayのOLEDがAudiのバーチャルエクステリアミラーに採用されたのは、OLEDが車載用先端システムに最適化された製品であることを証明するという大変うれしいことだ」と言い、「高画質・デザインの可用性・低消費電力など、OLEDならではの特長を活かし、車載用ディスプレイ市場を積極的に開拓していく」と明かした。

 

OLEDON、大型OLED TV製造用垂直型面蒸発源蒸着技術を開発

中小型OLED用と大面積OLED用面蒸発源蒸着技術を開発しているOLEDONのファン・チャンフン代表は、最近、77型以上の超大型OLED TVを製造できる垂直型面蒸発源蒸着技術を開発していることを明らかにした。関連技術についてファン代表は、垂直型面蒸発源蒸着技術を用いることで、第12世代(3300 x 4000 mm)相当の大型基板にたわみが生じることなく、77型以上のOLED TVを大量生産できると説明した。

従来のインライン型蒸着装置で75型以上のTVを製造する場合、基板に大きいたわみが生じるだけでなく、多くのリニア蒸発源を制御することが難しく、歩留まりが大きく低下する可能性がある。このような問題を解決するために、新しい第12世代用クラスター型蒸着技術の必要性を挙げると同時に、垂直型面蒸発源蒸着技術が適切な対策になると述べた。

OLEDONは面蒸発源蒸着技術の特許を保有しており、高解像度AMOLED製造用曲面蒸発源FMM 蒸着と大型OLED TV製造用垂直型面蒸発源蒸着技術に関する特許を出願した。

Apple、「Apple Watch Series 4」にバッテリーの持続時間を延ばすLTPO TFTを採用

Appleが現地時間9月12日、米カリフォルニア州にあるアップルパーク(Apple Park)内スティーブ・ジョブズ・シアター(Steve Jobs Theatre)で、以前より大きくなった画面にヘルスケア機能を強化したApple Watch Series 4を発表した。

<Apple watch series 4 Source : Apple.com>

Appleは今回の発表で、Apple Watch Series 4にLTPOという新しい技術を導入することで、電力効率を向上させたと明かし、注目を浴びた 。

LTPOはLow Temperature Polycrystalline Oxideの略語で、電荷移動度が優れたpoly-Siと低電力駆動が容易なIGZOの利点だけを活かしたTFTの一種である。LTPO TFTは漏れ電流が少なく、オン・オフの特性が良いため、消費電力は下がり、バッテリーの持続時間は延びる。

<Apple의 LTPO 관련 특허>

また、AppleはApple Watch 4の本体サイズを40mmと44mmに拡大し、ベゼルを小さくすることで 前モデルに比べ、ディスプレイの表示エリアを35%と32%に広げており、画面解像度も44mmモデルは368×448ピクセル、40mmモデルは324×394ピクセルに増加したと説明した。Apple Watch 4のディスプレイはLG Display製のプラスチックOLEDで、最大輝度は1,000 nitである。

Apple Watch Series 4の価格は、GPSモデルは399米ドルから、セルラーモデルは499米ドルからとなる。予約注文は9月14日から受け付けを開始しており、発売は9月21日を予定している。

【IMID 2018】青色TADFとHyperfluorescence、効率と寿命の二兎を得られるのか

8月29日に韓国釜山のBEXCOで開催されたIMID 2018で、Kyuluxの安達淳治CEO(最高経営責任者)は、既存の蛍光材料ホストとドーパントにTADFドーパントを添加するHyperfluorescenceの性能を公開した。

安達淳治氏が公開した黄色Hyperfluorescenceの色度図は(0.49, 0.50)、半値幅は76 nm、1,000 nitを基準にするEQEは15.7%、1000 nitを基準にするLT50は62,000時間で、緑色Hyperfluorescenceの色度図は(0.28, 0.65)、半値幅は31 nm、1000 nitを基準にするEQEは20.6%、1,000 nitを基準にするLT50は48,000時間である。

さらに現在、安達淳治氏は開発中の青色Hyperfluorescenceの性能も公開したが、最大発光波長は470 nm、1000 nitを基準にするEQEは22%、750 nitを基準にするLT50は100時間であることを明かした。特に、2018年上半期から青色Hyperfluorescenceの性能が急速に高まっていると述べ、今後さらに向上すると期待を示した。

続いて行われた発表で、CYNORAのDr. Georgios Liaptsis氏は、現在開発中の深青色(Deep blue)を説明し、波長は460 nm、CIEyは0.15以内でなければならないと強調した。淡青色(Sky blue)に近づくと寿命が長くなる特徴があるが、CYNORAは深青色でも淡青色の寿命を確保できるように研究を進めていると説明しながら、性能を公開した。

現在、全てのOLEDアプリケーションの青色には、蛍光青色が用いられている。青色TADFや青色Hyperfluorescenceが実用化され、既存の蛍光青色よりさらに改善した効率と寿命を確保できるか注目が集まる。

【IMID 2018】Samsung Display、ディスプレイは未来にスマートな世界と人間をつなぐ核心素材

8月29日に韓国釜山のBEXCOで開催されたIMID 2018で、Samsung Displayのクァク・ジンオ副社長は「The Infinite Evolution with Display」をテーマに基調演説を行い、「ディスプレイはスマートな世界と人間をつなぐ核心素材になり、新しい世界と環境の創造を加速化する」と強調した。

クァク副社長は生物とディスプレイの進化を比較しながら、小型から大型までディスプレイサイズの多様性(Size diversity)とフルスクリーン、フレキシブルなど、デザインへの適応 (Adaption in design)、他の技術との統合(Convergence)など、次世代ディスプレイが進むべき方向を提示した。

まず、サイズの多様性について、クァク副社長は「中小型ディスプレイには現実感をもたらす高解像度が、大型ディスプレイには映画館の大画面のような没入感が求められる 」と明かした。

続いて、デザインへの適応については、次世代ディスプレイの価値の一つにデザインの自律性を取り上げ、中小型ディスプレイにおいて、Foldable(折りたためる)ディスプレイのみならず、Rollable(丸められる)とStretchable(画面を自由に伸縮できる)ディスプレイの価値も強調した。

クァク副社長は、現在、重要な事項とされているFoldableディスプレイに限らず、Rollableディスプレイの開発も進めていると語った。Foldableディスプレイとは異なり、パネル前面にかかるストレス(応力)を考えなければならないRollableディスプレイは、丸められている時間と丸めて広げられる回数など、顧慮すべきことが多いため、これを解決するための研究を行っていると発表した。

また、自由自在にディスプレイパネルの形状を変化させることのできる、Stretchableディスプレイも紹介し、低ストレスに高信頼性を有するディスプレイを実現するために、RGBピクセルユニットとStretchableユニットを用いた様々な構造を開発していると伝えた。

統合については、バイオ技術を取り上げ、ヘモグロビンに光を透過し、酸素飽和度を測ったり、メラトニンの変化によるディスプレイのウェイクアップモードとスリープモードの転換など、新しい技術の統合も考えなければならないと説明した。最後に、クァク副社長は、これから開かれる5G時代に、ディスプレイがスマートな世界と人間をつなぐ核心素材になることを強く述べ、新しい社会と環境を創造するために、ディスプレイは進化を続けていると付け加えた。

JOLED、470億円を調達し、車載向け印刷方式有機EL事業に拍車

世界初の印刷方式有機EL(OLED)の製品化に成功したJOLEDが23日に第3者割当増資により、470億円を調達したと発表した。

JOLEDによると、デンソーが300億円、豊田通商が100億円、住友化学が50億円、SCREENファインテックソリューションズが20億円を投資する計画で、デンソーとは車載向けディスプレイの開発、住友化学とは印刷方式有機ELの材料開発で協力するという。

特にデンソーは、これまで車載向けディスプレイとして主にTFT-LCDを用いてきたが、今回の投資で軽くて曲面化が容易な有機ELを車の内部に採用するための開発に先駆けると期待を集めている。さらに、今回の資金調達で、JOLEDは印刷方式有機ELの量産に向けた生産体制の構築を加速させる見込みだ。JOLEDは7月1日に、石川県能美市に「JOLED能美事業所」を開設し、2020年の稼働開始を目指すと明かしたことがある。

注力製品は車載向けやハイエンドモニター向け中型サイズ(10~32型)の印刷方式有機ELディスプレイで、JOLEDチーフテクノロジスト荒井俊明氏は、今年3月にUBI Researchが開催した「2018 OLED Korea conference」で、印刷方式有機ELディスプレイで中型OLED市場を攻略するという意思を示したことがある。

2018 OLED Korea conferenceで発表したJOLEDの開発ロードマップ

前面指紋認証センサーを搭載したフルスクリーンスマートフォンの競争開始

<전면 지문 인식 센서 탑재의 디스플레이를 채용 한 VIVO 스마트 폰 참고 : Android authority>

스마트 폰에 전면 지문 인식 센서 탑재를 둘러싼 경쟁이 치열해질 것으로 예상된다. 홈 버튼이 기존의 스마트 폰은 홈 버튼 전면 지문 인식 센서를 탑재하여 출시했다. 지문을 이용하여 보안을 강화함으로써 소비자로부터 많은 호평을 얻었지만, 최근에는 홈 버튼이없는 전체 화면 스마트 폰을 중심으로 한 제품이 많이 출시되고 지문 인식 센서를 스마트 폰 뒷면에 이동되었다. 이에 따라 자문 인증 센서를 손가락으로 터치 할 때 잡는 방법이 불편하게 측면에있는 카메라 렌즈에 지문이 묻 단점이 나오고있다.

이러한 문제를 개선하고 완벽한 풀 스크린 스마트 폰을 제조하기 위해 전면 지문 인식 센서를 디스플레이에 통합하는 개발이 진행되고있다. 전면 지문 인식 센서는 광학 및 초음파가 검토되고있다. 광학 가격이 저렴하고 대량 생산이 용이하다 반면, 센서가 OLED 패널의 하부에 위치하는은 OLED 기판이 투명해야한다. 따라서 유리를 기판으로 사용하는 리지드 OLED는 채용 할 수 있지만 유색 PI를 기판에 사용하는 플렉시블 OLED는 채용하기 어려운 상황이다. 초음파식은 정확성과 내구성이 가장 뛰어난 반면, 제조 비용이 높다는 문제가있다.

현재 중국 세트 업체는 광학 전면 지문 인식 센서를 탑재 한 스마트 폰을 출시를 시작했으며, Samsung Electronics가 내년 출시 예정인 Galaxy S10에 초음파 전면 지문 센서를 채용 여부에 관심이 쏠리고있다. 또한 LG Display도 전면 지문 인증 센터를 탑재 한 디스플레이를 개발하고 있다고 전해지고있다.

이처럼 전체 화면으로 전면 지문 인증 센터를 탑재 한 스마트 폰 출시가 본격화 될 것으로 기대되는 가운데 하반기 스마트 폰 시장의 경쟁은 더욱 격화 될 것으로 보인다.

Samsung Electronics、2018年第2四半期ディスプレイ事業の営業利益 1,400億ウォンを記録

Samsung Electronicsは7月31日に行われた2018年4~6月(第2四半期)の決算カンファレンスコールで、売上高は58兆4,800億ウォン、営業利益は14兆8,700億ウォンを記録したと発表した。前年同期比売上高は4%減少し、営業利益は8,000億ウォン増加した。前四半期比売上高は3%、営業利益は8,000億ウォンの減少となった。

Samsung Electronicsによると、ディスプレイパネル事業はフレキシブルOLEDパネルの需要鈍化とLCD TVパネルの販売減少で、実績も減少し、売上高は5兆6,700億ウォン、営業利益は1,400億ウォンとなった。OLED部門はリジッドOLEDの稼働率が向上したのにも関わらず、フレキシブル製品の需要減少が続き、前四半期に比べて実績が減少した。

下半期にはリジッドOLEDとLTPS LCDの競争が激しくなると予想されるが、フレキシブル製品の需要回復による販売拡大で、実績も改善される見込みである。AppleのiPhone新モデル用フレキシブルOLEDを第2四半期から生産開始し、下半期には売上高と営業利益が改善されると見込まれる。

Samsung Electronicsは差別化された技術力とコスト競争力を強化することで、モバイルOLEDの市場シェアを拡大し、Foldable OLEDなど、新規製品群の力量を高める計画だ。Foldable OLEDは、下半期実績よりは来年以降の成長に貢献すると予想される。

ITやモバイル(IM)部門の第2四半期売上高は24兆ウォン、営業利益は2兆6,700億ウォンを記録した。営業利益は前年同期の4兆600億ウォンに比べ34.2%減少し、前四半期の3兆7,700億ウォンよりも大きく減少した。第2四半期携帯電話の販売量は7,800万台で、このうち90%がスマートフォンである。タブレットは500万台販売された。端末の平均販売価格(ASP)は220米ドル台後半である。

消費者家電(CE)部門の第2四半期売上高は、10兆4,000億ウォン、営業利益は5,100億ウォンを記録した。上半期全体の売上高は20兆1,400億ウォン、営業利益は7,900億ウォンである。グローバルスポーツイベントという特殊な状況の中で、QLED TVなどの高付加価値製品の販売好調によって、TVの利益が向上した。

一方、Samsung Electronicsの第2四半期施設投資規模は8兆ウォンだった。事業別には半導体が6兆1,000億ウォン、ディスプレイが1兆1,000億ウォン程度である。上半期の累計では、半導体が13兆3,000億ウォン、ディスプレイが1兆9,000億ウォンなど、総計16兆6,000億ウォンが投資された。

LG Display、未婚の母のためにOLED照明に明かりをつける

LG Display が30日、未婚の母30人に職業員が直接製作したOLED照明灯とベビー用品を届けた。

今回のボランティア活動は、OLED照明事業担当の役職員が才能を寄付する形で行われた。OLED照明事業チームはフレキシブルOLED照明パネル30個を寄贈、商品企画チームは未婚の母に合わせた授乳灯を特別にデザインした。

先日27日に役職員のボランティアは、社会的企業を介してオーダーメイドした木工部品で照明器具とパネルを組み立てて完成品にした。さらに、赤ちゃんに必要な様々な用品と未婚の母を応援するために書いた手紙を添えてラッピングした。作り上げられたギフトセットは30日に東方社会福祉会により、未婚母子施設で生活している30人の母に届けられた。

OLED照明は、目の健康に影響を与える光の点滅現象やブルーライトが少ないため、柔らかな光が目の疲れを減らす。また、発熱が少なく、有害物質もない、環境にやさしい製品として指折りと評価されている。OLED照明の特性をよく知っているからこそ、それぞれの才能を活かして母子の生活環境に合った授乳灯を直接製作することができた。

ボランティア活動に参加したOLED照明営業1チームのキム・ヨンジン氏は「いつも仕事で触れているOLED照明を必要としている人に届けることができて、やりがいを感じた」と言い、「小さなことにも喜ぶ姿を見たら、ボランティア活動がこんなに楽しいことだったのかと、改めて思い知らされた」と感想を語った。

Source: LG Display

 

TV向け第8世代QD-OLEDへの投資額は?

最近、UBI Researchが発行した『AMOLED製造・検査装置産業レポート』では、Samsung Displayが開発を始めたQD-OLEDへの投資額がどれくらいなのかを分析した。

Samsung Displayが目指しているQD-OLEDは、青色OLEDから放出される光が量子ドット(Quantum Dot、QD)材料を通って緑色と赤色に分離され、RGBの3色を実現する方式で製造される。QD材料を通り抜けた光は、再びカラーフィルターを通り、さらに豊かな色を表現できるようになる。

このようなQD-OLEDの製造方式は、LG DisplayのWRGB OLEDと似ている部分が多い。まず、TFTは2社ともにOxide TFTを使用している。WRGB OLEDは青色が2回塗布され、その間に赤色と緑色が蒸着される。それに比べ、QD-OLEDは青色材料のみ2回蒸着して製造される。蒸着用マスクは、両方ともオープンマスク(Open Mask)を使用する。

QD-OLEDとWRGB OLEDのカラーフィルターの製造費は同様であると考えられるが、QD-OLEDの場合、QD材料をコーティングする装置を追加導入しなければならない。

本レポートによると、モジュールとセル、封止、蒸着装置は、同じ装置が使用される可能性があり、投資額もほぼ同様になると予想される。しかし、WRGB OLEDは背面発光方式のため、TFTを含めたバックプレーンを製造する際に同時に形成される反面、QD-OLEDは前面発光方式のため、上部のガラス基板にカラーフィルターを個別に形成し、その上に再度QD層をパターニングして製造する。その結果、QD-OLEDにはWRGB OLEDより高い投資額が必要となる。

第8世代の26Kを基準に投資額を計算してみると、QD-OLEDは11億米ドルで、10億7,000万米ドルのWRGB OLEDに比べて1.03倍高くなることが見込まれる。一方、JOLEDが事業化を進めている印刷方式OLEDの製造に必要な投資額は8億8,000万米ドルで、QD-OLEDの80%程度になるとみられる。

Foldable OLEDの核心、カバーウィンドウの競争激化

<KOLON Industries(左)とSKC(右)の透明PIフィルム、参考:KOLON Industries>

Foldable OLEDの量産が今年末に開始されると期待される中で、Foldable OLEDの主要材料の一つであるカバーウィンドウの競争が激しくなる見込みだ。Foldable OLEDはディスプレイが折りたたれる特性から、従来のカバーウィンドウに使用されていたガラスは割れるため、続けて使用することができない。

従って、割れないカバーウィンドウとして透明PIと薄板ガラスの開発が、積極的に進められている。特に透明PIフィルムに関しては、Sumitomo Chemicalと韓国のKOLON IndustriesやSKCの競争が予想される。Sumitomo Chemicalは、Samsung Electronicsが来年発売予定のFoldableスマートフォンに採用されるFoldable OLEDカバーウィンドウ向け透明PIフィルムを供給する最初のメーカーになるという。

しかし、透明PIフィルムのカバーウィンドウは、ガラスのカバーウィンドウの硬度と外観特性を満たせないため、改善が必要な状況にある。Samsung DisplayはSumitomo Chemicalの透明PIフィルムの他にも、多くのメーカーの透明PIフィルムを検討している。

Sumitomo Chemicalの透明PIフィルムと激しく競い合っているメーカーは、韓国のKOLON IndustriesとSKCである。KOLON Industriesは約10余年前から透明PIフィルムを開発しており、現在唯一透明PIフィルム量産設備を備えているメーカーである。SKCもフィルムの製造技術力を基に、2017年末に透明PIフィルムの設備投資を行った。

他に、薄板ガラスをFoldable OLED用カバーウィンドウとして開発する動きも出ている。主要メーカーにはAsahi GlassとドイツのSCHOTTがあり、厚さ0.1mm以下の実現に向けて開発を進めている。しかし、薄板ガラスも折りたたまれた状態では、耐久性に問題があると知られている。

Foldableスマートフォンの発売時期が迫ってきている中、OLEDパネルメーカーとカバーウィンドウ材料メーカーがどのような材料と構造、特性のFoldable OLED用カバーウィンドウを採用するかに業界の関心が集まっている。

Material Science、中国最大のOLED製造メーカーに赤色プライム層材料を量産供給

OLED材料メーカーのMaterial Scienceは、来月の8月から赤色プライム層材料を中国最大のOLED製造メーカーに、量産供給することを16日明らかにした。

赤色プライム層材料は、赤色を発する発光層(EML)と正孔輸送層(HTL)の間に蒸着され、発光効率を高める材料である。陰極から出た電子がEMLを過ぎてHTLまで侵入しないように防ぐことで、OLED発光効率を高くするため、OLED機器の使用時間を増やすことができる。

Material Scienceが開発した赤色プライム層材料は、2016年に中国LTOPTOと設立した合弁会社LTMSで生産して供給する予定だ。合弁パートナーのLTOPTOは、LCD用液晶とOLED原料などを生産する化学会社である。

LTMSは昨年の2017年上半期に、中国陝西省西安に量産設備を構築し、今回の契約によって8月から稼働を開始する。LTMSは現在、月産500㎏規模の生産設備を備えているが、今後、中国内のOLEDメーカーと追加供給の契約が締結されれば、月産1tまで生産設備を拡大する予定だ。月500㎏という生産能力は、第6世代OLEDの生産ライン6本(マザーガラス投入基準で月9万枚)に供給できる規模である。

UBI Researchが発行した『AMOLED Emitting Material Market Track_1Q18』によると、赤色プライム層材料市場は、2018年から2022年まで年平均成長率35%を記録し、2022年には2億4,800万米ドル規模になるとみられる。

FlexiGO、Foldable材料の耐久性を正確に評価できるFolding装置開発

最近、Samsung ElectronicsとHuaweiがFoldable OLEDを搭載したスマートフォンの発売を目指していると知られ、Foldableスマートフォンに注目が集まっている。

ディスプレイメーカーは、従来の基板やカバーウィンドウに使用していたガラス材料をプラスチック材料に変えており、プラスチック材料の耐久性が重要事項となっている。

耐久性試験には様々な種類があるが、最も代表的な耐久性試験はFolding試験である。Folding試験は、プラスチックを含むFoldable材料を、繰り返し折りたたんだり広げたりする試験で、Foldable材料の一方は固定板に、他の一方は回動板(Rotating plate)に固定させた後、回転板を機械的に回動運動させる装置が主に使用されている。

しかし、既存の装置はFoldable材料と回動板の軸が異なり、回動運動時にFoldable材料が材料本来の回動経路ではなく、回動板の回動経路に沿って移動するため、Foldable材料に引張力が作用する可能性がある。このような問題を解決するために、最近、FlexiGOはFoldable材料の耐久性を試験するFolding装置‘Foldyシリーズ’を開発した。

<FlexiGOのFolding装置、参考:flexigo.co.kr>

Foldyシリーズは、既存の固定板と回動板の他に、固定板の進退運動を支えるモーションコントローラーを追加することで、Foldable材料が本来の回転経路で移動するように誘導し、材料に他の応力が与えられないようにした。モーションコントローラーにスライド装置が搭載され、固定板は進退運動、回動板は回動運動を行い、Foldable材料が回動板でスライド運動できるようにすることが特徴である。

Foldyシリーズには、Micro visionとSurface profiling、Colorimeterが含まれており、Foldy-10とFoldy-100など、製品によって試験環境を変えながら耐久性評価を実施することができる。他にも、検査システムを追加搭載できるため、様々なFoldable材料の正確な耐久性試験が可能になると期待されている。

8K OLED TV、下半期には見られるのか?

プレミアムTV市場の競争がさらに激しくなる見込みだ。SonyのOLED TV市場参入とLG Electronicsの攻撃的な価格下げによって、プレミアムTV市場でOLED TVのシェアは拡大している。しかし、LCD陣営では8Kの高解像度戦略で対応しており、プレミアムTV市場に広がるOLEDの勢いを止めることができるのかに注目が集まっている。

 

Sharpは既に昨年から8K LCD TVを世界で初めて販売し、Samsung Electronicsも今年始めのCESで8K TVを展示したことに続き、下半期には8K QLED(QD-LCD)製品を発売する予定だ。OLED陣営では、LG DisplayがCESで88型8K OLED TVを展示したが、8K OLED TVを下半期に発売できるのかはまだ分からない。

 

現在、量産が進んでいるOLED TVは、背面発光(Bottom emission)構造で、TFTを通して採光するため、ピクセルでTFTを除いた部分から光が放出される方式だ。そのため、同じサイズのTVでも、解像度が高くなるほどピクセルサイズは小さくなるものの、TFTサイズの減少には制約があるため、光が放出される範囲がさらに狭くなる。同じサイズで高解像度を実現するためには、開口率を最大限に高めるか、または発光材料の性能を改善する必要がある。

 

開口率を向上させる方法には、前面発光(Top emission)構造の採用がある。前面発光構造は、光がTFT方向ではなく、封止方向に放出されるため、背面発光構造より高い開口率を確保することができる。しかし、現在、不透明なメタルシートの封止を、透明な材料に変えなければならないことや、カラーフィルターを封止の上側に形成するために、工程を変更しなけらばならないという問題が生じる。

 

発光材料に関しては、青色TADFや新しい青色材料の開発が積極的に行われている。LG Displayが公開した88型8K OLED TVには、背面発光構造が採用されているため、画面密度が約100 ppiとなり、現在販売されている55型4Kの80 ppiより20%高い。単純にディスプレイ全体のサイズとピクセルサイズを比較してみると、55型4Kのピクセルが88型8Kのピクセルより約40%ほど大きいという計算ができる。

 

つまり、55型4Kと同レベルの輝度と寿命を確保するためには、TFTの設計を最適化し、発光材料の性能を向上させ、40%小さくなるピクセルサイズをカバーしなければならない。

 

果たして8K OLED TVはこのような問題を全て解決し、今年の下半期に本格的な発売開始が予想される8K LCD TVに立ち向かい、無事に発売できるのか、業界の関心が寄せられている。