LG Display、中国深圳CITE展示会で88型8K OLED TVを大衆に公開

2018年4月10日に中国広東省深圳で開催中の電子製品展示会CITEは、去年よりかなり少ない来場者数で比較的閑散としている。特にビジネス向けではない、一般来場者の注目を集めて賑やかだった去年に比べると、おそらくITに関する重要事項がなかったためではないかと考えられる。

特に家電分野のTVは、新製品の公開がなかった。大体去年や2018 CESで公開した製品を再び展示した程度だ。LG Displayは今までプライベートブースに隠していた88型8K OLED TVをブース全面に公開、CSOTは今までカンファレンスで公開してきたプリント技術により製造されたOLEDディスプレイを公開した。8K OLED TVはコントラスト比・鮮明な画質・色感など、優れたOLEDディスプレイを大画面に表示することで、プレミアムTVとしての偉容を示した。CSOTの31型ディスプレイはその品質を見せるよりも、来年に向けて20K TVラインへの新規投資を計画しているCSOTのプリントOLED技術開発の成果を紹介したということで、意味がある。展示した製品はOxide TFTに前面発光インクジェットプリント技術で製造され、144 ppiにピーク輝度は150 nitである。

<88型8K OLED TV、LG Display>

<31型インクジェットプリントOLEDディスプレイ、CSOT>

先日、ディスプレイに 指紋認証センサーが内蔵されているスマートフォンX21を世界で初めて公開したVivoは、今回もX21モデルのみを展示した。実際に指紋を登録してみると、従来より指紋を読み取るまでの時間がかかり、テストの認識率は悪くないものの、ホームボタンで画面を表示させるより応答速度が少し遅いと感じた。

 

今まで約半年間、様々な話題を集めてきた iPhone Xのノッチデザイン同様のディスプレイをパネルメーカーのほとんどが展示し、VivoとOppoなど、セットメーカーも同じノッチデザインのスマートフォンを公開した。あるパネルメーカーの関係者は、デザインの評価がポジティブではないが、アップル社の製品と同じように作ったと言いながら、個人的にはフルスクリーンのデザインを好むと語った。iPhone Xの販売成績が予想を下回る中でも、同じデザインのスマートフォンが登場していることから、市場におけるアップル社の影響力がいかに大きいかが分かる。

 

去年の 第3四半期に中国成都でフレキシブルOLED工場の稼働を開始したBOEは、プラスチック基板を用いて製造した様々なOLEDパネルを展示した。特に、展示会のある関係者は世界でプラスチック基板を用いたフレキシブルOLEDパネルを量産できるのは、Samsung DisplayとBOEしかないと自信を示した。