サムスンとアップル、最初のFull-screen displayスマートフォンのタイトルは誰が握るか。

Full-screen displayを搭載したスマートフォンをすぐ会うことができると思われる。市場調査会社のユービー産業リサーチが最近発刊した「Key issue and Market Analysis for Foldable OLED」によると、2017年までには左右ベゼル(bezel)のないベゼルレス(bezel-less)タイプのフレキシブル(flexible) OLEDが、スマートフォン市場をリードし、その後は左右だけでなく、上下のベゼルも最小化、または無くした形態のfull-screen displayが2017年から登場し、それ以降の市場を主導するだろうと見込んだ。

スマートフォン・ディスプレイの開発トレンド展望(出典:ユービー産業リサーチ)

スマートフォン・ディスプレイの開発トレンド展望(出典:ユービー産業リサーチ)

具体的な状況も把握されている。アップルインサイダー(AppleInsider)は、11日(現地時間)、米特許庁(USPTO)の発表を引用して、アップルが最近ディスプレイに光センサーを統合した電子装置の設計特許(US20150303244A1)を出願したと明らかにした。

アップルが最近出演した光センサーを統合した電子装置のデザイン図面1

アップルが最近出演した光センサーを統合した電子装置のデザイン図面1

アップルは、この特許で、ディスプレイ部にセンサーを適用することを言及しながら、ディスプレイの側面に周辺光源センサー(Ambient Light Sensor)又は近接センサー(Proximity Sensor)を配置するなどの例示とディスプレイ及びセンサー回路が、ガラス又はプラスチックで作られた透明の封入層Encapsulation Layer)によって保護されるという例示も挙げた。アップルインサイダー(AppleInsider)は、このようなデザインが不要なスペースを減らし、full-screen displayを可能にするだろうと見込んでいる。

アップルが最近出演した光センサーが統合された電子装置のデザイン図面2

アップルが最近出演した光センサーが統合された電子装置のデザイン図面2

10月26日、サムソン・コエックス(COEX)で開催された2016 IMIDビジネスフォーラムで、サムスンDisplayのパク・ウォンサン首席によるスクリーンサイズに対するディスプレイのトレンド発表は信頼性をさらに高めた。パク・ウォンサン首席は「サイズの限界があるモバイルフォンの特性上、セットサイズ対比ディスプレイのサイズは非常に重要であり、edge displayがdisplay area(以下DA)が80%程度であったならば、full-screenが適用された携帯電話のDAは90%以上であり、今後、市場をリードすることになる一つのトレンドだ」と明らかにした。ガラス一体型指紋認識、超音波を使った指紋認識などまだ正確に議論された技術はなかったが、note7で見せてくれた左右ベゼルのないbezel-lessタイプからさらに進めて上下部分のbezelも無くして、既存とはまったく違う新しい形態のfull-screenスマートフォン登場を予告している。

サムスンディスプレイ発表資料、2016 IMIDビジネスフォーラム

サムスンディスプレイ発表資料、2016 IMIDビジネスフォーラム

LG電子もfull-screen displayに対する特許を出願したことがある。2015年6月にPatently Mobileの報道資料をみると物理的なボタンの代わりに、仮想ボタンとアプリのアイコンが適用されることを確認することができる。しかし、デザインだけでは外観のほか、どんな材料と内部部品が使用されるかは正確に把握することができないし、該当特許以降の関連ニュースも聞こえてこないことから、実際開発の可否は不確実な状態である。

LG電子が米国でflexible Displayを活用してデザインしたホームボタンのないスマートフォンデザイン(出典: Patently Apple)

LG電子が米国でflexible Displayを活用してデザインしたホームボタンのないスマートフォンデザイン(出典: Patently Apple)

このように、スマートフォンメーカーがfull-screen Displayの導入を積極的に検討している理由は、製品の没入感とともに、消費者が体感できる最大の変化としてDisplayが選ばれるためだと思われる。また、最近、VR市場の拡大に応じて、モバイルフォンを装着するゴーグル型のHMD(Head Mounted Display)に適用するためには、レイテンシ(Latency)問題がないOLEDディスプレイの適用とともに広いディスプレイ領域が必要であるとの意見も提示されている。

一方、ユービー産業リサーチの「Key issue and Market Analysis for Foldable OLED」報告書では、2017年full screen AMOLED panelが初出荷されると予想したし、2020年には全体flexible AMOLED panel市場の60%を占めており、bezel less typeのflexible AMOLED panel市場を上回ると展望した。

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Flexible OLED type別の定義と市場占有率の展望(出典:ユービー産業リサーチ)

Flexible OLED type別の定義と市場占有率の展望(出典:ユービー産業リサーチ)

 

SUNICシステム1.1um shadow distanceデモ成功、1500ppiまで具現可能

SUNICシステムは、2016 IMID Business forumでplane source evaporationと厚さ100umのshadow maskで1.1umのshadow distanceの具現に成功したと発表した。1.1umのshadow distanceは、約1000ppi〜1500ppiの高解像度製作が可能な数値である。

Plane source evaporationは、metal plateにOLED発光材料を蒸着して裏返した後、metal plateに熱を加えることにより、OLEDの発光材料を垂直に蒸着させる技術である。OLEDの発光材料が蒸着されるshadow angle(Ф)が90度になると、理論的にはSD(Shadow distance、step hight/tanФ)の値が0になるので、FMMの厚さを薄く、高解像度で設計することができ、高解像度のAMOLED panel製造が可能になるという原理として、IMID2016学会で初めて発表され、大きな関心を集めた。

SUNICシステムのファン・チャンフン博士は「今回の結果を基に、shadow mask厚さを減少させ、step heightを3umまで減少させると0.37umのshadow distanceを具現可能になり、これは最大2250ppi(11K)の高解像度AMOLED panel製造が可能になる。」と言いながら、0.37 shadow distance具現のための開発に拍車を掛けると発表した。

また、今回の発表では、plane sourceでは不可能だと思われていたhostとdopantのco-evaporationに急速加熱(flashing evaporation)を適用して解決したと明らかにした。Donor filmにhostとdopantを同時蒸着した後、donor filmを 急速加熱(flashing evaporation)すると、hostとdopantを同時に蒸発させることができ、donor filmを製作する時、dopant ratioをコントロールすることにより、カラーコントロールを簡単にすることができることを証明した。

Flashing evaporationを適用したcolor control結果

Flashing evaporationを適用したcolor control結果

 

1.1umのshadow distanceを具現した結果

1.1umのshadow distanceを具現した結果

BOE、Flexible OLEDラインに465億元規模の投資決定

10月28日、中国四川省綿陽市のラジオやTVの情報源によると、BOEが第6世代flexible OLED生産ラインに465億元(約7.8兆円)を投資することを決定した。

2016年12月に着工を開始し、2019年からの量産を目標にしており、capaは月48Kの規模である。これは、中小型ハイエンドのスマートフォンに投入される予定である。BOEは、中国成都にも第6世代flexibleの月45K規模の投資を進めている中で、追加的に増設に乗り出したのである。

最近、中国のOLEDへの投資速度が加速している。 BOEだけでなくVisonox、EDOなどの中国panel企業もGen6 flexible AMOLED panel量産ラインの投資決定や増設が進められている。

現在まで投資が決定されたり、進行中であるBOEのGen6 flexible AMOLED panel量産ラインだけをみても、三星ディスプレーのGen6 flexible AMOLED量産ラインであるA3 lineの総capaの約120kの75%規模である。他の中国panel企業の投資が決定され、capaと検討しているcapaを合わせると、三星ディスプレーとLGディスプレーの追加投資を勘案しても、韓国のflexible AMOLED panel量産capaを超える数値である。

このように、中国の積極的なflexible AMOLED panel量産ラインへの投資が進むにつれて、中国のAMOLED panel市場が急速に成長すると予想される。

LG OLED TV、LCD追い抜いて北米プレミアムTV市場掌握

10月26日三成洞コエックスで開催された2016 IMIDビジネスフォーラムで、LGディスプレーのキム・グァンジン常務は、北米でのプレミアムTV市場でOLED TVのシェアがLCDを追い抜き、今後もプレミアム市場にもっと集中すると明らかにした。

キム・グァンジン常務は「2016年第1四半期の基準で、北米でのプレミアムTV市場の中、65inch US $3,000以上では53%、55inch US $2,000以上では80%のマーケットシェアを占めた。これらの結果は、消費者がプレミアムTVにお金を使うという意味で、OLED TVがプレミアムTV市場で成功していると見ることができ、今後もプレミアム市場にOLED TVで注力していく」と発表した。

OLED TVで問題と指摘してきた寿命については、米国のTVの交換周期が8年であり、中国は6年であるのに対し、OLED TVは1日8時間の使用基準で、10年以上の寿命を確保したと発表し、画像スティッキングに関しても、補償画路とsensing、アルゴリズムなどを介して改善したし、全く問題がないことを強調した。

また、来年の市場の見通しでは、今年は約90万台、来年は150万台以上の大面積OLED TV用のpanelを生成できると見込みが立ち、TV以外にもモニターとサイネージなど、様々な分野の市場を創出すると発表した。

一方、LG Displayは今年、3回目の大面積OLED panelの量産ラインへの投資を進めており、2017年の上半期の稼働を目指している。

サムスンディスプレイ、エッジの次はフル・スクリーンへ市場が移動

10月26日三成洞(サムソンドン)COEX(コエックス)で開催された2016 IMIDビジネスフォーラムで、サムスンディスプレイのパク・ウォンサン首席は、エッジ・デザイン(edge design)のスマートフォンの次はフル・スクリーン(full screen)が市場を主導すると展望した。

パク・ウォンサン首席は、「ITとTVに続き、モバイル市場の高速成長が続いており、2016年以降にはモバイル市場がTV市場を上回ると予想される。」としながら、モバイル市場がディスプレイ産業の核心市場になると分析した。

特に、パク・ウォンサン首席は、スマートフォンはポータブルなので、サイズに限界があることから、DA(Set size対比display size、Display size/set sizeの値)が重要になり、既存のエッジ(edge)タイプが80%のDAであれば、今後は、90%以上のDAを持ったフル・スクリーンスマートフォンが発売され、市場をリードすることと述べた。

この他にも、モバイル・ディスプレイの核心技術として、低電力と内蔵センサ、高解像度、見やすさなどを強調しながらAMOLEDが最も適合したモバイル機器用ディスプレイであることを強調した。

Samsung Display発表資料、2016 IMIDビジネスフォーラム

Samsung Display発表資料、2016 IMIDビジネスフォーラム

一方、ユービー産業リサーチで10月に発刊した「Key issue and Market Analysis for Foldable OLED」報告書では、2017年フル・スクリーンAMOLEDパネルが初出荷となると展望したとともに、2020年には全体フレキシブルAMOLEDパネル市場の60%を占め、bezel-lessタイプのフレキシブルAMOLEDパネル市場を上回ると展望した。

フレキシブルOLEDのタイプ別定義と市場占有率の展望(出典:ユービー産業リサーチ)

フレキシブルOLEDのタイプ別定義と市場占有率の展望(出典:ユービー産業リサーチ)

サムスン電子、ディスプレイ事業の営業利益1兆200億ウォン記録

サムスン電子は、27日行われた第3四半期実績カンファレンスコールで、ディスプレイ事業で売上高7兆600億ウォン、営業利益1兆200億ウォンを記録したと明らかにした。第1四半期2700億ウォンの営業赤字を記録したディスプレイ事業は、第2四半期1400億ウォンの黒字に転換したのに続き、第3四半期の1兆ウォンを超える大規模黒字を記録し全体実績に寄与した。ディスプレイ事業の四半期の営業利益が1兆ウォンを突破したのは、2013年第2四半期(1兆1200億ウォン)以来、13四半期ぶりとなる。

OLEDの場合、全体的な販売量の増加とともに、フレキシブルなど高付加価値製品の比重拡大によって実績が改善された。LCDの場合、需給改善による販売価格の安定とともに、収率及びコスト改善、UHD/大型など高付加価値製品の販売増加によって、収益性が改善され、黒字転換した。TVパネル販売量の場合、数量基準で前四半期対比10%台、面積基準で前四半期対比20%台増加した。

第4四半期には、スマートフォン市場が繁忙期に進入し、製品の差別化を追求する主要顧客の会社たちのOLEDパネル採用が継続的に増加すると予想していることを明らかにした。フラッグシップモデル需要に積極的に対応し、効率的な製品ミックスの改善を通した堅調な実績成長を推進すると明らかにした。  LCDパネル部門は、第4四半期にも販売価格が安定している中、UHD TV市場の成長とサイズ大型化が持続されると明らかにした。収率及びとコスト改善活動を強化して、超大型、高解像度、カーブドなどの高付加価値製品の販売を拡大し売上拡大と収益性向上を推進すると明らかにした。  また、サムスン電子は、年末までにOLEDライン増設に10兆9000億ウォンを追加投資する計画で、これは昨年の2倍以上増加した数値である。

2017年にはOLEDパネル部門で主要スマートフォンメーカーたちの需要増加に積極的に対応するため、フレキシブル製品供給を本格化し、全年対比大幅な成長を推進するという計画である。LCDパネル部門では、中国企業のキャパ拡大持続とメーカー間の競争激化によって、難しい事業環境が予想されるが、TVサイズ大型化及び高解像度のトレンドは続くと展望していることを明らかにした。UHD TV、大型などの高付加価値製品との差別化製品を通して競争力を強化し、収益性を高める計画である。

サムスン電子の第3四半期の携帯電話販売量は8900万台、タブレットは650万台を記録した。第4四半期に、携帯電話の販売台数は、前四半期の水準を維持してタブレットの販売台数は増加すると予想した。LCD TVの販売台数は、1100万台を記録し、第4四半期には50%程度の成長が予想されると明らかにした。

LG電子、第3四半期のOLED TV販売量2倍アップ

LG電子は、27日行われた第3四半期実績カンファレンスコールでOLED TV販売量が昨年より2倍以上増加し、現在、OLED TVが全体TVの売上高で10%以上を占めていると明らかにした。第4四半期の販売量も第3四半期対比2倍以上増加すると予想していることを明らかにした。

サムスン電子のQD( Quantum Dot)TVの対応戦略については、OLED TVで価格競争をするつもりはなく、徹底的にプレミアム戦略を続け、最高のTVはOLED TVであるという認識を強化すると強調した。実際、2000ドル、3000ドル以上の市場でOLEDが占める市場規模が急激に増えていると説明した。

TV事業を担当するHE事業本部は、第3四半期に四半期史上最大規模の営業利益(3815億ウォン)と、最高レベルの営業利益率(9.2%)を達成した。売上高は4兆1415億ウォンで、前四半期(4兆1572億ウォン)と大きな変動はなかった。  LG電子は、第4四半期に本格的なシーズン入り、TV需要の増加が予想されるし、特に、OLED TV及びUHD TVのようなプレミアム製品の需要が先進市場を中心に前四半期対比さらに拡大されることと見込んだ。パネル価格の上昇、マーケティング費用の拡大などの影響で、収益性は前四半期対比減少すると予想されるが、OLED TV及びUHD TVなど大型プレミアム製品のシーズン需要に成功的に対応していくと明らかにした。

一方、ユービー産業リサーチによると、プレミアムTV市場でOLED TVは2016年16.7%から2020年に68.1%の市場を形成しながら、高速成長することと見込んだ。

LGディスプレイ、OLED投資比重、今年50%から来年70%にアップ

LGディスプレイは、26日第3四半期経営実績カンファレンスコールを開催し、今年、OLED関連の投資比重は50%であり、来年には少なくとも70%まで投資額を拡大すると明らかにした。

中小型モバイルディスプレイ市場は、LCDからPOLEDへの転換が加速化すると予想されるし、来年、上半期6世代E5ラインの量産安定性と技術競争力の確保など、ビジネス協力を強化し、OLED拡大基盤の構築元年とすると強調した。来年からは中小型OLED事業に注力することにしたのだ。  POLED生産ラインの生産計画と未来戦略も明らかにした。欧米E5-1ラインとE5-2ラインは、それぞれ月7500枚規模の生産ラインに既存のLTPS設備を転換し、POLED投資を進めている。また、坡州E6ラインも月1万5000枚規模で投資を進行中である。2018年下半期には量産できると明らかにした。

OLED TV市場は、収率及びプロセス改善、生産性向上などによるコスト削減のための努力を継続することを明らかにした。来年上半期第8世代2万5000枚キャパを成功的に量産し、顧客の多変化を通して強固なOLED TV市場を構築することを明らかにした。今年、全体TVパネルのうち、OLEDの売上比重は10%であり、OLED TVパネルのうち、55インチの量産比重は70%だったし、来年には65インチの比重がもう少し増加することが予想されると伝えた。  大型LCDでは、大型化、高解像度の領域で高い市場成長を期待すると言った。中国の追撃が激しくなっているが、OLEDなどハイエンドLCDに集中すれば、2〜3年の間に十分に収益性を確保できると強調した。

OLEDのビジネスを次世代事業として挙げた最大の理由は、従来のTV・モニター用IT機器以外に、自動車、コマーシャル用などに拡張できるし、自動車の場合、複数の会社と協業を進めていて、最近の話題であるVRまたはプラスチックOLED製品の採用に対し複数の会社が関心を示していると明らかにした。  コマーシャル用の場合、パブリックサイネージのほか、医療用、放送用など、様々な分野で実質的に顧客と開発協業を進めているし、OLED照明事業も、複数のアプリケーションを一箇所に集めて、近いうちに方向性を持って進める予定だと加えた。

LGディスプレイは、大型LCDパネルの価格上昇と全製品郡において拡大されている大面積トレンドによって、第3四半期の売上高6兆7238億ウォン、営業利益3232億ウォンを達成しながら、18四半期連続で、営業利益の黒字行進を続けた。売上高は、前四半期(5兆8551億ウォン)に比べて15%上昇した。そして、営業利益は、平均取引価格(ASP)が上昇して、UHD、IPSなど高付加価値製品の比重増加に支えられ、前四半期(444億ウォン)に比べて634%急増した。

一方、ユービー産業リサーチによると、LGディスプレイの50インチ以上の大面積OLEDパネルは2016年には90万台、来年には150万台が出荷されると予想した。

様々なスタイリングとデザインが可能なOLEDが車載用照明に最適

最近、スマート・カー(smart-car)、コネクティッド・カー(connected-car)など、自動車産業が発展するとともに、各自動車メーカーたちは自社ブランドだけのユニークなデザインと様々な機能を実現するために、LEDとOLEDなど、様々な照明の適用を拡大している。これに対して、韓国光技術院のジュ・ジェヨンセンター長は「自動車用照明は収益性が期待される事業だが、自動車産業の特性上、進入障壁が高く、後発走者として追撃することが容易ではない。最終的には購買欲求を刺激することができるかが重要である」と、現状況について言及した。また、LEDが従来のハロゲンとHIDに比べて、もっと人気を集めることができた理由は、デザインに強みを持ったためだと言いながら、LED照明の成功要因の一つとして「styling possibilities」を挙げた。

そして、「2013年を起点として、自動車用ランプ市場は、外装が内装市場を追い越したし、2014年から2019年まで年平均11.6%の成長をし、2019年には3.1B USBの市場になるだろう。」と予測しながら、特に「外装市場は毎年15%以上成長するだろうし、DRL(Daytime running lamp)とヘッドランプ(Head lamp)成長率が高く、市場をリードしている。」と言った。

また、ジュ・ジェヨンセンター長は「OLEDが市場に進入するためには、LEDを単純に代替することではなく、新しいデザインで購買欲求を刺激しなければならない。」と言及しながら、「トヨタ(Toyota)のfun-VIIコンセプトカー、または、2013年に公開されたクライスラー(Crysler)の照明のように、感性を刺激するユニークなデザインであれば可能性がある。」と言った。

ToyotaのFun-VII コンセプトカー、出典:トヨタ公式ホームページ

ToyotaのFun-VII コンセプトカー、出典:トヨタ公式ホームページ

 

Chryslerで公開したfloating island bezel、出典:www.metrododgedeals.com

Chryslerで公開したfloating island bezel、出典:www.metrododgedeals.com

このように、OLEDは、薄くて軽く、曲げることができる特性を持っていて、自由なデザインが可能であるという長所があり、車載用照明だけでなく、室内照明など次世代の光源として多くの関心を集めている。ユービー産業リサーチで2016年8月に発刊された2016 OLED lighting annual reportによると、OLED照明は環境に優しく、高いエネルギー効率を持つ照明であり、輝度や寿命などの特性が、R&Dレベルでは、LEDと同等の性能を見せていることが知られているので、各車両メーカーたちが要求する輝度だけ満たすことができたら、車載用ディスプレイとして十分な競争力を持つことと思われる。

自動車用ディスプレイ、OLEDの新たな収益源となることが期待

最近、グローバル自動車用ディスプレイ市場は、毎年、約10%台の安定的な成長を続けており、これにより、LGディスプレイとサムスンディスプレイが新しいアプリケーションとして注目し投資を惜しまない。これに対して、ヤン・ソンジンLG経済研究院の責任研究員は、企業たちの自動車用ディスプレイへの進入理由は、新たな収益創出効果が期待されるためだと明らかにした。

ヤン・ソンジン責任研究員は、「自動車用ディスプレイ市場は、ディスプレイ全体市場の10%の規模で、自動車全体のコストの2%水準であるが、スマート・カー(smart-car)とコネクティッド・カー(connected-car)の開発など、自動車産業は着実に発展している。これに対し、ディスプレイ市場はますます萎縮しているし、パネル価格もだんだん下落しているため、生存に直結する問題となっている実情である。」と言った。これに対する代案の一つとして、自動車用ディスプレイ市場を言及しながら、「参加企業が少なく徹底的にカスタマイズすることが必要な自動車用ディスプレイパネルの平均価格がモバイルフォーンやタブレットPC に比べて2〜3倍高いためである。」と、その理由を明らかにした。

自動車用ディスプレイ市場は、台湾の2015年売上高の基準でInnoluxとAUO、CPT、日本のJapan display、Sharpが市場全体の約70%を掌握しており、国内では唯一のLGディスプレイが10%のシェアを記録したし、後発走者であるサムスンディスプレイは順位圏進入に失敗した。しかし、LGディスプレイは、自動車用ディスプレイを育成事業の一つとして指定しフレキシブルPOLEDを持って市場に進入するという計画を明らかにしたし、サムスンディスプレイも中小型OLED技術力を基に、自動車用ディスプレイの差別化戦略を展開する方針を立てたので、シェアもますます上昇する見込みである。

LGディスプレイFlexible Automotive Display、SID2015

LGディスプレイFlexible Automotive Display、SID2015

現在、沈滞しつつあるディスプレイ市場で高収益を得るためには、結局、自動車用ディスプレイ市場にも集中しなければならないと思われるし、OLEDパネルが自動車用ディスプレイの厳しい要求条件を満たすことができたら、モバイルとタブレットPC市場を越えて新たな収益源をつくる機会になるものと予想される。