UDC、ロイヤリティーとライセンス料で、2017年第2四半期総売上高59%増

米国UDC(Universal Display Corporation)は、現地時間8月3日に2017年第2四半期の財務実績を発表した。

 

総売上高は、2016年第2四半期の6,440万米ドルに比べ59%増加した1億2,500万米ドル、材料の売上高は110%増加した4,680万米ドルになったと述べた。また、ロイヤリティーやライセンス料収入は28%増加した5,370万米ドル、営業利益は2,650万米ドル増加した6,050万米ドル、当期純利益は2,540万米ドルから4,720万米ドルになったと明らかにした。

 

UDCは、ロイヤリティーとライセンス料によって、売上高が増加し、青色と緑色などのりん光発光物質の販売拡大で、材料の売上高が増加したと述べた。

 

OLED市場の成長によって、OLED材料市場規模が拡大し、その結果、UDCの実績も成長したと見られている。UBI Researchが発刊した『2017 AMOLED発光材料市場レポート(2017 OLED Emitting Materials Market Report)』では、全世界のOLED発光材料市場は、2017年に9億6,000万米ドル、2021年まで年平均成長率37%で、2021年には33億6,000万米ドル規模まで拡大すると予想した。

<発光材料市場全体の展望>